【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年9月12日(日)時点 ※毎週水・日曜更新
この記事を開いていただきありがとうございます!
日経225先物トレーダーのコータローです。
この記事では、日経225先物のファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を解説します。
また、上記の分析結果を落とし込んだ日経225先物の相場動向シナリオと、コータロー自身のトレード戦略の考え方も解説します。
皆さんがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。
《サマリ》
ファンダメンタルズは、
短期は【中立】、
中期は【やや好材料優勢】、
長期は【悪材料優勢】
と評価します。
海外主要指数のテクニカルは、
米国株を中心に、週末にかけて急速に
弱い形になりました。
全体的に恐怖感が出てきているように
見えます。
来週火曜には米国CPIの発表があり、
強い内容であれば、早期テーパリングが
意識される展開となる可能性があります。
テクニカル的は、
月足、週足は引き続き【強気】、
日足は【強気 OR 中立】に修正。
8月末からの上昇波動は崩れておらず、
非常に強い形です。
ただし、前週末に大き目陰線がでたことで、
目先はやや上値の重さを感じさせます。
水曜日にアップしたシナリオのうち、
②の横ばいパターンで進捗。
更なる上昇を目指すためには、
価格か時間の調整をはさむ必要があります。
現在の高値圏(黄色網掛け部分)の
上限付近で安値を切り上げながら揉み合って
注文を貯めこみ、
何かしらのファンダメンタルズを伴って
ショートカバーを踏みあげながら
一気に直近最高値を突破する、
というのが理想的な流れと考えます。
《テクニカルベースのシナリオ》
①短い調整ののち再度強く上昇し、高値圏を短期で突破(30%)
②高値圏上辺付近でもみ合う(50%)
③下降転換し、日足トレンドライン下抜けするまで大きく下落(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値
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↓ 以下、詳細な分析 ↓
《ファンダメンタルズ》
・短期は中立、中期は中立またはやや好材料優勢、長期は悪材料優勢とする。
・海外主要指数のテクニカルは、米国株を中心に、週末にかけて急速に弱い形になった。全体的に恐怖感が出てきているように見える。
・日本市場については、菅首相の総裁選不出馬宣言に伴うポジティブサプライズでの総裁選相場は一旦踊り場へ。各候補の経済政策内容と当選可能性が変数となる不透明感が出てきており、このネタでもう一段高するためには、新総裁候補の経済政策への安心感が必要か。
・来週火曜には米国CPIの発表があり、強い内容であれば、早期テーパリング開始が意識される展開となる可能性がある。
■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ ※赤字はアップデート項目
■経済指標スケジュール
9/14 (火)
21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPI)
9/16 (木)
21:30 米国 8月 小売売上高
9/17 (金)
18:00 欧州 8月 消費者物価指数(HICP)
9/22 (水)
27:00 米国 FOMC、終了後政策金利発表
9/24 (金)
23:00 米国 8月 新築住宅販売件数
9/30 (木)
15:00 英国 4-6月期 四半期GDP
21:30 米国 4-6月期 四半期実質GDP
10/1 (金)
08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
18:00 欧州 9月 消費者物価指数
21:30 米国 8月 個人消費支出(PCE)
23:00 米国 9月 ISM製造業景況指数
23:00 米国 9月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
10/5 (火)
23:00 米国 9月 ISM非製造業景況指数(総合)
10/6 (水)
21:15 米国 9月 ADP雇用統計 [前月比]
10/8 (金)
21:30 米国 9月 非農業部門雇用者数変化 [前月比]
21:30 米国 9月 失業率
情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)
《テクニカル》
・月足、週足は引き続き【強気】、日足は【強気 OR 中立】に修正。
・8月末からの上昇波動は崩れておらず、非常に強い形。
・ただし前週末に大き目陰線がでたことで、目先はやや上値の重さを感じさせる。
・水曜日にアップしたシナリオのうち、②の横ばいパターンで進捗している。
・短期間で一気に3500円も上昇したため、新規のロングが尽きている頃合いと思われる。
・更なる上昇を目指すためには、価格か時間の調整をはさむ必要がある。
・現在の高値圏(黄色網掛け部分)の上限付近で安値を切り上げながら揉み合って注文を貯めこみ、何かしらのファンダメンタルズを伴ってショートカバーを踏みあげながら一気に直近最高値を突破する、というのが理想的な流れと考える。
・ただし、景気敏感株中心の日本株が、米国株ほどの高いPERを付けられるとは思えない。
・現段階では、史上最高値からの下落のネックライン(33350円)前後が上昇の上限とみている。
■月足
強い(変更なし)
・直近での大幅な上昇により大陽線が出現。
・直近上昇波に対するフィボナッチ23.6%ラインまでの調整からの再上昇の形。
・このままの勢いで直近最高値をブレイクしたら、更に上が見えてくる。
・ただし9月はまだ始まったばかりであり、また「菅首相の総裁選不出馬」というニュース一本で上がっている形なので、上昇への過度な期待はまだできない。
■週足
強い(変更なし)
・直近の下降トレンドラインを強くブレイクした。
・出来高を伴って強く上昇しているため、少なくとも一方的に売られる展開に逆転することは考えにくい。
■日足
強い OR 中立
・8月末からの上昇波動は崩れておらず、非常に強い形。
・ただし前週末に大き目陰線がでたことで、目先はやや上値の重さを感じさせる。
・水曜日にアップしたシナリオのうち、②の横ばいパターンで進捗している。
・短期間で一気に3500円も上昇したため、新規のロングが尽きている頃合いと思われる。
・更なる上昇を目指すためには、価格か時間の調整をはさんむ必要がある。
・現在の高値圏(黄色網掛け部分)の上限付近で安値を切り上げながら揉み合って注文を貯めこみ、何かしらのファンダメンタルズを伴ってショートカバーを踏みあげながら一気に直近最高値を突破する、というのが理想的な流れと考える。
《コータローのトレード戦略》
9/10 11時半過ぎに、1時間足の三角保ち合いからの上ブレイクを確認したためロングしました。
強い上昇が出てくれて+50円、+120円と2回利食いできました。
そのまま強い上昇を続けてくれるのを期待したのですが、23時前後で利食い目安の超短期トレンドラインを下ブレイクし、さらに大きめ陰線が出てしまったので残りの玉もエグジットしました。
※”○”:エントリーポイント、”×”最終玉のエグジットポイント
大した利益にはなりませんでしたが、ルール通りトレードできたので満足することにします。
こういう、「正しい行動、ルール通りの行動ができたことに対して感じる満足感・快感」というものが、トレーダーとしての成長にとってとても大事です。
総裁選期待感に伴う相場は一区切りした感触です。
週明けは横ばいの展開を予想しています。
チャート的を見ると右上がりのフラッグかウェッジのような形に見えます。
目先は上下しつつ、中期的にはもう一段高を感じさせる形です。
直近高値圏の上辺で揉み合ったのちに上に突破、というのが理想的なかたちかもしれません。
目下は、4時間足でのトリプルボトムとなる展開を警戒しつつ、トレードできそうなシグナル(トライアングルなど)が現れるのを待ちたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。
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