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男3人生活3日目:試練

3人生活が始まった途端から、朝は5時台に起きるようになった長男トムセープと次男ラープ。ポーさん(私のこと:タイ語でお父さんの意味)、めっちゃ眠いんだけど。

※眠たい理由は、寝かしつけで2人よりも先に寝てしまい、0時頃に目が覚めてそこから朝食の仕込み・明日の山への準備・部屋の片付け・ストレッチ・日課のお灸などをして寝につくのが1−2時。完全にショートスリーパー化しつつある。

そんな今日の1日。

1日を見通す力

朝からピーカンの天気。そこに、久富さんからの連絡。「今日、裏匹見(山陰地方の秘境)でテントサウナするよ」超行きたい…。この瞬間、やるべきことが頭の中を駆け巡った結果、匹見行きを決行することとした。

やるべきこととは、「いかに子どもたちがグズらない見通しをもてるか」である。ポーからすると、料理ができる・子どもと遊ぶといったイクメンよりも、この視点をもてるオヤジこそ真のイクメンだと思っている。

その連絡をもらった8:30。匹見で昼を越すので、昼ごはんの下ごしらえのスタート。(現地で焼く用のものも。川沿いで簡単なBBQをすれば2人とも喜ぶに違いない)その傍、洗濯物や掃除、合間で2人と遊ぶこともペース配分しながらやっていく。

これらを10:00までに終わらせ、途中スーパーで買い出しをして匹見に11:30には到着。先にメシを食べて川遊び&サウナ。次男ラープは昼寝をしないとグズリの極みに入るから、13:30頃のピークに合わせて寝かそう。もしくは14:00過ぎまで粘って帰りの車の中で寝かせばok。夕方18:00からこの男3人生活のサポーター大江家がゴハンを用意してくれるとのことなので、家でバナナでも食べて繋いでおけばok。20時帰宅→風呂→読み聞かせ→寝かしつけ

うん、完璧だ。

いざ裏匹見へ!

川に入りたい欲求を抑え、ササッと昼飯の準備をして 「いただきます!」調理したものを食べながら、その場で調理するものを食べる。この2段方式で子どもたちに「隙間」を与えない。これがタイムラグ作戦です。今回はロケーションも働き、昼飯に集中している姿がありました。

そして川へ!

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初匹見でしたが、秘境の名にふさわしい川の透明度と冷たさでした。長男トムセープは最&高!を連呼しながらずっと泳ぐ→テントサウナを繰り返し、整いまくっておりました。

そして現実へ…

次男ラープが、まさかのグズリ発動…!(予定より早いんだけど。。。。)というこちらの思いなぞつゆ知らず、ずっと抱っこしながら(13kgと意外と重たい2才児。でも18.5kgの長男3才児よりマシ。)川に入ることに。

たしかに、先週月曜ぐらいから朝、園バスに乗るのも「ポーさん抱っこがいい!」とぐずっていたのは事実。おそらく、赤ちゃん返りの一種で甘えたい欲もあるんだろうなぁ。いやでも、君の大好きな水が目の前にたくさんあるよ?!

限界突破

ときたま下ろしながら、ほとんど抱っこしながら、川に入りながら、気づけば時間は15:00。おれ、サウナ1回しか入ってないんだけど。それも一瞬だけなんだけど、ラープくん。

限界が近づいてきたので、久富さんファミリー(長男同士が同い年&同じ山に行っている)にお礼をいいつつ、荷物をまとめて車へ行こうとするも、こだまするのはラープの「ポオオオオオオサアアアアアアアン!!!!!!」

そこにサッと手を伸べてくれたのが、久富さん。強制的に抱っこされ、泣くラープを横目に、ダッシュで荷物を車に投げ込み、ちょっと駆け足で戻ったらなんと

久富さんの胸の中で寝てた

相当眠たかったんだな。そのまま車まできてもらって寝てもらおう。しめしめ!なんて思ったことがいけなかった。

5分もしないですぐ起きた

チーーンとはまさにこのことである。もうすぐに車に乗せて出発せねば!久富ファミリーに別れを告げ、これまたちょっと眠そうな長男も抱っこしながら急いで車に乗り込み、出発。さあ、寝てくれよ!あわよくば2人とも!

そして現実へ…その2

結果ですが、その「ちょい寝」のおかげで、次男は一睡もしませんでした。大人でも一瞬寝るとスッキリするやつあるじゃないですか?きっとあれだったんだな。むしろ超元気になって、ずーっとしゃべってる。長男が眠そうなのに、ずっと「ねえトムセープ」って話かけてる。。。その長男も、もう家つくぞってところで寝て、ついたら起きた。3分ぐらい。あれ、君たちもショートスリーパー???

時間は17:00を回っていたけれど、まあいいや、このあとゴハン作らなくていいし、予定より早く寝かせよう。なんて思いながら18:00過ぎに大江宅に出発。しかし、ここから今日の最大の試練が待ち受けていた。

試練その1:夜ゴハンの遅延

18:00からゴハンのはずが、あれ、家にれいちゃんしかいないけど?そんな嫌な予感はしっかり的中し、結果ゴハン開始が19:30となりました。

その間、長男次男から「ポーさんお腹すいた!!!!」の嵐。外に出てなんとか遊びながら、隣の畑にあったミニトマトを失敬しながら、しのぎにしのいで、「いただきます」耐えに耐えたおかげか、まあーよく食べました。w れいちゃん、ごちそうさま!

試練その2:帰りの車内

時は20:30。ちょっと遅くなっちゃったけど、たまにはいいよね。じゃねー!と車を走らせた30秒後、次男が夢の中へ。いまかーーーと思っている矢先、長男が「ポーさん、おしっこもらしちゃった」えー!まじか。。。ちなみに、いま?と聞くと、「ケンケン(大江家主人)と遊んでて、ケンケンの上に乗ってるときにした」それこそまじかよ。。。と思いながら、車の中じゃなくてよかったと思いながら、ちょっと我慢してくれい!と家まで車を走らせた。

※ケンケンには伝えていません。w

試練その3:長男の着替え

満身創痍で家に着き、片手に次男を抱っこしながら布団を急いで敷き、ゴロンと寝かせ、長男の着替え&体拭きに。今日は川入ったし風呂はええねーなんて話していたら「ポオオオオオオサアアアアアアアン!!!!!!」今日何度目だ。。。次男が起きちゃって、私から離れません。まとわりつかれながら長男着替えさせ、2人を抱えて布団の中へダイブ。時間は21:00を回ってしまったけれど、すぐ寝るだろう。ドタバタな1日だったけれど、終わりよければってやつだな。そんな想いにウトウトしてきたポーの鼻は、あるものを感知しました。

最後の試練

最後の最後が待っておりました。いつしたのか知らなかったけれど、次男ラープが脱糞していたのです。もう、叫ばずにはおれませんでした。泣きながらウンコ処理をする姿には悲壮感しかなかったはず。「ぼくは知ってるよ、ちゃんと見てるよ、がんばあってる君のこと」 somaさんの歌を口ずさむしかありませんでした。このリンク先の小栗旬の気持ちがちょっと分かったような、そんな気分でした。

結論

どれだけ見通しをもとうが、

こちらの予想を遥かに超えてくるのが子どもという存在

なんですね。小学校の先生をしていた時代に学んだことを、今日は強烈に思い出しました。なので、見通しをもとうがもたまいが、子どもたちと起こる出来事を楽しむこと。これに尽きますね。これができるオヤジであり続けたいと願った、良き1日となりました。


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