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場は人を成長させる

 おはようございます。小谷田です。

 今日は道場の奉納演武大会です。外予定でしたが生憎の雨ですので室内での奉納になります。

演武という場に向けての研鑽

 私が学んでいる合気道や剣は試合がありません。なので試合に向けて稽古するであったりとか、勝ち負けの中で何かを学ぶとかはありません。

 そうなってくると、日頃の修練をアウトプットする場としては『演武』といって技をかける人、受ける人を決めて技を披露する場がそれにあたります。

演武は機会が少ない

 大学生は合気道部として連盟に所属していたり、他大学との交流の中で年に何回か演武の場があります(それでも何回か)。

 一方合気道部以外の方門人さんは演武する場がほぼ無いです。今回も道場の周年行事の一環として演武大会が企画されての実施となります。

 そうなってくると、日頃の修練を見せる場がありませんので、その場に向けて研鑽を積む機会がなくなってしまいます。それは課題かなと思います。

演武に向けての稽古

 課題は置いておきまして、今回はそのような場が設けられたので、だいたい2ヶ月くらい前でしたかね、皆さんに告知され、申込みを受け付け、演武に向けての準備が始まりました。

 誰かに相手をしてもらわなければなりませんので、その相手探しから始まります。相手が決まったら、何をするか決めて、その稽古をします。

 相手を探すというのも普段行わない行為ですので良い刺激になると思いますし、演武は御祭神がご覧になり、また道場の人たちも見ますので当然緊張もすると思います。

 そういった緊張感を感じて短期集中で稽古をするというのは良いインプットになると思います。思考や動きの密度が変わってくると思うんですよね。

 とても良い成長の場だと思います。

一方で演武は普段の実力を出す所

 一方で、演武用に稽古をしたとしても、それが演武の中で出せるかと言ったらまた別の話だと思います。

 「普段行っていること以上のものはでない」というのが私の持論です。なので結局は普段どのくらい意識して稽古しているかというところに行き着くと思っています。

 もちろん、演武独自の作法などありますのでその点は事前に学ばなければなりません。以外の技や体の出来具合に関しては普段がものを言うという話です。

常在戦場

 常在戦場とは「常に戦場にいる気持ちでいなさい」という言葉です。武道は「戦う可能性がある」という道になりますのでそこは常に意識しておかなければなりません。

 いきなり人に襲われるなんてこともなくはないわけです。これは武道をしている人に限らずそうですよね。そう言った悲しい事件がいくつも発生しています。

 いきなり人に襲われた時に「すいません、準備運動がまだなんでちょっと待ってもらえますか?」なんてことはありえないわけです。

 そんな時でも戦えるように普段から心と体をそれ用にしておく、常在戦場とはそのようなことかと思います。

「いきなり演武」が理想

 上記から、本来であれば演武のための稽古は必要ない、というかそうであってはならないと考えます。

 普段から戦えるよう過ごしておく、その状態であれば演武用の稽古もせずにいきなり演武ができて然るべきと考えます。

 なので、私は演武の稽古はガッツリとはやらないです。相手の人と何回か合わせて終わりという感じにしています。

まとめ

 主旨が途中で変わってしまいました(笑)ただアウトプットの場に向けてのインプットは良いものだとは思っていますので

  • 人に見せるなどのアウトプットの場があるとそこに向けてのインプットが進むので良い

  • とは言え普段からの研鑽、心構えが重要

 以上2点をポイントとして、結びとさせていただきます。

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