お金を整える。年初の夫婦マネー会議で、家計の「今」を見える化。
先日、船員の夫が4ヶ月の乗船勤務を終えて帰ってきました。ここから約1ヶ月の休暇がスタートします。
休暇初日はたいてい乗船中のグチを聞くことから。それが落ち着くと、自然とお金の話に移行するのが最近の定番の流れ。
今回は年初のタイミングだったこともあり、「昨年の家計のまとめ+今年の見通しをたてる」ことに。
数字が得意なわけではないけれど、このタイミングでお金まわりを整えておくと、
・やみくもに不安になることがない。
・今年の努力ポイントが明確になって、家計管理のやる気がアップする。
・大物にも気持ちよくお金を使える。
など、いろいろなメリットが。
さらに、マネー会議を通して、夫婦でお金の共通認識をもてるのが良いところ。日々の買い物から旅行まで、さまざまな意思決定がスムーズにできるようになり、お金関連のストレスがグッと減りました。
日々の家計管理はわたし。資産全体やライフプランなど、もっと大きな部分は夫がメインで担当しています。
ちなみに、夫は浪費家ではなかったものの、お金まわりにさほど興味もなく、結婚当初は全ての資産を普通預金に入れていたほど。そこからとにかくコツコツお金の話をし続けて、10年かけてやっと今のやり方に落ち着いてきました。
まだまだ試行錯誤中ではありますが、わたしたちのマネー会議はこんな流れです。
① キャッシュフロー表で、今の家計が健全かをチェック。
日々の支出は、その時々で気になったアイテムを試しながら管理しています。今は、『袋分家計簿』アプリ👇で記録中。シンプル操作で「どの費目であといくら使えるか」が可視化できて便利です。
ここに記録していった支出をまとめて、『家計のキャッシュフロー表』👇に入力するのが一年のまとめ作業。
今の家計で将来赤字にならないか、夢や目標が叶えられるかが分かる、ありがたくもあり、直視するのには勇気も必要なこのツール。
月単位の振り返りだけでは気づけない、より長いスパンでの家計の動きを見るのに重宝しています。年ごとにライフプランの変更点を反映し、今にフィットする内容にアップデート。
そうすることで、「お金がない!」と根拠のない不安にかられることが減り、「この年に○円必要だから、前もって積み立てておこう」、「△銀行の預金をあてよう」など、具体策を考えられるようになりました。
2022年の診断結果は、おおむね順調で一安心。でも、2021年と比較すると、光熱費が大幅にアップしていました。使用量はほぼ同じなのに、電気・ガス料金が年間で約70,000円増…。さらに、物価の上昇もじわじわ効いている印象。
特にダメージの大きかった光熱費は、節電を改めて意識するように。家電を節電モードで運転したり、使用時間を短くしたりと、使い方を見直しているところです。
自分で工夫できるところ以外では、1月使用分から始まる政府の負担軽減策にちょっぴり期待。標準的な家庭では、8月使用分まで電気代が月2,800円、都市ガス代が900円安くなるそうです(出典: 日本経済新聞12/27付記事)。
② 今年の特別支出予定をチェック。
昨年のまとめを終えたら、次は今年のお金にフォーカス。日々の家計管理でやっかいなのが、イベントごとにかかる費用=特別支出ではありませんか?
食費などとは動くお金のケタが違うので、わたしは「特別費」として一括管理しています👇。
このリストに記載したものの費用は、まとめて別口座で管理(ここ数年の平均額を参考に、前年に積み立てて用意しています)。
さらにここで、旅行や家電の買い替えなど、リスト外の大物も合わせて検討。今年は、丸5年使ったスマホの買い替え×2台分=予算約150,000円、家族旅行=予算検討中…をリストアップ。
特別費を別枠で管理することで、日々の家計が乱れることが減り、まとまったお金も慌てずに用意できるようになりました。
旅行や家電も前もって予算を確保しておけば、下調べをする余裕ができて、お金を気持ちよく使えるのも◎。いざ使うタイミングで夫婦間でもめる…なんてことも起こりにくい(笑)。
お金まわりのテクニックはネット上にたくさん落ちていて、どれもやらないと損!という気持ちになりがち。そこで、わたしは情報源を日経新聞に限定して、電子版の家計トピックをチェックしています。情報源として信頼できるし、チェック対象を限定することで、しっかり読み込めている実感も。
その日経のマネー関連コラムで印象的だったのが、「自分と家族はどんな状態を幸せと感じるのかを軸に、お金のウェルビーングを目指そう」というもの(出典: 日経1/2付『Life is Money』)。
わが家の場合、日々の暮らしはなるべくコンパクトに、でも家族が幸せを感じるもの=家族みんなで楽しめる体験には、まとまったお金を気持ちよく使える。そんな家計管理を目指したいです。
年初のマネー会議で家計の「今」が見える化できたので、あとは実践あるのみ。信頼できる情報をインプットしながら、物価高に負けずスマートに乗り切りたい…!
★見出し画像は、めでたいこさんの作品をお借りしました。ありがとうございます。
・家計管理に関する過去記事はこちら。合わせてお読みいただけると嬉しいです。