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【バングラデシュ市場】アパレル産業・サステナブルなサーキュラーモデルの実現に向けて

先日、バングラデシュを含む各国における、アパレル企業からの不払いについて書いた日経新聞の記事を張りました。

バングラデシュのアパレルというと、ラナ・プラザでの事故のイメージも強く、貧しく、厳しい環境という情報が先行するかと思います。一方で調べてみたら、「サーキュラーエコノミーの実現」と言う視点でも動きはあるようです。

2021年2月に発表されたリサイクル・イニシアチブは、デンマークの団体Global Fashion Agendaが主導するもの。30社以上の企業が集結し、バングラデシュを「アパレル・リサイクルのリーダーにする」という目標を掲げる。プログラム詳細の公表は2021年エンドに同団体が発刊する'Circularity Playbook for Bangladesh'を待ちたいところ。(参考:Fast Company記事Global Fashion Agenda PR

参加したアパレル・ブランドは下記の通りで、ほぼヨーロッパ&オーストラリア。日本での有名どころだと、ZARA系列のBershkaやH&M、M&S等。

Bershka(スペイン)、 Bestseller(デンマーク)、 C&A(ベルギー)、 Gina Tricot(スウェーデン)、 Grey State(アメリカ)、 H&M Group(スウェーデン)、 Kmart Australia(オーストラリア)、 Marks & Spencer(イギリス)、 OVS(イタリア)、 Pull & Bear(スペイン)、 Peak Performance(スウェーデン)、Target Australia(オーストラリア)

リサイクル技術を持つ企業として参画するのも、ヨーロッパ系のスタートアップが多い模様。

Birla Cellulose(インド)、 BlockTexx(オーストラリア)、 Cyclo【バングラデシュ)、 Infinited Fiber Company(フィンランド)、 Malek Spinning Mills(バングラデシュ)、 Marchi & Fildi Spa(イタリア)、 Lenzing AG(オーストリア)、 Recovertex(スペイン)、Renewcell(スウェーデン)、 Saraz Fibre Tech(バングラデシュ)、 Usha Yarns Limited(インド)、 Worn Again Technologies(イギリス)

日本でバングラデシュというと、自分はユニクロのイメージが強く、ユニクロがリサイクル面でもパートナーを組む東レ等も、このようなイニシアチブでどんどん発信できないのかな?と思いました。

と言いつつ、バングラデシュのアパレル輸出の6割以上が欧州/日本は全体の3%(バングラデシュ統計)と考えると、日本企業にとっての優先市場は他なのかもしれないですね。

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どちらにせよ、技術を持ったスタートアップが他国も含めた大企業と組んで…という場に、日本企業がどんどん進出したら良いな!と個人的には思います。

それでは!

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