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#今週のプレスリリースdig 2018/MAY/4th

どうも、新保紘太郎(@charytaro)です。
梅雨は髪の毛が言うことを聞かなくなります。

■株式会社ディノス・セシール
■Hotels.com
■ニュージーランド政府観光局

さて、このnoteは日々何百通も流れているプレスリリースから優れたもの・面白いものを発掘してゆるく分析してみたら勉強になるだろうな、という試みです。
現時点での僕が考える最強のプレスリリースの条件は以下です。

世間の人々の価値観をアップデートする気づきのきっかけになるようなプレスリリースが優れたプレスリリースであり、世間の認識が変わることで、クライアントの商品/サービスが価値あるものとして認識されることがプレスリリースの究極的な勝利条件

毎週続けていくうちにもっと洗練されていくと思いますが、今はこんな感じに考えています。


■株式会社ディノス・セシール

CM放映開始時から35年来の「セシールサウンドロゴは何て聴こえるか」問題がついに決着!『しもふさ君 幸せそうなのに』が1位に「篠塚君」を「しもふさ君」が押さえ、上位5位全てに「幸せそう」がランクイン

まずはコチラをお聞きください。
起業の名前や商品にメロディや効果音をつけたものをサウンドロゴと言いますが、今回はそんなサウンドロゴに関するプレスリリースです。
通販会社のセシールでは1983年から使っているサウンドロゴに関して、これまで多数の「なんて言っているの?」という問い合わせがあったらしく、35年の時を経て”なんて空耳に聞こえるか”という調査リリースにしてしまいました。
1000人への調査も力が入っているし、『タモリ倶楽部』で有名な空耳の第一人者(?)安齋肇さんにコメントをもらっているのも第三者の目線が入っていてGoodですね。


■Hotels.com

出張のご褒美に一泊ゲッツ!~Hotels.com、ダンディ坂野主演のスペシャルムービーを解禁!~

宿泊予約サイトのHotels.comのPRムービーリリースですが、何の話をしたいかというとダンディ坂野氏の昨今の活躍ぶりです。
最近すごい頻度で見るな、と思って調べてみるとメルカリ(2014年)、ロート製薬(2015年)、アイフル(2015年)、マクドナルド(2016年)、ドラクエ(2017年)、ジャイアントコーン(2018年)などなどTVCMがザックザク。
WEBムービーでもザ・モルツ(2016年)、ピュレグミ(2017年)、リセッシュ(2018年)始め、すごい数の出演歴です。
これほどまでに起用される理由としては、CM的に使い勝手が良さそうなフレーズ「ゲッツ!」と、印象的なカラースーツ、不快感のない顔立ちとかでしょうか。
今の中高生くらいだと「何者かよくわからないけどCMでメチャクチャ見るおじさん」ポジションになってるのでは…笑


■ニュージーランド政府広報局

世界地図からニュージーランドが消える!? 首相協力のもとニュージーランド政府観光局が#getNZonthemapキャンペーン開始

プレスリリース配信サイトを見ていると、様々な国の観光局がかなりの頻度でプレスリリースを打っていますが、現地のお祭り実施スケジュールや年次の渡航者数の増減報告などの実務的な内容であまり面白いものはない印象でした。
そんななか、流石の観光立国ニュージーランドのPRムービーです。
スタバやイケアが使っている(おそらく一部の)世界地図にもニュージーランドが描かれていないことを訴え、#getNZonthemapというムーブメントに繋げています。
首相のコメントも素敵です。
(余談ですが、日本地図に忘れられがちな佐渡島を書き足すことも新潟県民としてお願いしておきます。)

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相のコメント
「いくつかの世界地図上に存在しない国の首相として、皆さんにお願いです。私たちに目を向けてください。
私たちの国は太平洋のオーストラリアの東側にあって食べかけのラムチョップのように見えますが、もし皆さんのまわりの地図にニュージーランドが欠けていたらすぐに書き足してください。もしくは今まで見逃していた体験をするために是非ニュージーランドへご渡航ください。」


さて、今週はこんなところで。

Twitterでも#本日のプレスリリースdigというハッシュタグでツイートしているので、是非みなさんも一緒にプレスリリース掘りましょう。
新保紘太郎(@charytaro)でした。

#PR #パブリックリレーションズ #プレスリリース #広報 #広告 #今週のプレスリリースdig

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