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【ねばねば星人】

先日週イチのカウンセリングに行ってきた時のこと。

杉浦先生に、自分の思考の癖で疲れる話をした。


•noteを毎日書かなければならない

•相方のパンツは白でなくてはならない
(しかも決まった洋品店にあるグンゼの白!と私が勝手に決めている。色つきや柄物が欲しいなら自分の小遣いで買えと言っている)

•女として美意識を保たねばならない
(太っていてもそれとこれは別)

•英文法と数学を勉強し直さなければならない

•教えている生徒には単語と文法を叩き込まねばならない

•ピアノは楽譜通りに弾くべきである 

•与えられた仕事は完璧にしなければならない

•高額案件の仕事は保護者の相談にものるべきである

•沖縄に行くまでになんとしてでも痩せなければならない
(ついに先日BBXサプリを購入、食欲減退効果がある)



私の生活は基本的に毎晩飲む睡眠薬に支配されている。
朝は目が覚めた時に起きる、規則正しい生活はできない…ので普通の人より随分ルーズな生活スタイルをおくっている。
(一般家庭とおよそ6時間ズレている、私だけ)


なので、その代わりに“そうじゃないところは人並み以上の事をせねばならない″という、“埋め合わせの儀式″をしてきた。


昔母がよく言っていた
『頭がバカなら人並みになるために人の倍努力しろ、アンタは普通の人間の3倍くらい努力してやっと人並みの点数しかとれない。』 

『人より1円でも稼ごうと思ったら、人と同じ事をしていてはダメだ。人が寝ている時、人が休んでいる時にこそ努力しろ。人と同じ事をして稼げるなんて甘い事を考えるな』 

これは本当にそうだと思い、自分でも自覚していた。人と同じ事をして能力がないんなら、人の倍、3倍は努力せねばならない。
そのためなら手段は選ばなかった。手段は選ばない、結果が全て。
そうするべきだと思い、そう生きてきた。



が、仕事を詰め込み過ぎて頭がフリーズしたり、体調を崩してお休みすると自己嫌悪に陥る。
“こんな事もできない自分は無能だ″と死にたくなるのだ。



同い年くらいの女性や社会人なら、朝早起きして子どものお弁当を作って、皆に朝ごはんを食べさせ、家事をこなし仕事やパートへ行き、夕方にはきちんと帰ってきて晩ご飯を作り、子どもや旦那に栄養満点の食事を食べさせ、お風呂に入るよう促し、その合間に趣味のピアノをしたりお稽古ごとをしている。
そして家計の事を考えながら、散々する事も1人で夜な夜な飲み歩く事もなく、社会人の人は定時から定時まできちんと働き、人間関係も上手くこなし、社会人として真っ当な生き方をし、きちんと主婦業、またはお母さん業をしている…
私には天と地がひっくり返っても真似できない事を皆当たり前のようにしている。




特に地元の友人や、大学時代の友人、私以外の95%くらいが既婚者子持ちであり、皆パワフルに生きている。
上記に挙げたようなルーティーンを繰り返し、子育てに奮闘している。
または社会人としてキッチリ働き、それらは皆にとって当たり前の事なんだ。


“日本のお母さん業″をしている人には心から頭が下がる。



私はそれらを何も持ち合わせていない。
子どももいないし、家事も適当にしかしないし、朝は早く起きれない、相方の弁当も気が向いた時にしか作らない。
猫の世話と地域猫ボランティアだけは必死にしている。
申し訳ないので自分の小遣いくらいは自分で稼ぎ、気が向いたら夜遊び友だちと好き放題朝まで飲み歩き、“自己投資″と言ってはまつエクに行ったり、美容院専売のシャンプー&トリートメントしか使わないし、ダイエットサプリを買ったり、好きな洋服を値段など気にせずバンバン買う(これでも昔に比べたらおさまった方)。

私は皆がしている“当たり前″の事すらマトモにできない。  



これらを杉浦先生にざっくり話した。



『ねばねば星人だね!』と笑いながら言われた。

『ねばねば星人?なんすかそれ?』

『〜しなければならない、〜するべきの考え方の癖の事だよ。疲れちゃうよね』


『……!!そうでした!全てがmust、shouldなんです。ねばねば星人って何のビョーキなんですか?強迫性障害?』


『いや、どちらかというとまだ診断は降りてないけれど(過去記事:天国からのプレゼント参照)自閉症スペクトラムの人の思考に近いね』


『え…?自閉症って私の中では自分の殻に閉じこもって、他者とのコミュニケーションが円滑にはかれない事だとばかり思っていました…』


『そういう面を持つ人もいるけれどね、mustで生きている“思考の癖″みたいなもんかなぁ…。生活全体を10として捉えたら、あなたは常に8〜10で生きようとしているね。だから疲れてしまう、10は緊急事態のとき、例えば明日死ぬかもしれないとか、事故にあったとか、そんな時は誰でも10になるよね…10のうち5か6でいいんだよ。5か6で生きるように意識してごらん、あ、6って僕が言ってもきっと7になるだろうから5で!』


『5か6、家ではそうしてるつもりです。だいたい家事も適当にしかしないし、私には他の人が持っている子どもや規則正しい生活…というものがないから手を抜きまくってます。変なところだけ自分なりの法則があり、そこで全力を出してます』


『あなたの旦那さんはそれに関して何か言ったりする?』


『いえ、何も言いません。そもそも相方は昔飲食業界にいたので、台所が汚れているのが許せないらしく、私がご飯を作ったら後片付けやシンクの掃除、茶碗洗い、排水溝は毎晩どんなに疲れていても全部チャッチャとしています。家事はできる時でいい、食うもんがなければ自分が作るし…みたいな感じです』


『ならいいじゃない、やれって言われてないんだし、そこは甘えたらいいんだよ、やりたい人がやる、それでいいんじゃない?』



『そう、私は家では家事という点において随分ラクをさせてもらってます。が、私には子どももいなければ朝早く起きて仕事へ行く能力が欠如している、女として欠陥品だと思っています。それが長年のコンプレックスで、どうしても周りの人を見て落ち込んでしまうんです』


『人と比べちゃダメだよ…僕なんか見てごらん。僕の周りは皆結婚して子どもがいて、大きな家を建てて、高級車に乗ってそれらを維持するために一生懸命働いてるよ。でも僕は結婚もしていなければ子どももいない、マンションも賃貸だし車も持ってない…、あなたが言ってる事と同じだよ』


『そうなんですね、知りませんでした。比較しない事、嫌でも目に入るからどうしても自分と照らし合わせてしまうけれど、5か6で生きるように心がけてみます…できるかな…』


それとnoteはmustではない。
毎日短くてもいいから一本は書くということを目標にしているけれど、noteを書き始めてから自傷行為をしなくなった事、衝動買いをしなくなった事、自己破壊的行為をしなくなった事を話した。
それとnoteをXに繋いでから、ビューが1万を超した、毎日200ずつくらい増えている。ピアノ界隈の人が見てくれフォロワーになってくれる人もいる事も話した。


『noteがあって良かったね、あなたの中で自浄作用が働いているのかもね。でもnoteは仕事じゃないし義務でもないからmustに入れなくてもいいんだよ。それとあなたのnoteに共感してくれている人や、新しい記事を楽しみにしている人がいるのかもね。それってすごい事だよ。』



そうなのか…お世辞だとしてもそれは嬉しい。

私はnoteを始めてまだ2ヶ月も経っていない。けれど二乗二乗…みたいにビューが瞬く間に増えていた事には驚いていた。
書きたい事が山ほどある。
20代の頃からずっと本を書きたいと思ってきた“貯めていた事″がまだまだ山のようにあり、時間がいくらあっても足りない。


他の人のnoteも読んだりした。
中にはココから先は有料記事、というものも多く目にした。

私の記事は主に幼い頃からのDV、虐待、それにおける成長過程、精神通院に関する事を多く発信しているつもりなので、“イチイチ金を出してまで読みたい記事″にもしたくないし、1人でも多く同じ思いをした事のある人の目にとまってほしい、有料記事にしてしまうと“経済的DV″に遭っている人や比較的若い年齢層の人は読めないかもしれない、そんな思いで有料記事にはしない事に決めた。

そもそもどこの誰かも分からない、作家でも有名人でもインフルエンサーでもない、何の知名度もないイチ個人のnoteの記事に誰が金を出してまで読みたいと思うか…そう考えたいた。
(有料記事にしている方はそれなりの理念があってされていると思うので、他の方の有料記事に文句をつける気はさらさらない)


自分の気持ちの“捌け口″よくチラシの裏というが、なるべくわかりやすく、みんなが体験した事があるかもしれないけれど“人には言えない事情や隠しておきたい部分″を自分なりに好き勝手書いている、個人blogの延長みたいなスタンスだ。


前にもどこかで書いたが、1番伸びている記事が必ずしもいいね、スキが押されるわけでもない、フォロワーも全然増えない、押したくても押しにくいんだろう、誰にだって事情はある。そんな事はどうでもいい。だがビューだけは恐ろしい速さで伸びている。


Xに繋いでから、毎晩『本日の一冊』として自分の気に入っている本を投稿する事も始めた。


これら全ての作業を仕事が終わってから、夜ポストしているのだが、これもmustでもshouldでもない。


10のうち5か6で生きてみる…44年間生きてきて初めて教わった言葉だ。
そうしたら、便秘も肩こりも、持続的に続く倦怠感も少しはマシになるかもしれない。


今日は夕方レッスンを終えてから、久しぶりに飲みに行くんだ!
昔ミニクラブで働いていた時出会ったNo.1のアイちゃんが、晴れてママになったミニクラブの周年祝いだ。彼女の店は現在セットが3.3万する、座料だけで3.3万だ。何かボトルを入れてtaxを足したらどんなに安くても1人6万くらいはかかる。
私が水商売を上がる時、私の口座(お客様)は少ないけれど、信頼できる京子ママとアイちゃんに全て託した。
おかしな言い方だが、ホステスが水商売を上がるとお客様は行き場を失ってしまう。変なボッタクリ店や接客をおろそかにする、よくわからない店に行ってほしくなかった。
大切に大切に育ててきたお客様だ。人によっては会社の接待でもよく利用してもらっていた。


なので、自分の口座は1番世話になった京子ママというこれまたスーパーしごでき美女のお姉さま(唯一相方が憧れるスーパー美女)とアイちゃんに全て“引き継ぎ″をした。

この2人なら別の店舗だが、一緒に仕事をしていたので、どんな接客をするかこの目で見ている、接待の席でも上手くまわしてくれる、着物の着かたからお客様の好みまでリスペクトしているスーパーしごできママ2人なので安心して引き継ぎを行えた。2人とも全く接点がないし、店のカラーも違うので用途によって使い分けできる。
水商売を上がることで、ほとんどのお客様とは縁が切れたが、不思議な縁でまだ私と繋がっている人もいる。
今日はそんな元お客様の1人と一緒にアイちゃんの店の周年祝いに行って、パーッと飲んで騒いでこよう。
お会計はもちろん元お客様持ちだ。席料だけで3.3万もする高級店に自力で行けるほど、私はまだ稼いでいない。
なので、アイちゃんのお店かアイちゃん本人に渡す花代を私が出す。暗黙の了解だ。


将来の夢!
自力(自腹)で京子ママやアイちゃんのお店で飲みに行って、ベルエポックのロゼかクリュグのロゼを開けて飲むこと。
アルマンドとかソウメイとか流行りのシャンパンではない。自分が飲みたい、自分が1番好きなシャンパンの銘柄だ。
現在の相場がいくらになっているのか、シャンパンメニューを見るのも夜飲み歩く醍醐味の一つ。
私が居た頃の倍には上がってるだろうな。


飲み屋の話は、また別の機会でじっくり話そう。



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