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第5回 リードの調整法①〜用途別で10枚使い切りたい!

みなさんこんにちは!
このnoteでのクラリネットに関する記事を書き始めて3ヶ月目になりました!
自分自身、文章を書くことが好きで、記事にしたいことがどんどん湧いて出てくることが、新しい発見で毎回ワクワクしています。
新しいことをはじめることは、本当に勇気がいるし、よく思われないのではないかとか、何か意味はあるのだろうかとか、色々と考えてしまいますが、
はじめてみると、必要と思ってくれている方がいてくださることが本当に嬉しいし、色々な感想が伝わってきて達成感もあります。
お読み頂いている方々、本当にありがとうございます!
これからも楽しく頑張っていきたいと思います!

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リード値上がりについて

さて、今回はリードに関する内容の記事にしようと思います!
バンドーレンのリードやマウスピースなどの値上げが発表されている最中の記事になりますが、きっと今後バンドーレンに限らず、クラリネット関連の必要小物たちの値上げが、どんどん起こっていくと思います…
実際問題、クラリネットを演奏する者として気が気ではないことで大ごとですよね!ランニングコストが増えることは少量だとあまり感じづらいことでも、振り返ってみるとかなりの差が出てくるものです。
ただ今日の世界情勢や様々な事柄を鑑みると、避けては通れない実質的な値上げもしょうがないところもありますよね。
特に輸入品に関しては、為替変動、円安の影響、世界情勢などのトリプルパンチで、クラリネット関連グッズ以外にも、日常生活においてもかなりの影響を受けていますよね。
メイドインジャパンの製品であっても、そこに使う部品や加工は海外製品を使っている場合も多く、その細かい部品たちも値上がりしていて、製品化する段階ではコスト増ということもあります。
海外目線だと日本製品は安くて買い時とも取れますが、輸入品を扱う日本企業の多くは、その影響による消費者へのご負担を心苦しく思いながらも、そうせざるを得ない状況なのだということは、楽器メーカーに直接伺うことが多い私は直接的にお話を伺う場面が多いので、そういった事情で心を痛めていることを良く理解しています。
楽器の世界では特に、為替はどうしても大きく影響します。難しいですね!

リードについて

とはいえ、それでもリードがないとクラリネットを演奏することはできませんよね。しかも10枚入り、5枚入りのうち最初から演奏可能と感じるリードはそのうちに数枚…仮に演奏が困難なものを除くと一枚単価がどんどんと上がっていき、一枚約1,000円?!それ以上?!という感覚になります。

そもそも10枚全部吹ける!というリード1箱をメーカーが作ることは可能なのでしょうか。ここからは私の勝手な考えですが、おそらく"可能"です。
ただ、10枚全部吹ける!という感覚の人にとってはそのメーカーのそのリードを買い続けることになるでしょう。
でも、その感覚の人が全てではありません。10枚全部はずれ!と感じる人が出てきてしまいますよね。。この人はおそらく他のメーカーにうつってしまうでしょう。
あくまでメーカーは、幅広い奏者のニーズに応えなくてはいけないので、ある一定の範囲からリードの硬さに幅を持たせバラけさせることが必要になるのかな?と勝手ながら思っています。
ある一定範囲、とはリードの番手(3番、とか31/2など)ということです。

やっぱり、一箱のうち演奏可能と感じるリードは多ければ多いほど、色々な意味で助かりますよね!
もはやこれからは、「自分でリードを調整して吹けるリードを作る」という作業が必須になっていくかもしれません。
なので、これからは!考え方をガラッと変えて
「新品のリードはまだ未完成品で、自分自身で育て、調整し、自分の合ったリードにしていくものなのだ」と思っても良いかもしれません。

しかし…
かく言う私自身も、自分で削ったリードは全然使い物にならず(笑)
今までことごとく失敗してきました。
何百枚と失敗し、やっぱり最終的には何も自分では手を付けず、売られたままのリードが結局一番バランスも良いし、何箱も開けて多い枚数からこれぞと言う一枚を選ぶことが一番なんだな…と思っていました。
この考えは半分、今でも正解かなと思っています。
でも、本番用リード以外の、練習用リードみたいな位置付けのリードが増えたら、めちゃくちゃ助かりませんか?
今回の記事で重要なキーワードを記していますが、用途別というのは、
本番用リードまで格上げはされないかもしれないけど、練習用リードとしては使えるかもしれないリードが増える調整方法をお伝えしたい!という意図があります。その中で、もしかしたら本番行けるかも?なリードも運良く出来上がるかもしれません。リードは一期一会であり運もあり、様々な要素があります。

今回は、誰でもすぐに始められる調整方法をメインとしますが、どうしても実際の私自身の経験と感覚も多く入ってきてしまう内容とはなります。
読んでくださる方が、リードに左右されない楽しいクラリネットライフを送ることができる手助けになれればと思います!

リード1箱の内訳

新しくリードを開ける時、大きな期待と共にワクワクしながら開封の儀を行いますね。
今回は10枚全部吹けるかな!どうだろうな!ワクワク
その期待は大抵の場合、ことごとく裏切られますね。(笑)
あの感情に名前を付けたいくらいあるあるなことだと思いますが、私はもう慣れてしまって何も感じません。もう無です。
私の感覚では10枚の内訳は、

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