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はじめましての文学フリマ、東京編

こんにちは。
先日、初めて文学フリマ東京に出店しました。

大阪・京都に続いて3度目の出店。
東京は出店者さんが多くてハードルが高すぎるかも…と思っていて、全然売れないことを覚悟していました。

東京にはなかなか行けないので、欲張って前日はデザインフェスタに出店。めちゃくちゃ楽しかったですが、正直欲張りすぎました。

◎搬入までのこと
今回東京へは車で向かいました。
事情はいろいろなのですが、2日間のジャンルの違う別のイベント出店の荷物の準備、2泊分の宿泊の準備、持ち込む什器…いろいろ考えたら、それを事前に準備して発送するの無理かも!となり、車で行くことに。

周りのみんなには心配されましたが運転は好きだし、東京は行ったことあるし(さすがに1人で車で行ったことはないけど)、まぁどうにかなるだろうと、不安半分、楽しさ半分といったところでした。
これについてはまた別で書こうと思います。

さて搬入についてですが、前日は東京ビッグサイトでの出店、宿泊はビッグサイトと文学フリマの会場である東京流通センターの間くらいの場所。
前日まで、当日朝に会場まで車で行くか、ホテルに車を置いて最低限の荷物にして電車で行くか悩んでいました。
ビッグサイトからの搬出の渋滞に巻き込まれながらふと…朝に車で移動して渋滞に巻き込まれるかもしれないし、会場近くのお値打ち目な駐車場が満車かもしれない…と考えました。
朝電車で行くのが一番良いかもしれないけど、最低限とはいえせっかくだから什器は持ち込みたいし…でも什器を持って電車が混んでいたら周りの人に迷惑だし…。むむむ…。

悩みに悩んだ結果、前日のうちに会場近くのコインパーキングに車を停め、朝は電車で移動して車に荷物を取りに行き、搬入するという作戦にしました。車に荷物を置きっぱなしにするのはオススメしませんが、ホテル近くのパーキングに停めても同じことになるので、荷物が目立たないように隠して停車。
パーキングは空いていて、すぐに停められました。
朝、荷物を取りに行くと出店者さんぽい方が何人か同じように車から荷物を降ろしていました。
朝に車で移動しても全然大丈夫だったな~というくらい道もパーキングも空いていたけど、空いてなかったり道に迷ったりしてハラハラすることを思えば、この方法にしてよかったです。ついでに駐車場代も安く済みました。車で行く人は少ないと思いますが24時間停めて1300円くらいのパーキングがあります。

車からカートに荷物を積んで会場へ。
車に荷物を取りに行くときに一度会場の横を通ったのですが(多分9時半すぎくらい。)すでに搬入のひとだけでなく一般の人も並んでいて驚愕。
みんなの本気すごい…!!

大きな荷物をひっぱりながら歩いていると、会場に行くであろう人たちがさりげなく道を譲ってくれたり、私が歩くスピードを緩めたときにさささっと追い抜いて行ってくれたりと、優しさを感じました。ありがとうございます…!

◎いざ搬入
会場について搬入列にならぶとすごい人!!!
それなりに早めに行ったけど、すでにかなりの人が並んでいました。
一緒に出店する仲間たちとメッセージをやり取りしつつ待っているとすぐ会場に入れる時間に。

そこからは一瞬…

設置が終わってぼんやりする暇もなく、あっという間に入場時間に。
今回1番の反省点は、会場10分前から一般入場の準備のために外に出られなくなったので見本誌を見本誌コーナーに持っていけなかったこと。
これは完全に私の準備不足でした。
過去2回の出店で、見本誌コーナーで見つけてきました!という方がいらっしゃって、見本誌コーナーの大切さを実感していたのに。くぅ…

◎始まりまして。
そうして一般入場が始まりました。
入場するのにも列になっているので、開始から会場が人でいっぱいになるまで少しだけタイムラグが。
そのタイミングに本を買いに行くのがいちばんよいということも前回の出店で学んだはずなのに(会場直後は目当ての出店者さんに直行する人が多いので、意外と手が空く。)うっかりしていて、結局並びで出店していた友人たちのブース以外は行けず…

まったく売れないかも…と心配して挑んだ文学フリマ東京でしたが、友人たちが買ってくれたこともあり、終わってみれば過去最高の売り上げでした。
とはいえ、全体の出店者さんからみたら少ないほうだと思います(笑)

一番売れてほしかった新刊が、それなりに旅立ったので一安心。

わたしは「秋田」をテーマにした、なかなかマニアックなZINEばかり作っているのでお客さんの幅もだいぶ狭いのですが、その分秋田に縁のある方、東北出身の方などが気にかけてくれてお客さんとの話がはずみます。
それもあって、できるだけたくさんのお客さんとお話ししたいのでなかなかブースを離れられません。

今回はなんと秋田から駆けつけてくれた方もいて、この活動をしていて本当によかった…と思えました。

出店の目的はそれぞれだけど、わたしは秋田に何かしらの関係がある人や、秋田に興味関心がある人とお話しできることを一番楽しみにしています。
もちろん本を手に取っていただけることは、それはそれは嬉しいですが、とにかくお話ししたいです。
お客さんには割と話しかけますが、何か買わないと気まずいな…と思わせないようにできるだけ適当なところで話を切り上げるように気を付けています。(うまくできているかはわかりません。)
やはり東京は東北から上京している方、お仕事で秋田へ行ったことがある方も多く、たくさんの人と秋田トークを楽しめました。ありがとうございます!

◎本について
本は新刊1種類、既刊を3種類、友人からの預かり物を2種類、そして本に関連するイラストの雑貨を少し持っていきました。
自分の本はその場でいくらでも説明できるから良いとして、友人の本はとにかく手に取ってもらわなくては…ということで一番目立つ場所に友人の本を置きました。

棚の2段目、手に取りやすい位置が友人の本


わたしとは全く違うテーマの本なので、いつものお客さんとは違ったタイプのお客さんとお話しできたのも楽しかったです。(置かせてくれてありがとうございます!)
雑貨は少し置きすぎたので、次回はもう少し本を目立つようにしようと反省…。

この他に購入していただいた方にはフリーペーパーとおまけのポストカードをお渡ししました。
予想よりもたくさん無くなって驚き!!


◎什器について
高さを出しつつ荷物にならずできれば軽い什器を毎回探しています。
今回は出店の数日前にホームセンターで運命の出会いをして、これはいい!と即導入しました。使い勝手がよいし持ち運びもわりとしやすいので活躍しています。でも電車移動はちょっと難しいかも…
毎回、改善改善の繰り返しです。

ブースはこんな感じ。向かって右のワイヤーメッシュを今回から導入。ポスターも増やしました。でも小さい。


もう1つ良かったのは「無印良品」さんの折りたたみ式キャリーボックス
荷物が減ればたたんで運べるので、帰りの荷物がだいぶコンパクトになりました。ブース内で在庫を管理するのにも中身が見やすいし使いやすかったです。自宅で保管しておく時も段ボールよりは見栄えが良いし、中身が透けてなんとなーく中身がわかるのが良いです。
わたしは小さいサイズを買いましたが、大きいサイズもあります。
ホームセンターで買える同じようなものがありますが、実際見比べたら頑丈だけど重かったのでこちらを購入。
あと、今回折り畳みのカートを導入しましたがこれもよかったです。
しっかりした台車にするか迷ったけど台車は使わないときに場所をとるのと、そこそこ重いので車の時はいいけど電車は不向き。電車移動でも活躍してくれそうなカートは今後も活躍しそうです。
その昔、同人誌のイベントに出店していたころに同じようなカートを使っていましたが、その頃のものより軽くなったし車輪も大きくなって快適でした。

たためるカートは背が高いと引きやすくて便利
↑のケースがちょうど乗ります。


あとは100円ショップなどで買えるコインケースと電卓も必須アイテムになりました。
コインケースの他にお札入れがあるとさらに便利。
釣り銭は100円玉30枚、500円玉6枚、1000円札10枚、5000円札2枚ほど。
足りなくなることなく、いい具合でした。
お釣りが無いようにお金を用意してくれている方が多いのでありがたい。

そんなこんなで文学フリマ東京、たくさんの方とお話しできたし、友人知人、思いがけないお客さまにもお会いできてとても楽しい1日でした。
思ったよりも本が旅立って本当に良かった…感謝!

本をあまり購入できなかったことだけは心残りです…


次回は6月に名古屋のクリエーターズマーケット、そして9月に文学フリマ大阪に出店します。またどこがでお会いできますように。

それではまた!!


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おまけ。
本をどれくらい持っていくか毎回悩みます…
まだ出店歴が浅く知名度もない、ジャンルはだいぶニッチなので、1種類で20冊売れたらいいほうかな~と思っています。足りなくなるよりは…ということで30~40冊くらい持っていきます。
多分みんなもっと売れていると思います(笑)

今回は新刊「たろんぺというかたち」が1番旅立ちました。
俳句の本なので、俳句のブースじゃないわたしのブースで売れるのかかなり心配でしたが思ったより売れてよかったです。ありがとう…
この本は俳句の人ごまちゃんと作りました。
https://note.com/goma121

次いで「本やさんが好き」
これは本屋さんや本好きの人に手に取ってもらいやすい内容なので、どのイベントでもわりと好評いただいています。


同じくらいの数で「あきたべん あいうえお」
秋田出身の方や東北出身の方に好評です。
秋田弁ってかわいい!を広めたいな~と思って作りましたが「イラストがかわいい」と言ってくださる方もいてとても嬉しいです。


最後に「だまこ なべ たべよ」
内容がマニアックすぎて、手に取ってくださる方はかなり限られますが「食べてみたい!」と言ってくださる方もいる秋田の郷土料理「だまこ鍋」の本。もしかしたら秋~冬のほうが人気かも。



さて、次回はどんな本にしようかな。
実は今回いろいろ反省点があったのと、仲間たちの本が素晴らしすぎてわたしももっとがんばらないとってなったので、とりあえずインプットを増やして学ぼうと思います!



本の感想、お待ちしています。


東京までの道中の記録はこちらから▽


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