【一目で分かる】音名を覚えちゃおう
基本形
基本形を一目でわかるように画像にしました。
基本形は7個しかありません。
丸暗記しちゃいましょう!
クラシックと吹奏楽の人はこれ!ドイツ語
ジャズ&ポピュラー音楽の人はこれ!英語
チェンバロや西洋古典の人はこれ!イタリア語
音大や芸大受験、学者志望の方はこれ!日本語
シャープ系フラット系の解説
基本形がマスターできたらあとはそこからの変形です。
ドイツ語
基本形は覚えましたか?
ほとんどの人はドイツ語が基本形になります。
呪文のように毎日唱えてくださいね。
ツェー デー エー エフ ゲー アー ハー
この基本形からシャープが付いたらどうなるか?
超簡単です。
isをつけてください。
Cis「ツィス」
Dis「ディス」
Eis「エイス」
Fis「フィス」
Gis「ギス」
Ais「アイス」
His「ヒス」
となります。
Bの音だけドイツではハーと読みますよね。
ハイスと読まないように注意してください。
フラット系はesを付けてください。
簡単ですね。
Ces「ツェス」
Des「デス」
Es「エス」
Fes「フェス」
Ges「ゲス」
As「アス」
B「ベー」
そうです、Bの音だけドイツ語は独特。
シャープ系だとHisになり、フラット系だとベーと読みます。
英語
英語と最も簡単です。
C♯(そのままシーシャープ)
そのまま他の音名も♯を付けるだけ。
フラットも同様です。
♭を音名に付けるだけ。
G♭(ジーフラット)です。
イタリア語
イタリア語は基本形が一般的に親しまれているのにシャープ系になったら馴染みが薄くなります。
でも簡単。
Do diesis
Re diesis
Mi diesis
Fa diesis
Sol diesis
La diesis
Si diesis
それぞれ#(diesis、ディエシス)が付きます。
フラット系も馴染みが薄い♭(bemolle、ベモーレ)が付きます。
この辺りさすがラテン譲りな印象ですね。
スペイン語に興味があればKotaro Studioのスペイン語学習講座をチェック!
日本語
日本語には嬰(エイ)という漢字を付けます。
嬰ハ
嬰二
嬰ホ
嬰ヘ
嬰ト
嬰イ
嬰ロ
フラット系は変が付きます。
特殊な例
特殊な例でいうと、ダブルシャープとダブルフラット。
異名同音(エンハーモニック)という言葉も覚えておきましょう。
音響的に周波数は同じなんだけど
楽典上違う名前になっていることを異名同音といいます。
例えば重嬰ハと二は同じ音。
演奏現場で使うものではないので
特に詳しく知っておく必要はありません。
ではそれぞれダブルシャープ
ダブルフラットを一気に見ていきましょう。
ダブルシャープ系
ドイツ語は基本形にisis(イシス)を付けます。
isを2個って覚えましょう。
いつだって英語が一番わかりやすい?
基本形にdouble sharp、ダブルシャープでOK。
イタリア語は基本形にdoppio diesis、ドッピオ・ディエシスをつけてください。
例えば / Do doppio diesis (ド・ドッピオ・ディエシス)
日本語は基本形に重嬰(じゅうえい)」を付けます。
ダブルフラット系
ドイツ語は基本形にeses(エセス)を付けます。
EとAの場合はそれぞれEses(エセス)、Ases(アセス)となります。
H(ハー)のダブルフラット
Heses(ヘセス)またはBes(ベス)でも通じます。
英語はやっぱり簡単、♭♭(double flat、ダブルフラット)でOK。
イタリア語は♭♭(doppio bemolle、ドッピオ・ベモーレ)を付けて。
例 / Do doppio bemolle ド・ドッピオ・ベモーレ
日本語は基本形に重変(じゅうへん)を付けて。
まとめと注意点
日本音名は基本的には音大や芸大入試の時くらいでしょうか。
もしくは日本版の音楽作品を購入する時に目的のクラシック音楽が間違っていないかのチェックなどそれくらいしか使い道はありません。
ただ、ト音記号とか、ヘ音記号とか、ハ音記号など他の楽典に派生して知っておく必要があるので、一応覚えておきましょう。
イタリア語はドレミファソラシドだけしか知らないミュージシャンもたくさんいます。
チェンバロなどの古楽の道に進む方はイタリア語表記もしっかり覚える必要がありますが、それでもドイツ語でやりとりすることの方が圧倒的に多いです。
ドイツ語は音楽業界では最も一般的に使われる呼び方。
ドイツ語はHの音、の変化系がはっきりしているので特定しやすく、混乱が少ないのもあります。
普段は英語でやりとりするジャズミュージシャンもギャラの話になるときだけ、ドイツ語音名でやりとりします。
詳しくはスタジオの記事を読んでみてね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?