No.119【アドラー心理学】「あなたのため」はあなたのためではない
こんにちは。
オンラインダイエットコーチ
メンタルフィットネスコーチ
新井浩太(こうた)です。
今日は家の近くにある総合商業施設に足を運んだら、なんとミニ四駆のコースがあり一人で意味もなくテンションが上がってしまいました。
子供の頃にミニ四駆を走らせて遊んでいたのが懐かしいです。
さて、僕はアドラー心理学を学んでいるので、今日もそこで得られた気付きをお伝えします
アドラーは「われわれ人間の悩みは全て人間関係だ」と言っていますね。
心身の健康的な生活、幸福な生活の絶対条件が良い人間関係を持つことだと断言しています。
それで良い人間関係とは、タテの関係ではなくヨコの関係だと言っています。
タテの関係とは今の社会の通常の関係、いわゆる上下関係で競争の関係。
それは悩み苦しみ、精神的な健康になるのは難しい関係だとしています。
ヨコの関係とは性別、年齢、思想や宗教、国籍や人種など全て関係なく対等で、同じ人間で同じように自分なりに頑張って生活している仲間だという関係の考えです。
アドラー心理学では今の行動は過去とは関係なく、この先どうするのか、これからどうしたいのか、と全ての行動には目的があってその目的に向かって行動していると考えます。
人間は感情の生き物である、原因があってその感情があるなどという考えがあると思いますが、アドラー心理学ではそうとは考えていません。
感情は目的のための手段という位置付けです。
Bという行動はAという感情が原因でとった行動であるとは考えません。
そうではなく、潜在的にCという目的があって、そのためにAという感情を生み出してBという行動をしたと考えます。
これでは分かりにくいと思いますので、タテの関係で代表的な感情が「怒り」ですから、それを例に挙げてみます。
例えば、aさんが「私がこうやって叱っているのはあなたのため」と怒って、bさんの行動を改めるように言いました。
「あなたのため」という言葉は職場、親子、夫婦など様々な関係でよく聞く言葉だと思います。
声に出さないでも心の中で思っている人は多いですよね。
これはaさんは「あなたのため」という言葉を使って自己弁護や道徳的な体裁を整えながら、bさんをaさんの好みや都合にはめ込もうとしているんですよ。
aさんは怒りでbさんを怯ませて、「あなたのため」ともっともらしい常套句を使いながら、自分に優位な立場をつくろうとしているんです。
aさんの価値観や考えが「C、目的」で、それに合わせようと「A、感情(怒り)」を使って発した「B、言葉(行動)」でbさんを怯ませて支配しようとしたという構図です。
感情が入り込んでくる実生活では複雑に感じますが、このように言葉や感情の「目的は何なのか」というのを考えると意外と物事は単純に思えてくるのではないでしょうか。
大事なポイントは原因を考えるのではなく、目的を考えることですね。
そして、自分を含めて目の前の人の言葉や行動はタテの関係を築こうとしているのか、それともヨコの関係を築こうとしているのか。
タテの関係が多いと人間関係で悩み苦しむことが多くなり、精神的な健康になるのは難しいので、できるだけ遠ざけたり失くす方向にしていくといいです。
反対に積極的にヨコの関係を築けるようにすることで、精神的な健康を得られやすくなります。
僕個人的な経験からの考えですが、健康的な人、ヨコの関係を意識している人はいつもニコニコやhahahaなどと笑っている人が多いと思いますので、そのような人を目指したり、そのような人と関係を築くようにするのがいいのではないかと思います。
多くの場合や普通がタテの関係ですから、いっそのこと当たり前や普通を求めるようなことはしないでみるといいかもしれませんよね。
一度きりの人生ですから、毎日を心穏やかに楽しく笑って過ごしたいですからね。
ということで今日は以上です。
これからもアドラー心理学を学んで実践して、自分らしく強く生きていきたいと思います。
同調圧力を押し付けようとしたり、上下関係をつくろうとマウントを取る人、権力を振りかざす人などに屈することなく、共に自分らしく強く生きましょう!!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます☆
また明日(^O^)/
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