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おわりが近づく青春日記〜誕生日を迎えて〜

2023/10/30
『ハッピバースデイトゥーユ~♪
 ハッピバースデイトゥーユ~♫
 ハッピバースデイディア○○~♪
 ハッピバースデイトゥーユ~♫

 誕生日おめでとう!!』

秋風感じ始めたこの日、友人の手で両目を覆われてから早数分。暗闇から解放された瞬間に目に飛び込んできたのは、大きなイチゴのショートケーキでした。2023年10月30日、キャンプをするために向かった岡山の地で、3人の友達が人生で22回目の誕生日をお祝いしてくれました。

ここまでの3年間、一度も欠かすことなく開催してくれた誕生日会も今年で最後。例年なら喜びで満ち溢れるはずの心に、今年は「哀愁」を感じました。
「大学生活、終わってほしくないなぁ」
「もっとみんなと居たいなぁ」
そんな叶わぬ願いが、ふとした瞬間に脳裏を過ります。

昨年の日記を読み返すと、
「あと1年、この仲間たちと全力で思い出を作りにいきたい」
「みんなと居れる1日1日を大切に過ごしていきたい」
そんな言葉が綴られていました。これを忘れず、心に刻み込んで過ごした1年間でした。「ほんとに楽しかったなぁ、最高の1年だったなぁ」
そんな感情を覚えると思っていたのに…。不思議なものですね。
友達との時間を大切にすればするほど、笑って過ごす時間が増えれば増えるほど「おわり」を想像したときの「悲しさ」や「寂しさ」がどんどん大きくなってしまいます。

今日だって、笑っている時間、楽しい時間を過ごすほどに、そんな感情が色濃くなっていきました。そんな気持ちを抱きながらも誕生会の「楽しい時間」はどんどん進んでいきます。

冒頭のケーキを皮切りに、次々に繰り出されるサプライズ。顔面パイ投げ、プレゼント...。
そんな「楽しい時間」の中で、一番嬉しかったのはメッセージカードをもらえたことと、友達が誕生日動画を作ってくれたことでした。
誕生日会で友達がネタでさ、しきりに「来年は俺たち、もういないんだよ?w」ってさ。
笑って聞いてはいるけども、なんか...ね...。

そうか、来年は皆んな別々の地にいるのか。毎日顔を合わせて、くだらないことで笑い合える日々ではなくなっちゃうんだよな。そんなことを思うと、余計に名残惜しく感じてしまいます。

誕生日動画の挿入歌として、「THE GIFT(平井大)」がありました。そんな曲の中にこんなフレーズがあります。

共に過ごした日々の記憶 優しい風のように
背中押した 旅立ちの季節 
忘れないよ 僕らが重ねた運命は
同じ空 同じ星の下で輝いている

THE GIFT(平井大)

忘れないよ、この想い。
忘れないよ、大学での思い出。

これ以上は、あえて書かずにいようと思います。

だって、まだおわってないから。
僕らの大学生活は、130日間残されているんだから。

改めて、誕生日会をありがとう。全部全部、本当に嬉しかった。メッセージカードとブックカバー、一生大切にするから!

一年前、友達との日々を忘れたくなくて、どこかに残しておきたいと書き始めた日記。読み返すと、8割くらいは友達との楽しい思い出が綴られています...。
そんな日記のページ数も残り僅か。
過ぎ去る時が寂しいような、訪れる未来が楽しみでもあるような。

さて、来年からは何を綴っていこうかね。

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