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マッドマックス:フュリオサ考察/爆死の理由はフェミニズム映画として欠陥?ネタバレ解説

映画『マッドマックス:フュリオサ』(Furiosa: A Mad Max Saga)を2024年5月31日にユナイテッドシネマ PARCO CITY 浦添でIMAX鑑賞!
前作『怒りのデスロード』を超えるようなアクション。そしてグロテスクな場面の数々。最高に楽しめたが怖すぎて戦慄もした。
海外ではフェミニズム映画だ!と叩かれている。

記事ではフェミニズムとしての欠陥の解説。
クマのぬいぐるみやラストシーンの意味など、ストーリーの深掘り考察していく!


まさかの爆死?フュリオサ感想評価

アメリカでは初登場首位を記録したが、オープニング成績は3200万ドル(約50億円)で、メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の週末としては過去29年間で最低だった
5月末の時点では全世界興行収入が5880万ドル(約92億円)なので決して悪い数字ではないが、ロケットスタートが不発だった感は否めない。

全米公開から2週目の2024/06/05時点で調べてみると全世界で1億4000万ドル…。全米では首位から3位に転落。製作費が1億6800万ドルで、広告費も含めて損益分岐点は超えられるのかも微妙な数字だ
ジョージ・ミラー監督がすでに脚本を書き終えている「マッドマックス ザ・ウエイストランド(Mad Max: The Wasteland)」が実現するかはフュリオサの成功にかかっており、そちらも厳しい状況だ。

個人的な意見としては『怒りのデスロード』に続く、超絶大傑作アクション復讐譚だった!歴史に名を残すレベルの狂気の大傑作!
強いていうなら、グロ耐性がないとキツい。特にフュリオサが腕を失うシーンなど、本当に見ていられない…。

これほど素晴らしい映画にも関わらず思ったほど客入りが芳しくない理由として「アニャ・テイラー=ジョイによるフェミニズム映画だから!」との意見がある。
私の意見は、フュリオサはアクション映画としては傑作だがフェミニズム映画としては欠陥があるというもの。
そのためフェミニズムのくくりで語ると評価を高めるどころか逆の結果になる恐れがある。

フェミニズムと褒めてるつもりが皮肉になってしまう。それが海外で爆死している要因の一部では?

なぜ大手メディアがこぞってフェミニズムの素晴らしさを褒めたがるのか?疑問が湧く構造だった。
次は『マッドマックス:フュリオサ』のフェミニズム映画としての欠陥を解説していく。

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