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投資でたいせつな〇〇、みんなしてる??

(3分で読めます)
こんにちは!コタニです。
資産の『分散』していますか?

日経新聞でこんな記事が出ていました。

投資信託はすごく人気だけど、あらかじめ資産の分散がされている『バランス型ファンド』が、全然人気じゃないよ〜!『資産の分散』が浸透してないんじゃないの〜?という話です。

資産運用には王道といわれる、3つのポイントがあります。それが【長期・積立・分散】です。
この3つのポイントを守っていれば、投資は負けないと言われていたりもします。

NISAのつみたて投資枠を活用していると、あらかじめ設定をしておけば、勝手に引き落とされ、長期積立は容易にできるようになっています。

しかし、『分散』というポイントにおいては、「投資信託で銘柄が分散できてるから大丈夫でしょ〜!」となっている人をよく見ます。

『貯金以外はS&P500に全部投資してる』
『オルカンに全部入れてるよ!』
なんてのもよくある話。

実際、2024年5月の国内・国際株式への資金流入額は12919億円、それに対し国内・国際債券への資金流入額は558億円しかありません。
株式に対し債券にお金が流れている金額が、1/25しかない!『みんな分散してる??』と疑問になるのも納得の数字です。

今日は『投資においての分散がなぜ大切か?』について考えてみたいと思います。


①リスクを減らすため

投資において"分散"が大切な理由は、リスクを減らすためです。投資の世界では「卵を1つのカゴに盛るな」という言葉がよく使われます。

例えば10個の卵を1つのカゴに盛ると、そのカゴを落としてしまったら卵は全部割れます。
ですが、2個ずつなどいくつかのカゴに分けて運べば、どれかが割れても他の卵は無事ですみます。

同じように、投資でもいろんな場所や地域に投資しておけば、リスクを減らすことができます。
リスクが減る分、急激に資産を増やすことは難しいですが、安定した運用効果を得やすくなります。

また、個人的にはもう1つ理由があります。

②お金を使うときの選択肢を増やす

それが「お金を使うときの選択肢を増やすため」です。65歳で定年した場合、平均寿命を考えると老後の生活は約20年近くあります。
20年の長い期間になると、景気が良いときも悪いときも出てくるでしょう。株式等であれば、一時的に資産価値が下がったりすることも考えられます。

もし株式に資産を全部預けていたら、、、
値下がりしてるときにお金が必要になったら、、、
資産価値が下がってるものを損してでもつかいますか?

長期間の投資なら、いろんなものに分けておけば、お金が必要になったときに、値上がりしてるものから資産をつかうことができる

だから分散が大切だと、個人的には思っています。

◎分散するポイント

投資先を分散するポイントは2つあります。
それが『資産』と『地域』です。

投資する資産には株式や債券、不動産などたくさんのものがあります。
また、それぞれ性質が異なります。景気が悪い時に値上がりしやすいもの、景気が良いときに値上がりしやすいものなど、価格変動のタイミングも違います。それらを組み合わせて持つのが1つ目のポイント。

また投資する地域によっても、為替や国特有のリスクなど、特徴は異なります。日本の景気が悪くてもアメリカの景気は良いなどもあり得ます。

また日本は輸入大国でもあるので、今のように円の価値が下がっていたら、外貨の資産をつかっていく、なんてこともできます。

資産と同じように、国を分散して資産を持っておくことも大切です。

◎まとめ

NISAやiDeCoの影響で、将来のお金や投資への関心が高まっていること自体は、すごくいいことだと思います。日本人の眠らせてるお金が投資にまわれば、景気などの影響も大きくなりそう。

ただ時間・労力やリスクをかけずに投資をするなら『分散』は必須。けれど実際の数字を見てみると、危ないんじゃないかなとも思ったりします。

ほったらかし投資をするなら【長期・積立・分散】は必須のポイント。
みんな〜!!!分散しようぜ〜!!



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