2次、3次、4次受けの仕事をすると生まれる学習性無力感
ここ2年ぐらい色々なクリエイターさんと仕事をしていて、「お客さんに積極的に提案してはいけない」「余計なことを言ったら怒られる」という環境で長年働いていた人たちが相当数いることがわかった。
前職の会社は、「お客さんに積極的に提案しないと怒られる」ぐらいの環境だったけど、制作会社や代理店の2次、3次、4次受けの会社にいると、上司や代理店からそう指導されるらしい。
たしかに、前職で、何度か2次受け、3次受けで仕事したことがあるけど、「間に入った会社から降りてきた要件を実現すること」が仕事のゴールになっていた記憶がある。
エンドクライアントが本質的にどんな課題を抱えていて、何を実現したいかは伝言ゲームの結果、ほとんどわからないし、積極的な提案は、間に入る会社の仕事を増やすだけなので、歓迎されない。
そんな環境下で仕事をしていると、顧客や市場からのフィードバックは得られず、仕事は「作業」になっていくし、当然、スキルも上がらず、積極的な提案も通らないので、「学習性無力感」とも言えるマインドができあがる。
もはや、個人の能力ややる気、人格とは関係なく、才能を発揮しづらい状態が生まれているので、こーゆー構造を解決するのに人生の時間を使いたい。
「楽しく働きたい!」「好きなことをやりたい!」とほとんどの人が思ってると思うけど、一度、構造の中に巻き込まれてしまうと、そこから自力で抜け出すのは結構なエネルギーと資質がいる。もはや構造から良くしていきたい。
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