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人的資本の考え方

こんにちは!
今日は「人的資本の考え方」についてズラズラと書いていきたいと思います。

昨今、人的資本のワードが飛び交うようになってきましたが、世界中で注目されている状況です。

人的資本とは「スキル」「知識」「ノウハウ」「資源」など、従業員がもつ能力を資本としてとらえる考え方をさします。

私の感覚になりますが、まったく人的資本という単語は理解しながらも人材の価値を最大限に活用できていない企業が大半を占めていると推測してます。

今回は、定義から活用方法まで説明していきたいと思います。

人的資本の有効な活用により、企業の成長や競争力の向上が期待できるため、ビジネスパーソンや経営者にとって重要な知識です。


人的資本の定義

さまざまな定義づけがされており、統一された定義はありませんが、
経済協力開発機構(OECD)では、「個人の持って生まれた才能や能力と、教育や訓練を通じて身につける技能や知識を合わせたもの」と定義されています。

人的資本が注目される理由

人材の多様化

企業のグローバル化や働き方改革、女性の社会進出、非正規雇用の増加、リモートワークの普及といった人材の多様性が加速しています。

世代によって働き方への考え方や価値観の違いも生まれています。

一人ひとりの状況や働き方に合わせたアプローチによって、各自の能力を最大限に引き出す必要性が高まっています!!

こうした点から、人材の価値を最大化させながら経営する「人的資本経営」の考え方が注目されている。

人手不足

少子高齢化による人手不足が問題になっています。
こうした状況下で、企業は外部からより価値ある人材を採用しにくくなっています。今、確保できている人材の価値を見直すことも重要になってきます。

アメリカでの人的資本開示の義務化

アメリカでは2020年8月に米国証券取引委員会(SEC)がアメリカの上場企業に対して人的資本の開示を義務化しました。

人的資本情報の開示が義務化されたという事実は、投資家が人的資本情報を重要視しているという意味に他なりません。

人的資本を高める方法

人的資本に必要な3つの視点、フレームワークがあります。

3つの視点(Perspectives):
人的資本経営を行うための人材戦略を練る際に必要な視点

経営戦略と人材戦略の連動
人的資本とは、人材の価値を最大化することで企業の価値を高めます。
人材を育成し、企業としてどのような目標を達成したいかという経営戦略の視点と連動した人事戦略が必要です。

若い方でモチベーションが高く、企業に貢献したい方も多くいます。
ただ企業の人事制度と連動できず、やりがいを感じなく、「キャリアアップ」と早期退職される方も多いです。
そういう人材こそ大事な存在なので制度設計は重要です!

目標と現状のギャップの定量把握
目標と現在地のギャップを定量的に把握する視点も必要です。

目標達成のために現状何がどれくらい足りないのか、そのためにはどのようなことをすべきなのかが分かれば、そのために必要な人材も明確になります。

企業文化への内部浸透
従業員が企業としての存在意義や企業理念などが企業文化として従業員の間にしっかり定着しているかも、重要なポイントです。

よくホームページ見ると、企業理念を記載している企業が多いですが
外向けのものが多いのも現実です。
まず、内部浸透を心がけましょう。

企業文化を定義し、それを従業員の行動や姿勢に紐づける視点も必要です。

まとめ

人的資本は今後も注目されます。
人材を投資ての対象である資本として考え、価値を最大化させることで人的資本を高めて企業価値を向上させることができます。

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