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キャリアのタイムマネジメント

このnoteについて
キャリアに悩んでいる人とU-30の社会人向けです。
欲を言えば学生にはぜひ読んでおいていただきたいです。
キャリアにもタイムマネジメントがあることが理解できます。

こんにちは、小畑です。
今日はキャリアのことについて書いていきたいと思います。
みなさん、キャリアはどうお考えですか?

何がしたいのかわからない?
キャリアがあればどうなる?
どういう風に描けばいいのかわからない?

そうですよね、そりゃそうです。
そもそも日本は終身雇用制度、年功序列の時代だったので、キャリアを考えるロールモデルが圧倒的に少ない環境なんです。
だからこそ、自分で考えてキャリアを形成する時代です。
その時に必要なのがキャリアのタイムマネジメント
一緒に考えていきましょう。

そもそもキャリアって何?

端的に表して経歴とされています。
要は今までの経験や得たスキルなども含めて評価されるものがキャリアであり、過去が評価されます。
そして、キャリアプランとは今後どういう経歴を手に入れるのかのことを表します。

こういったよく聞く言葉で曖昧な表現は必ず一度定義を明確にしましょう。
そうすることで、自分が今何をゴールとしているのかが鮮明になり、次にやるべきことが定まります。

キャリアプランの作り方

そう言った時に立ち返って欲しいのが、なぜキャリアという言葉・概念が存在するのか
それは必要に迫られたから生まれてきた訳です。
きっと清少納言はキャリアなんて考えてなかったはずですから。笑
ここからは持論になります。

農業革命や産業革命、IT革命を経て働き方は多様化されました。
僕らが基本としている8時間労働なんてのは産業革命の時の工場法によって定められましたし、週休2日は松下電器(現Panasonic)が日本で初めて正式に取り入れたのは有名な話です。

その中で、日本は終身雇用、年功序列という当時では素晴らしいソリューションで日本を活性化してきました。
それは戦後の日本の経済や発明が著しく素晴らしかったから成り立っていました。
しかし、現在はそうとはいきません。
より実力主義で評価される時代になりました。

ここがキーポイントです。評価されるという時代
評価がされるということは、それだけ価値を生み出しているということの裏返しであり、その分の対価をいただくということでもあります。
つまり、キャリアという言葉はその人が労働人生でどれだけ世の中に価値を生み出せるのかどうかという尺度という意味を持ちます。
そしてキャリアプランを立てるとは、世の中に対してより価値を提供するプランを立てることを意味します。

ただし、現在の資本主義においての金融市場はお金持ちよりの発想なので、その点では崩壊してしまいます。
もし興味があればご自身で調べてみてください。

話を戻します。

ここまで書いたらお気付きの方もおられるかと思いますが、キャリアプランは世の中に求められているかどうかで判断するということになります。
昔は精密な計算ができる人の方が評価された時代もあったと思います。
しかし今はコンピューターがあるのでそれは価値を提供できていると評価されません。
なので、端的にキャリアプランを言い表すと「人材市場で価値提供ができるプラン」となります。
もちろん人材市場は時代と共に変化し続けるということなので、今後どのような人材が求められるのかということを常に意識してみることが、キャリアプランを作成する第一歩です。

キャリアのタイムマネジメントとは?

ようやっと本題です。
キャリアのタイムマネジメントって言葉を聞いたことがありますか?
僕は一度もないです。僕が作ったセンテンスなので。笑
なのでここらから解説していきます。

僕は今まで100人近くの人のキャリアの相談に乗ってきました。
そこで心配することがない人と、心配する人の違いが明らかになりました。
それはこの二つです。

・将来どうありたいのか明確である人。
・目の前の仕事以外に成長へ投資している人。

前者は容易に想像がつきやすいと思います。
例えば、「ITエンジニアで月収50万円を稼いで田舎で暮らしたい」などです。
どうありたいかが明確になっているので、ゴールに向かって次なるアクションも明確な訳です。
なので、あとは背中を押してあげ、鼓舞するだけでキャリアへの心配は解決します。

では後者はどうか。
将来どうありたいかが明確ではない人でも、きちんとキャリアを積み上げれる人がいます。
それが目の前の仕事以外に成長へ投資している人です。
例えば、エンジニアなら最低限のエンジニアとして求められる価値を提供できるようになっているのであれば、近しい領域のマーケティングやどの職種でも応用がきく組織づくりなどを学んでみるなど。

キャリアのタイムマネジメント

ただ自分の得意分野だけではなく、異なる分野の掛け合わせをできる人の方が市場として価値が高まります。
もし少しでも興味がある分野があれば、主務とは別に時間を取り、少しずつでも学んでみる
それこそがキャリアのタイムマネジメントです。

そういった具合に自分の今の仕事以外で能力を高めることは今後のキャリア形成に確実に繋がっていきます。
もし今まで興味がなかったことでも、今後の人材市場で求められる人材と判断したのであれば飛び込んでみることをオススメします。
それが武器となり、自分の価値を高めることに繋がるためです。

これだけを書くと、お金のためだけと勘違いされる方がおられますが、それはそれでいいと思います。
ただ一つ言えるのは、どういう視点で物事を捉えるのか。
複数のことで価値を生み出せるということは、それだけ喜んでもらえるということです。
その結果として、いただく給与が高くなることに結びつきます。
主観的な判断でどう捉えるのかはそれぞれの価値観だと思うので、自分が過ごしやすい捉え方をしてみてください。

回りくどい表現になりましたが、キャリアのタイムマネジメントとは、「今求められている仕事をこなしながら、これから自分が必要とされる能力を高める」ということです。
多くの人は前者のみを行なってしまいます。
給与がもらえる目の前しか見えなくて、ついつい他の分野に手を出さなかったりします。
ぜひ、一度これから求められる人材を定義して、貪欲に学んでみてはいかがでしょうか?

そもそも社会経験なんて毛の生えたようなもの

実は僕らは、目の前のこととこれから必要とされるものという抽象度で離れています。
お金の使い方や普段の生活など。
例えば、中学生なら今目の前を楽しむのは部活やデートだったりするでしょう。
そして今後のためを思うなら勉強をすることでしょう。
ただ僕らはまだ社会人生活に慣れていないんです。
会社に守られながらお金を稼ぎ、それがどういう条件で成り立っているのかを。

なので、これから考えていく必要があります。
慣れていないことですし、お金みたいに数値で明確に表せるものではないので判断が難しい分野です。
ただし、一つ言えることは今の業務だけではなく、もっと自分を広げ深めれることにチャレンジして欲しいということです。

有料から無料へ

ここからはちょっとして蛇足のお話です。

人生で一番生産性が上がるタイミングをご存知でしょうか?
それは新社会人になるタイミングです。
学生のうちはお金を払って学んできていました。
その環境が当たり前だった上で、会社に就職すると毎月給与が振り込まれるようになります。
お金を貰いながら研修や実務経験を積んで様々なことを学ばせてもらう環境に変化しています。
もちろん会社からは成果を出して欲しいという裏返しなので、きちんとアウトプットを出す必要があるのですが、お金を貰いながら学ぶことを多くの人はおそらく人生で初めて経験します。


何が言いたいかというと、自分が価値を生み出せない分野で、給与をもらうスタンスを捨てろということです。
逆にいうと、しっかり価値提供できる分野であればお金をいただきましょう。
まだ主務が慣れていないのであれば、ちゃんと主務でしっかり成果を出す。
それから自分が興味ある分野に対して貪欲に学んでみてください。

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