見出し画像

栄養学②健康にはとにかく「鉄」が大切な理由

※この記事は3~4分で読めます。

こんにちは、こたろうです😊

昨日はうつ病とオーソモレキュラー
というタイトルで記事を書きました。

今日はオーソモレキュラー栄養療法
の要(かなめ)となる栄養素、
鉄についてお話したいと思います。

鉄が不足するとみられる症状

✅疲れやすい
✅立ちくらみやめまいがある
✅頭痛になりやすい
✅集中力がない、注意散漫
✅よくアザができる
✅のどの不快感がある
✅眠気が気になる
✅冷え性
✅夜足がむずむずして眠れない

これらの症状がいくつか
みられる場合は
鉄の不足を疑います。

身体にとって鉄が大切な理由

昨日は神経伝達物質の
セロトニンの合成に
鉄が必要だとお話しました。

うつ病にとってもう一つ
大切なノルアドレナリン
という物質の合成にも
実は鉄が必要です。

鉄が足りないと
抑うつ状態が悪化すると
思われる理由はここです。

鉄はご存知の通り
赤血球を造るにも
必要ですし、

ミトコンドリアでATPという
人間が生きるための
エネルギーを生み出すにも
鉄が使われます。

また、免疫反応においても
鉄は重要な働きをします。

実に身体中のあちこちで
鉄は使われているのです。

発達障害の症状にも関与?

以前に⇧こちらにも
お書きしましたが
私は鉄が
発達障害を治すとまでは
考えていません。

しかし、これまでの
学びや経験から
特有の症状を和らげたり
発達障害だと思っていた
症状が一部消えたりは
あると考えています。

私の同期に名古屋で精神科
をしている友人がいます。
彼は発達障害を診ており、
コンサータを
名古屋で1、2を争うほど
たくさん処方しているそうです。

オーソモレキュラーは
知らないし、やっていないのですが、

その彼が
発達障害にはまず鉄を測る、
鉄欠乏性貧血のお子さんは
発達障害のような症状が
みられることがあると
話していて驚いたことがあります。

オーソモレキュラー以外でも
発達障害を疑うお子さんに
鉄を測定することがあるのだと
その時初めて知りました。

なぜ鉄が足りなくなるのか

簡単に言うと、食生活の変化です。
加工食品や冷凍食品は
ミネラルの含有量が落ち、

日本人の鉄の摂取量は、
1950年の1日あたり46mgから
2003年には1日8mgまで
落ち込んでいるといいます。

更に若い女性では、
生理、ダイエット、妊娠と
鉄が十分に摂れなかったり
失われる機会がとても多いです。

調子が悪い人は鉄も測ってみましょう

もちろん体調が悪い原因は
色々あるので
受診や他の検査も大切です。

しかし、異常がない、
体調不良の原因が不明ならば
採血で鉄を調べることも
是非検討してみて下さい。
鉄が足りているかどうかは
採血で分かります。

細かい話はここでは省きますが
『フェリチン』という項目が
身体の中に蓄えられた
鉄の量(貯蔵鉄)を示す値です。

問題は、『フェリチン』は
貧血があり、医師が
「鉄欠乏性貧血」を疑った
時に、はじめて保険で採血が
出来るということです。
つまり採血で貧血がないなら
自費でしか調べることが出来ません。


ちなみに自費でも
調べてくれない病院が
多いそうなので、
必ず確認してから
受診することをお勧めします。

貧血がないと
フェリチン測定に
保険が利かないのは、
一般的な理解では
貧血がなければ
鉄は足りていると
考えられているのです。

しかし、赤血球を造ることは
生命に直結するので
優先的に鉄が使われますが

貧血になっていなくても
鉄が足りず心身に不調を
きたしていることが
実は結構あるのです。

オーソモレキュラー的には
フェリチンはとても重要な
項目で、

自費であっても測定してくれる
医療機関を探して
検査を受けることをお勧めします。

そしてもし鉄がかなり
足りないことが分かったら
鉄のサプリメントを
試して頂くことも
あわせて強くお勧めします。

オススメの記事

最後に、妊娠で鉄を失って
しまう母親が多いことは
書きましたが、

「鉄が足りないお母さん」の、
子育てへの影響は
どれくらいあるのでしょうか。

ということで、興味が
ある方は是非
たむさんのnoteを
ご覧ください。

たむさんは他にも
鉄不足に関する記事を
ご自分の経験も交えて
たくさん書かれています。
詳しく、かつ分かりやすく
オススメです!

まとめ

鉄は欠乏しやすく
足りないことによって
色々な症状が出て来ます。

検査や治療で
症状が良くならない時、
フェリチン測定や
鉄サプリメントの摂取を
思い出してみて下さい。

最後までお読み下さり
有難うございました。
以下は有料になりますが
より詳しい鉄についての
お話をさせて頂きます。

ご興味ある方は是非
お読み下さい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?