【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年7月28日(水)時点 ※毎週水・日曜更新
《サマリ》
目先はネガティブな材料が多い印象。
また本日未明にFOMC2日目が終了し、
政策金利発表や議長記者会見が
予定されています。
少なくとも本日(7/28)午前中までは、
リスクオフの動きが続く可能性があります。
FOMC議事は、基本的には無風通過と踏んで
いますが、テーパリング匂わせの場合は
ネガティブサプライズとなります。
目先は、米国市場がグイグイ伸ばして
いますが、一部の値嵩株が主導している状況は
バブル終盤の可能性を示唆しています。
向こう数ヶ月のスパンで更に上げる可能性も
ありますが、突如ナイアガラとなる可能性を
常に頭の片隅に入れておくべき局面です。
テクニカル的には、200日MA(白色実線)に
ブレイクワンタッチした形になっています。
先週末よりも弱い印象となっており、
下降チャネル下辺を目指す可能性が高まった
といえます。
当面は、日足下降チャネルのレンジ内で
上下動を繰り返しながら高値を切り下げていく
展開を引き続き予想します。
《テクニカルベースのシナリオ》
①日足レベルでの直近安値にチャレンジ後、反発(40%)
②日足下降チャネル(黄色破線)下辺まで下落後反発(40%)
③下降チャネル下辺も下回り、日足レベルでの下落トレンド継続(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値
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↓ 以下、詳細な分析 ↓
《ファンダメンタルズ》
・目先はネガティブな材料が多い印象。
・また本日未明にFOMC2日目が終了し、政策金利発表や議長記者会見が予定されている。少なくとも午前中まではリスクオフの動きが続く可能性がある。
・FOMC議事は、基本的には無風通過と踏んでいるが、テーパリング匂わせの場合はネガティブサプライズとなる。
・テーパリング開始に言及がなされるタイミングの本命は8月下旬のジャクソンホールと言われているので、8月中下旬まではもみ合いorジリ下げモードが続く可能性が高いと思料。
・目先は、米国市場がグイグイ伸ばしているが、一部の値嵩株が主導している状況はバブル終盤の可能性を示唆している。向こう数ヶ月のスパンで更に上げる可能性もあるが、突如ナイアガラとなる可能性を常に頭の片隅に入れておくべき。
・また中長期的には、中国政府による幅広い分野の民間企業に対する規制強化の流れは、中国資本市場の縮小リスクを高めていく可能性が高く、ある程度の世界市場への影響を想定する必要がある。
■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ ※赤字はアップデート項目
■経済指標スケジュール
7/28 (水)
27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)
7/29 (木)
21:30 米国 4-6月期 四半期実質GDP(速報値)
7/30 (金)
17:00 ドイツ 4-6月期 GDP(速報値)
18:00 欧州 7月 消費者物価指数(HICP)(速報値)、域内GDP(速報値)
21:30 米国 6月 個人消費支出(PCE)
8/2 (月)
23:00 米国 ISM製造業景況指数
8/3 (火)
13:30 豪中央銀行 政策金利発表
8/4 (水)
21:15 米国 ADP雇用統計
23:00 米国 ISM非製造業景況指数(総合)
8/5 (木)
20:00 英中央銀行 金利発表、資産買取プログラム規模
8/6 (金)
21:30 米国 非農業部門雇用者数変化、失業率
情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)
《テクニカル》
・200日MA(白色実線)にブレイクワンタッチした形になっている。
・先週末よりも弱い印象となり、下降チャネル下辺を目指す可能性が高まったといえる。
・当面は、日足下降チャネルのレンジ内で上下動を繰り返しながら高値を切り下げていく展開を引き続き予想。
・米国株がバブっているため、ファンダメンタルズ次第(主にテーパリング関連)では年内に10%を超える暴落が発生する可能性も頭の片隅に入れておく。(個人的には、暴落後上昇転換を予想。)
■月足
弱い(更新なし)
・先週の大幅下げにより7月足が大きめ陰線となり急角度のトレンドラインを割り込んだ
・陰線確定したら、月単位の期間の価格調整となる可能性あり。
・逆に盛り返してピンバーまたは陽線となったら中立スタンスに復帰。
■週足
中立 or 弱い(更新なし)
・4連続陰線となっており、どちらかというと弱い印象。
・一方で長い下ヒゲの足も多く出ており、底堅さを示唆。
・とはいうものの、下値チャレンジの回数がさすがに多い気がする。。
・3/16週以降の上昇波にあてはめたフィボナッチの23.6%を下抜けたら、38.2%~50%あたりまでの調整となってもおかしくない。
■日足
弱い
・200日MA(白色実線)にブレイクワンタッチした形になっている。
・先週末よりも弱い印象となり、下降チャネル下辺を目指す可能性が高まったといえる。
・当面は、日足下降チャネルのレンジ内で上下動を繰り返しながら高値を切り下げていく展開を引き続き予想。
・ただしFOMC等の何かしらの材料により急上昇したり、下げ切らず横ばいで推移する可能性も十分あり得る。
・特定の方向への過度な思い入れはNG。
《コータローのトレード戦略》
7/27 16時半に、い時間足の三角保ち合いの下ブレイクを確認しショートを建てました。
一応下がってくれてはいますが、ちょっと大きめの逆行があり、また一晩明けたら大きな下ヒゲを出しており素直に下がってくれない印象。
基本的には、大きく上げ始めない限りは、シナリオ②を想定しホールドです。
ただし、あまり派手に下げるイメージは持っていないため、早めに利食ってしまう可能性あります。
建値まで戻ってきてしまった場合は、逆指値で自動決済です。
しかしながら、先週まではいったんトレンドが反転したら、1000円以上きれいに動いてくれる展開が続きましたが、今週は一転してやや変則的に動く相場という印象ですね。
こういうときは、ブレイク系やトレンドフォロー系の手法のパフォーマンスが下がりやすくなります。
また、エントリー後に逆行しやすくなる傾向もでてくるので、ストレスが大きめのトレードになりやすいです。
こうした状況では特に、トレードはルール通り機械的に実行すべきですが、明確かつ確度が高いと感じるエントリーポイントに集中し、エントリー回数を意識的に絞り込むことで、ドローダウンリスクやトレードに伴うストレスの軽減を図ることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。
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