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4380時間かけて見つけた働く理由


「なぜ就職して働くのか。」


サッカーを辞めてから就職するまでの半年間、僕はこの問いの答えをずっと考えていました。

”生きるため”と大きな言葉で表現してしまえばそりゃそうなんだけど、ただ生きるためであればバイトで月12〜13万円稼いで友達の家に転がり込めばOKと考えているタイプなので、「生きるために就職する」という言葉はイマイチ納得できません。

「そんなこと考えてないでとっとと働けよ」ともよく言われました。
確かに仕事を始めてわかることもあるから間違いないのだけど、目的もなしにただ仕事するというのは自分の性格的に確実に無理なので、「なぜ就職して働くのか」は僕にとって整理せずにはいられない問いでした。

そんなことを考えて結局約半年もかかってしまいましたが、その結果、一つ明確に回答が出ました。
なので今回のnoteでは、この半年で出したその回答を書いていきます。


自分を好きでいたい。


2歳から続けたサッカー人生の最後の着地点は、子どもの頃に描いていた夢の姿とは大きくかけ離れて、海外の下部リーグに所属するサッカー選手の端くれでした。

本気で日本代表のユニフォームを着る姿を夢見ていた今本少年が、24歳の自分の姿を見たら、「しょうもな、お前」って言いそうです。

サッカーをしてきた歩みを振り返って、結果を出して終われたとは思ってません。


それでも、僕はサッカーを続けてきた自分自身を誇らしいと思っています。


リフティングが必要だと思えば、ひたすらリフティングをやって、
走り込みが必要だと思ったら、ひたすら走って、
逆足のキックが必要だと思ったら、自主練でずっと逆足でボールを蹴って、
筋トレが必要だと思ったら、ジムに通ってご飯にこだわって、
基礎が必要だと思ったら、ひたすらパスとトラップをやって。

いま思えば非効率な時間の使い方が多くて、努力する方向をたくさん間違えました。
だから後悔は腐るほどあります。

でも、自分の現状から目標に近づくために必要だと思ったことは全部やって、成長したい・少しでも良い状態になりたい、という気持ちを原動力に毎日を過ごす自分をリスペクトしていたし、好きでした。

だからサッカーを引退しても、また別の方法で、自分をリスペクトしていたいし、好きでいたい。

そのためには、社会のために、誰かのために、その瞬間でできる限りの力を尽くして周りに貢献していたい。
常に成長して、よりたくさんの価値を提供できる人間でいたい。

そのために、毎日いまを全力で生きていたい。

だから就職して仕事をすることにしました。


現在、仕事が始まってから約1ヶ月。まだ何にもできません。
何をするにもうまくいかないし、時間もめっちゃかかります。

でもいまの僕は仕事をする理由が明確だからこそ、どれだけストレスがかかってもブレずに進む自信があります。

そして今後はその自信を持って、行動を起こすフェーズです。

今日も明日も1年後も10年後も、どんな時でも自分を好きだと言えるように、いまを全力に生きていきます。



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