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無意識に、意識している。

こんにちは。
フォトグラファーの、こーたです。

ありがたい事に撮影のご依頼をたくさん頂きまして、
忙しい日々を送っております。

さて先日、「写真には自分が写される」という記事を書きました。

どうやらnoteの公式写真マガジンに登録を頂いたようで、多くの方に読んでもらえてとても嬉しいです!

読んで頂いた方・イイねやコメントをくれた方ありがとうございます!!

ちなみに、ざっくり話すと「自分の経験は写真に写る」みたいな話です。

そして今日は、自分の経験は無意識の中で意識されてるって、そんなお話です。

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無意識って、無意識だから、
意識する事も出来なければ、する事もないと思います。

でも無意識も、意識。

自分の経験が、今の世界を決めていると思います。

感性と無意識

”才能は伸ばすもの・感性は磨くもの”

なんて言葉聞いたことがあると思います。(あれ?合ってるよね?)

こういう言葉が世間で浸透するって事は、逆説的に「才能は天賦の物」「感性は生まれ持ったセンスが良い人は持っている物」みたいに思っている人が多いって事だと思います。

「天才」はいる・いない論争のような。

そう、感性って生まれ持ったものじゃなくて、
後天的に努力で磨けるものという前提をここで定義させてください。

原石は誰でも持っているんだ。
磨く努力を怠らなかった人の感性が光るし、センスに繋がるんだ。

というか、そういうものだと信じないと、やってられないぜ!!

ある人を「天才」の一言で終わらせたら、自分を否定しているようで。「天才じゃないから」と、自分を無理矢理肯定して、安全地帯にいるようで、それは逃げで、少しばかり悔しい人生になってしまう。

つまり何が言いたいかっていうと、感性って意識的に考えてきたことや努力してきた事、見てきた事や経験が、無意識に落とし込まれているものだと思うのです。

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服装のセンスが良い人は、時には論理的に色の勉強をしたり、繊維の勉強をしたり、たくさんの雑誌を見てあれこれ研究してみたり、いろんなお店に足を運んで、好きな服を着ている店員さんと話しをしてみたり。

そうやって一生懸命感性を磨いた先に、直感的に(深く考えず)、感覚的に、人にあった服装を選べるようになる。

つまり、センスに落とし込まれる。

これは明確に意識してきた論理的な事や経験が、
自分の無意識領域にまで落とし込まれている
って事だと思う。

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写真も同じだと思う。

時には、F値とシャッタースピードの関係を本で勉強したり、ライティングの講座に足を運んでみたり、本屋さんで写真集を漁って、構図を見つけようとしてみたり。

すごく意識して、自分なりに、写真を分解して、理解して、実際に撮って、でもなんか違くて、もう一回撮って、あの写真みたい!ってちょっぴり嬉しくなったりして。

そうやって頭で考えて、体で実践してきた経験が、だんだんと無意識領域に落とされていく。

最初はファインダーを覗いてから考えていた事が、だんだんと頭の中で描けるようになる。いろんな角度から物事を見る事が、いつの間にか体に馴染でいる。

最初は誰かの真似かもしれない。雑誌の切り抜きを、SNSでバズった写真を、真似して撮っていたかもしれない。

でもたくさんの、それこそたくさんの、いっぱいの、誰よりも試行錯誤をして撮ってきた、意識的な行動が、ある日から無意識になる。

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たくさんの自分の頑張りが、いつの日か他の人からみたら「天才」になる。「センスの良い人」「写真の才能のある人」になる。

まずは、時間がかかってもたくさんの事を意識して撮ってみるのが良いと思う。

そしてある日、それを考えなくなる日が来る。
無意識に、意識をしている日がくる。

今までの経験や出来事が、今の自分の世界を作っている事のように、
今考えている事や、経験している事が、自分の表現を写し出す。

それがカメラというツールを通して、写真という媒体で目に見える”物”になる。

どれだけ日々を意識して過ごす事が出来るか、
どれだけのものを見て、感じて、考える事ができるのか。

全ての事は全てに繋がっているし、
全ての事は写真に繋がっている。

無意識という、意識が僕らをつくっているんじゃないだろうか。

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