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【日経225先物】マーケット分析とトレード戦略|2021年5月30日(日)時点 ※毎週水・日曜更新

サマリについて、スマホでも読みやすいよう改行入れてみました。

《サマリ》

米欧を中心として、
好材料が増えてきている印象です。
日本についても、
ワクチン接種の進捗は好材料。

一方で、緊急事態宣言の延長に伴う
GDP成長率の下押し、
これによる2期連続マイナス懸念が
台頭しており、
好悪材料が入り乱れる展開は続きそう。

週明けは、雇用統計をはじめとした
重要経済指標の発表があります。
週後半には、一転してリスクオフの展開
となる可能性もあるため要注意。

テクニカル的には、
先週末の大幅上昇により、
上に向けた流れが出てきました。

日足三角保ち合いの下ブレイクを否定し、
保ち合いレンジ内に大陽線で復帰
したのは強い形。

日足三角保ち合い下辺を割り込まなければ
強い形は崩れないので、
基本は上目線での対応でよいでしょう。

ただし、
イベント前のリスクオフによる
利確の動きは要警戒です。

いつだってそうですが、
一つの方向や戦略への過度な思い入れはNG。


《テクニカルベースのシナリオ》

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①週半ばまでにいったん価格調整を挟んでから上昇再開し、日足三角保ち合い上限を目指す(50%)

②強く上昇し続け、日足三角保ち合いを短期間で上ブレイク(30%)

③下降転換(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値

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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓


《ファンダメンタルズ》

・米欧株は引き続き堅調。
・長期国債利回りが落ち着いたことで、ワクチン進捗や経済成長などの好材料に素直に反応することが増えてきている。
・当面、各種経済指標の改善/悪化の情報等を材料視する緩和継続期待や、テーパリング懸念やインフレ懸念による喜一憂相場が続く可能性が高いという見方は継続。
・インフレが一過性ということは、市場への織り込みが進んでいる印象。今後の論点は「いつテーパリングに着手するか?」に移っており、そのトリガーとして雇用統計が注目される。
・日本については、ワクチン摂取率の進捗が好材料視されるようになってきている模様。
・一方で、緊急事態宣言の延長に伴うGDP成長率の下押しによる2期連続マイナス懸念が台頭しており、好悪材料が入り乱れる展開は続きそう。


■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■経済指標スケジュール

6/1 (火)
18:00 欧州 消費者物価指数、失業率
23:00 米国 ISM製造業景況指数

6/3 (木)
21:15 米国 ADP雇用統計
23:00 米国 ISM非製造業景況指数

6/4 (金)
21:30 米国 非農業部門雇用者数、失業率

6/8 (火)
08:50 日本 四半期GDP
18:00 欧州 四半期GDP

6/10 (木)
20:45 欧州 ECB政策金利
21:30 米国 消費者物価指数(CPI)

6/11 (金)
15:00 英国 月次GDP

6/15 (火)
21:30 米国 小売売上高

情報出所

・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)

・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)

・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル》

・日足は強い、週~月足は中立
・先週末の大幅上昇により、ようやく上に向けた流れが出てきた。
・日足三角保ち合いの下ブレイクを否定し、保ち合いレンジ内に大陽線で復帰したのは強い形。
・週後半にファンダメンタルズのイベントがいくつかあるため、どこかのタイミングで価格調整が入る可能性があるが、日足三角保ち合い下辺を割り込まなければ強い形は崩れない。
・基本的には上目線での対応でOK。直近の強い上昇に乗れていない場合は、押し目を十分引きつけてから分割エントリーで入るのが安全。
・逆に、保ち合いレンジ内への復帰が否定された場合は非常にネガティブとなるので、一応頭の片隅に入れておく。


■月足

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中立
・30000円付近が強いレジスタンスになっている。
・時間調整が継続するか、価格調整に移行するかの瀬戸際
・先週の強い上昇によりトレンドライン割れは回避、一転して陽線になったため、先週前半までの弱い印象は消えた。
・ただし引き続き、トレンドラインor短期MAを割り込んだら、本格的な調整になる可能性があるので注意。



■週足

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中立
・先週末の上昇により弱い印象は払拭。
・今週大きな下落がなければ、5/10週の安値がボトムとして確定する見込み。
・直近上昇波動に対する調整は38.2%弱となっており、エリオット波動的には、2/15週のピークからの調整3波からの上昇という形が見込める形になってきた。



■日足

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強い
・日足三角保ち合い下抜けがダマシとなり、強い上昇で三角保ち合いレンジ内に復帰した形。
・週半ばまでに一旦調整が入るかもしれないが、日足三角保ち合いを再度下抜けしなければ、上辺までの上昇、場合によっては上ブレイクが見込める。
・ただし、ファンダメンタルズにおいては好悪材料が入り乱れている状況であるため、思わぬタイミングで悪材料が利食いの理由にされる可能性もあるため、上昇への思い入れは禁物。

【上値目処】
30720(直近最高値)
30300(直近高値圏)
29650(日足三角保ち合い上辺)



《コータローのトレード戦略》

・先週末のロング建玉のうち、2/3は分割で利食い済。
・残りのロング建玉は握りつつ、押し目買いによる建玉追加を狙っていこうと思います。
・4時間足での直近ピークに合わせて引いたフィボナッチの調整節目に合わせて分割でエントリーしていく予定。
・50%を超える調整になると日足三角保ち合い下辺を割り込んでしまうため、その場合は一旦ロスカットします。
・ただし、短期足で保ち合い下辺を割り込む場合でも、上位足では下ヒゲダマシとなる可能性もあるため、全玉ロスカットとするかどうかはモメンタム(値動き・出来高)を見ながら決めます。



最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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