人生は洗濯の連続。うん、選択の連続とも言うけどさ
愛用のレザージャケットたちをクローゼットから出し、ブラシでホコリを払ってベランダで防水スプレーをかけた。シーズンインが近い。
秋のレザージャケットは二着。十二年ほど着ている茶色のライダースと去年から加わった黒のテーラード。
去年のこの時期はすでに着ていたはずなので少し遅い衣替え時期と言えるかも知れない。
とにかく革の製品がいつごろからか好きで、そのせいかこれも革のカバンが重たい。たいしたものは入っていない。財布に小銭入れ、眼鏡ケースにキーケース、ペンケース、そして漢方薬その他を入れるポーチ。しかしその重さとなるとヘビー。ソーヘビー。
何が入っているのか自分でも疑いたくなるくらい重たくなる。そのおそらく最大の原因は財布。分厚いラウンドジップの付いた重た~いお財布。
そんなわけでマイク・タイソンをもしのぐ我がカバンは重たいようである。
さて。今日こうして文章を書いているのはまたある公募に作品を出したから。ここには書いていなくてもゆっくりゆっくりとしたペースで自分で文章を書き続けている。
どうやら他人に見せるよりも一人でせっせと書いている方がどうやら性に合っているらしくて。まあむっつりなんでね。それはしょうがないよね。
これまで他で出した作品も選外と分かったら公開するかも知れないし、しないかも知れないし。そこは分かりません。
ただ書くことをはじめて長い時間が経って、初めて自分で心底納得のいくものが書けたような気がしている。
今まで書いてきたものももちろん愛着はある。それと少し違う種類の愛情にちかいものを今回の作品には感じている。
どうかいい線いってくれますようにと願うばかりだ。
さてレザージャケットに話を戻そう。先日ある動画を見ていた。レザージャケットのデザイナーの人が取材を受けている動画だ。
そのデザイナーのつくるレザージャケットはヴィンテージをモチーフに再現に近いクオリティで制作されたものだった。その中で彼はこう言った。
「ここを妥協したら愛せないんで」
細部のパーツにまつわる話の中だった。愛せないというワードがグサッとハートに刺さってしまった。
僕はある登場人物を自分の作品の中で何度も登場させている。コカドという初老の眼鏡の男性である。
彼は豊かな人生経験から鋭い、でも温かい言葉を様々な登場人物にかける名脇役なのだ。僕はそのコカドのような男性にゆくゆくなれたらいいなと思っている。
今はまだギラギラしたりメラメラしたりしながら、いつか穏やかな柔らかなでも力強いそんな愛せる自分になっていきたいなぁなんて。
お酒は飲んでませんよ、珈琲です。あしからず。
ではまた。
志紀
おはようございます、こんにちは、こんばんは。 あなたの逢坂です。 あなたのお気持ち、ありがたく頂戴いたします(#^.^#)