マーケティングも「カルチャーフィット」が大切な話
採用では「スキルフィットよりカルチャーフィット」 と言われますが、マーケティング戦略や施策も「カルチャーフィット」してないと、全く進まなくなります。
・イノベーター型
・コツコツ型
・アイデア型
など、この分類は適当ですが、自社の文化に合ったマーケティング活動の方が成果が出やすいです。
以前、某MAコンサルタントから聞いたのは、営業優位の組織だとMAを導入しても運用に乗りづらい、という話。マーケ部門の力が弱いので、MA運用を根付かせられない・・、と。
また、前職のGaiaxはソーシャルメディアラボ、というBtoBオウンドメディアとしては最大規模・最高級の成功事例を保有していますが、
・会社に「フリー、フラット、オープン」という言葉があるぐらい、情報を出すことが当たり前だし、是とされている
・売上の大部分を占める事業は、お客さんと何年もお付き合いし続ける運用型の事業で、人的リソースとして、きっちりやり続けるタイプの人が多い
・そもそも2006年という相当早い段階から、会社として、インバウンドマーケティングに投資していた
という感じで、オウンドメディアを継続運用し、成果を出す土壌が組織にありました。
カルチャーフィットの利点
そんなガイアックス出身の私も、経営している株式会社才流(サイル)でオウンドメディアを運用し、Twitterもやたら更新していますが、なぜ、この2つ選んだかというと、施策が圧倒的にカルチャーフィットしてるからです。
もちろん、拡散しやすい、資産化する、信頼を得やすい、無料、などの理由もありますが、それより、カルチャーフィットしてるので、「苦なく続けられる」が一番の選定理由です。
「努力は夢中に勝てない」と言いますが、この2つの施策は自分にとって“努力”が必要なく、むしろ平日の仕事中、息抜きにブログを書いてるレベル。
好きなことなので、
・自然と投下時間が増える
・その中で勝手にPDCAが回る
・「ベストプラクティスだから」「他社がやってるから」やってる人たちを無理なく圧倒できる
などのメリットがあります。
最大の資産「覚悟」が手に入る
さらに、会社として、大きな成果が欲しいときにこそ、カルチャーフィットした活動をする必要があります。
大きな成果を出すには、まず、「覚悟を決める」必要がありますが、自社にフィットしてることは「覚悟を決める」必要がない。
経営者という立場になって痛感したのは、強い「覚悟」には数億、数十億、数百億円の価値がある、ということ。覚悟が決まってること以上に、ROIの高い資産はありません。
覚悟を決める必要がない、カルチャーフィットしてる状態=最高の資産がタダで手に入ってる状態。
自然体で、他社が真似できないことを実現できます。
そんなこんなで、いま一度、自社が取り組んでいる施策が「自分たちっぽいか?」を考えるのは、とても意義のある時間の使い方だと思います。
▼コンサルタント採用中のお知らせ
BtoB営業・マーケティングのオンライン化・デジタル化を支援している才流(サイル)では、絶賛コンサルタントを募集中です。ぜひ奮ってご応募ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?