私のこと
先日、
ついに本の見本が届きました！！
娘と一緒に
段ボールを開けると
青春出版社さんの
社長様からの
お手紙と、お祝いが入っていてびっくり！！
お手紙を読むと、
あたたかいお言葉がいっぱい書いてあり
思わず泣いてしまいました。
はじめて出す本が
青春出版社さんからでよかった！
本当に光栄で、幸せで感謝の気持ちしかありません。
ありがとうございます。
そして
本を手にしましたら
また涙がとまらなくて。
一緒に頑張ってくださった
担当編集者さんや
出会ってくださった方々や
家族のことを思うと涙が全然とまりませんでした。
とっても綺麗な表紙で
強くてあたたかい本のタイトルも素敵だ！って心底思っています。
娘が私を抱き締めて
背中をぽんぽんしてくださり
「母ちゃん、おめでとう」
と、目を潤ませて言っている姿を見て
また泣いてしまいました。
そのときちょうど
Mrs. GREEN APPLEさんの曲
「僕のこと」
が流れていて、ちょっと出来すぎだ！
ドラマみたいじゃん！と
思い、泣きながら娘と歌いました。
ああ なんて素敵な日だ
幸せと思える今日も
夢敗れ挫ける今日も
ああ 諦めず踠いている
狭い広い世界で
奇跡を唄う
歌いながら
数年前のいろんなことを思いだしました。
自分の身体の調子が悪くなり始めて、
病名が発覚する前に
父が自ら命を絶ち
借金とか後始末とか
いろんなものを残していなくなった。
目の前のことから
逃げることはできない。
夫と二人で、
一年かけてあらゆるものを片付けた。
たくさんの人に頭を下げた。
兄にもいっぱい迷惑をかけた。
父に恨みとか、
そんな気持ちはなかったけれど
かなりキツくて
いまだに
どう感情の整理をしていいのか
分からないままでいること。
夫が転職し、環境も変わって
なかなか大変な毎日になったこと。
病気がひどくなっていき、
大好きな仕事ができなくなり
動けなくなったことで
収入面でも生活面でも厳しくなったこと。
娘のように可愛がっていた
愛犬の蓮が突然亡くなり
悲しくてしんどくて
私の病気もどんどん悪化していったこと。
つらいことって重なるんだな。
でも、
それでも
私にできることを頑張りたい。
悲しみやつらさに浸ってばかりいられない。
「このままじゃ終われない！！」
何をどうしたらいいのか
わからないけれど、そう思った。
世の中は
美しいことだけでなりたたない。
悲惨で残酷で醜いことが
毎日どこかで起こっていて
突然、
自分にふりかかることもある。
だけど、
純粋な優しさをいただいたり
草花の強い生命力を感じたり
見上げた空がとても青かったり
涙がでるほど嬉しく幸せな瞬間がある。
落ちたら上がるだけ。
よく聞く言葉だけれど
簡単そうでなかなか難しい。
難しいけれど、
何度も転んで落ちても
諦めずに私はこれからも生きていきたい。
生きていると、嬉しくて幸せなあたたかい涙を流せる時もある。
先日娘から
思いがけない嬉しいお言葉をいただいた。
嬉しくて、感動してしまって
またすごく泣いてしまった！！
娘と出会えたことが
私には
奇跡のことだ！って思っている。
いただいたお言葉は一生の宝物。
本当にありがとう！と抱きしめて泣いた。
夫の母、義母からも
あたたかいお手紙をいただいた。
若い頃、
未熟な私のせいで
義母に迷惑をたくさんかけた。
そのことを謝罪し
申し訳ない気持ちを手紙に書いて伝えた。
でも、いただいた返事には
そのことについては
迷惑なんて思っていないよ。と
あたたかい言葉が
便箋にいっぱい書いてあるだけだった。
何度も何度も読み返して
涙がとまらなかった。
つらくて苦しいときが
たくさんあったけれど、
いつも泣くことができなかった。
優しくされたり
あたたかくされることに
あまり慣れていないから
優しくされると涙がでてしまいます。
素直に泣ける時間をいただけることに
有り難く
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
娘の前でカッコ悪く泣いてばかりいます。
夫はそんな私をあたたかい目で
見守ってくださっています。
私の周りには優しい方が多く
私も、そのようになりたい！
そんな風に生きて行きたい！と
思って少しづつ
行動していていけるよう
これからも日々精進していきたいです。
僕らは知っている
奇跡は死んでいる
努力も孤独も
報われないことがある
だけどね
それでもね
今日まで歩いてきた
日々を人は呼ぶ
それがね、軌跡だと
ああ なんて素敵な日だ
幸せに悩める今日も
ボロボロになれている今日も
ああ 息をして踠いている
全て僕のこと
あの日の僕らのこと
僕と君とでは何が違う？
それぞれ見てきた景色がある
僕は僕として、いまを生きてゆく
とても愛しい事だ
エッセイ本
『奇跡を、生きている』
１月１９日販売です！
手にとって読んでいただけますと
嬉しいです。
最後までよんでいただき
ありがとうございます。
心から感謝の気持ちを込めて。
横山小寿々
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