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居場所が欲しくなる時代になったと思う

はじめに

CAMPFIREでクラウドファンディングをはじめました。

本記事の思いのもと、事業計画と開発、起業を行なっていきます。


プロローグ

 2019年3月に工業高等専門学校(高専)を卒業し、4月から現在までマーケティング会社でWebクリエイターとして働かせてもらっている。
 2020年6月現在、自分の働く意味を考え直し、生きる場所見失った。

 社会人になって半年が過ぎるまで、新しい環境で生きていくために必死になっていた。もともと人付き合いが苦手な僕は、高専1年から5年まで友人と呼べる友人は6人くらいだったと思う。最後1年に関しては教室でクラスメイトと会話した回数は10回あるかないかくらいだった(本当の話)。
 4月に入社してからは周りに知り合いが一人もいなかったので、社会人デビューすべく楽しい人たちの輪に入れてもらい、心底楽しんだ。幸い全員が頭の良い人は会話が面白いという(お笑い芸人がよく大卒だったりする)理論に当てはまる人たちで居心地が良かった。薄っぺらい会話もなく話やすい人たちだ。入社1週目の土日は飲み倒した。

 会社の研修や勉強会の多い会社だったため、約5ヶ月マーケティングやデザイン・コーディングについて学ばせてもらった。仕事を早くはじめてこの会社に貢献したいという気持ちも大きくなり、仕事が始まってからはものすごくやる気に満ち溢れていた。

 働きはじめて半年がすぎた頃、電車に乗っていて通勤する人たちの多くは下を向いて疲れ切った顔をしているのを見た。


YouTubeが牽引した働き方の変化

 働くことは楽しいことだと思っていたけど、本当に心底楽しんでいるのだろうか。生きるために働くということを楽しいことだと自分に言い聞かせているだけではないだろうか。自分はこの電車の往復で下を向きながら一生を終えるのだろうかと考えた。

 YouTubeがテレビに代わるメディアになり、「好きなことで生きていく」を体現し表現していくYouTuberが働き方を大きく変えたように思う。今までも好きなことを体現して働いている人も多かったと思うが、人前に出て本当に楽しそうにエンターテイメントを仕事にするYouTuberは時代を牽引したと思う。

 2019年はCAMPFIREがCMを出しクラウドランディングを広めることで資金集めを民主化し、Makuakeがモノや体験にストーリーや共感をあたえクラウドファンディングが普及した。また、テレビ局やタレントがYouTubeやインターネット動画メディアなどプラットフォームを跨いだ活躍をはじめた大きな年だった。
 2020年は新型コロナウイルスのパンデミックによりリモートワークが普及し、場所に依存しない働き方ができることに多くの人が気づいた。

 YouTuberは好きなことを場所に依存せず、広告から収益を得る日本での時代の先取りをした仕事だったと思う。YouTuberやゲーム実況者の中には仕事をしていないという人も散見するが、楽しんでいること(その副産物としての収益をえること)を仕事としていた時代がこれまでになかったからだと思う。今YouTuberやゲーム実況を仕事を認めることで、今後はこれを事例として仕事が普及していく(すでにしている)と思う。
 これからの時代を生きる子どもたちに残す未来は、下を向いて通勤する時代ではなく、好きなことで生きていく生き方の方だと思う。


多くの人が居場所を求める時代になったと思う

 仕事や学校のリモート化の普及によって、外の人との関わりが極端に減った。その中で外の人と自分の距離が適切に取れるようになった。
 しかし、新しいコミュニティ(学校や職場)でコミュニケーションを取る方法を個人が考え、求める時代になった。クラスメイトや職場の人とリアルで一度も合わずに入社、入学から退社、卒業を迎える時代が来るかもしれない。
 自分の生き方を見つめ、どのコミュニティで誰とどの距離で接するのか、自分で自分の居場所を求める時代になったと思う。


息をするように起業しなければいけなくなった

 2019年3月に工業高等専門学校(高専)を卒業し、4月からマーケティング会社でWebクリエイターとして働かせてもらっている。
 2020年6月現在、自分の働く意味を考え直し、生きる場所見失った。おそらく自分の生きる場所はどこかの会社ではないと思った。

 自分にできることを考えたとき、人と人を適切な距離でつなげ、仕事を生み出す仕事をしたいと思った。
 コロナの影響で会社の経営が大きく傾いたり、倒産した企業や店舗も多い。約2ヶ月で40社以上が倒産したというニュースも見た。これからは会社に依存する時代ではなく、多くのスタートアップを生み出し、社会の新陳代謝を活発化させることが今後の社会課題の一つで、その問題に向き合いたい。

 学生時代から学生団体に所属したり、研究で社会問題に立ち向かったり、社会貢献したい人間なんだと思う。「なんで社会貢献したいの?」「なんで人のためになることするの?」と聞かれるが、わからない。家族を亡くした経験から人との時間は大事にしようと思うことと、遠方にいる家族に胸を張って会いに行けるようになりたいと思うのもあるが、それが理由かはわからない。
 好きな人と一緒にいることに対して「結婚」という決断が正しいのか。財産を共有したいのならお互いにお金をやりくりすれば良い、同棲したいならしたら良い。なぜ「結婚」という制約に身を投じるのかという問題に対して「好きだから」で片付けてしまえるような「非合理性」を誰しもが持っているように、「誰かのためになりたい」というこの気持ちも非合理性の一つだと思う。

 非合理性と好きなことで生きていきたい、仕事中心の人生を送りたくないという自分の心は自然と起業に向かっている。

 生きるために息をしなくてはいけないように、「すべての人に居場所をつくる」ために起業しなくてはいけなくなった。


クラウドファンディングで開発のご支援をお願いしております。
少しでも多くの方が居場所を持てるように、多くの人の失業を救うために尽力して参りますので、どうかご支援をよろしくお願い致します。


xportというサービス開発を行なっています。すべての人が好きなことを仕事にし、心の居場所を持てるよう努めます。