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【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年7月25日(日)時点 ※毎週水・日曜更新

《サマリ》

ECBからはハト派的な声明が続いています。
ECBのインフレ目標が2%弱から2%に
引き上げられた上、「継続的に目標達成
するまで金利引き上げしない」
とガイダンスが引き上げられました。

一方、米国市場を筆頭に
下げた分の取り戻しが進んでいるものの、
天井が近いという懸念は根強い雰囲気です。

FRBによるテーパリングをめぐる
疑心暗鬼も継続しており、
各種のイベントや当局者による声明に対して
一喜一憂する展開は当面続きそうです。

また以前から「十分織り込まれていないと
思われる情報」には入れておりましたが、
米国債務上限問題がニュースに
出てくるようになりました。

民主党と共和党による政局の材料と
なるのは間違いなく、リスクオフの理由に
されそうなので要警戒です。

テクニカル的には、
 大きなうねりを描きながら日足レベルで
下降チャネルを形成中。

直近で一旦200日MAを下回ったものの、
すぐに底入れし上昇転換している形。

ごく短期の時間軸では上目線。
中期では、高値を切り下げながら
何度も下値チャレンジしていると
みることもできるため下目線。

米国株がバブっているため、
ファンダメンタルズ次第では年内に
10%を超える暴落が発生する可能性も
頭の片隅に入れておきます。

個人的には、
暴落後に米国・欧州は上昇転換、
日本は遅れて上昇と予想します。
ただ日本の悲観シナリオとしては、選挙結果
によっては長期下降トレンド入りもありえると
考えます。


《テクニカルベースのシナリオ》

①下降チャネル上辺まで上昇、チャネル上辺ではね返され下降トレンド継続(60%)
②チャネル上辺まで到達せず下落転換(25%)
③強い上昇を続け、チャネル上辺をブレイク(15%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値

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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓


《ファンダメンタルズ》

・ECBからハト派的なメッセージが続いている。ECBのインフレ目標が2%弱から2%に引き上げられた上、「継続的に目標達成するまで金利引き上げしない」とガイダンスが引き上げられた。
・一方、米国市場を筆頭に下げた分の取り戻しが進んでいるものの、天井が近いという懸念は根強い。
・FRBによるテーパリングをめぐる疑心暗鬼も継続しており、各種のイベントや当局者による声明に対して一喜一憂する展開は当面続きそう。
・米国短期債の利回りは直近で一段高の水準を維持しており、利上げを少しずつ折り込み始めている可能性がある。
・バブル相場は弾けるまで上がるものであり、短期的にはまだ上を目指す可能性が高いと考えるが、中期的にどこかのタイミングで、米国主導での大きな下げ局面が到来すると予想する。

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■経済指標スケジュール

7/26 (月)
23:00 米国 6月 新築住宅販売件数

7/28 (水)
27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)

7/29 (木)
21:30 米国 4-6月期 四半期実質GDP(速報値)

7/30 (金)
17:00 ドイツ 4-6月期 GDP(速報値)
18:00 欧州 7月 消費者物価指数(HICP)(速報値)、域内GDP(速報値)
21:30 米国 6月 個人消費支出(PCE)

8/2 (月)
23:00 米国 ISM製造業景況指数

8/3 (火)
13:30  豪中央銀行 政策金利発表

8/4 (水)
21:15 米国 ADP雇用統計
23:00 米国 ISM非製造業景況指数(総合)

8/5 (木)
20:00 英中央銀行 金利発表、資産買取プログラム規模

8/6 (金)
21:30 米国 非農業部門雇用者数変化、失業率



情報出所

・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)

・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)

・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル》

・大きなうねりを描きながら日足レベルで下降チャネルを形成中。
・直近で一旦200日MAを下回ったものの、すぐに底入れし上昇転換している形。
・ごく短期的には、それなりに底堅い動きと言える。おそらく先週の安値がボトムとなると思われる。
・しかしながら、2月以降は、高値を切り下げながら何度も下値チャレンジしているとみることもできる。中期スパンでは下目線は継続。
・当面は、日足下降チャネルのレンジ内で上下動を繰り返しながら高値を切り下げていく展開を予想。
・米国株がバブっているため、ファンダメンタルズ次第(主にテーパリング関連)では年内に10%を超える暴落が発生する可能性も頭の片隅に入れておく。(個人的には、暴落後上昇転換を予想。)


■月足

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弱い(更新なし)
・先週の大幅下げにより7月足が大きめ陰線となり急角度のトレンドラインを割り込んだ
・陰線確定したら、月単位の期間の価格調整となる可能性あり。
・逆に盛り返してピンバーまたは陽線となったら中立スタンスに復帰。



■週足

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中立 or 弱い(更新なし)
・4連続陰線となっており、どちらかというと弱い印象。
・一方で長い下ヒゲの足も多く出ており、底堅さを示唆。
・とはいうものの、下値チャレンジの回数がさすがに多い気がする。。
・3/16週以降の上昇波にあてはめたフィボナッチの23.6%を下抜けたら、38.2%~50%あたりまでの調整となってもおかしくない。



■日足

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弱い or 中立
・200日MAを一旦下回ったものの、7/26日足で上側に復帰。週明け200日MAを下回らずに確定できたら、短期的にはボトムが出る可能性が高くなる。
・直近安値圏でサポートされていること、日足フィボナッチ50%ライン手前まで調整していることも支援材料。
・ボトムを出すことができれば、下降チャネルの上辺を目指す展開となる。
・一方週明け以降に再度200日MAを下回ったら、かなり印象が悪くなる。その場合は、強い下降トレンドが継続となり、下降チャネル下辺や日足フィボナッチ61.8%ラインなどを目指すことになる。


《コータローのトレード戦略》

 先週は、200日MAを下にブレイクしてからの戻り売りと、1時間足での三角保ち合い上ブレイクを確認してのロングというトレードでした。
 思惑がよくはまってくれ、非常に良いトレードができた週でした。
 200日MAへのブレイクワンタッチから下落は面白そうという旨は、Twitterでも実況していましたね。
 ロングの方は、連休が気になりその日のうちに利食いしたくなったものの、米国市場のモメンタムの強さをみて、思い切ってオーバーウィークしました。結果的には良い判断となりました。

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◯印:売りエントリー
青色×印:売りエグジット
オレンジ色◯印:買いエントリーポイント

 週明けは、米国株がかなり上げてきており、CFD日経先物も木金で上げているのでそれなりのギャップアップが期待できそうです。
 寄付から大きく下げなければ、ロングの建玉はホールドしようと思います。
 「テクニカルシナリオ」の①をメインシナリオとしているので、上値の目標は日足下降チャネル上辺、または4時間足200MAとします。
 逆に寄付から大きく下げてきた場合は、シナリオ②の可能性を疑います。この場合は、最悪チャネル下辺まで下げる可能性があるため、早めに利食いし終日様子見とします。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。

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