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黒髪はとっても魅力的な素材

黒髪をショートヘアにした瞬間、新しい雰囲気がふわっと出て印象ががらりと変わる。隠れていたものが飛び出てくるような感じがして、個人的にとても好きです。

でもこれは重く見えるからとネガティブにとらわれることもしばしば。たしかに、日本人の髪質は多くて硬い。ほとんどの人はさらさらではないので、伸ばしていると重く見えてしまいます。

長い髪を好んでいればいいけど、「短いとボーイッシュになるのでは」と不安を抱き妥協策として伸ばしている人もいる。

そんな方に、ぼくは柔らかさと色っぽさのある短い髪型にしようと提案しています。

ロングたとこの雰囲気を出しやすいけ、立体感と肌の見せ方をバランスよくやれば短くてもすてきに仕上がります。

のっぺりしたら重くみえる

髪がぴたっとし平面的だと重くなります。これが細い髪だと気にならないけどしっかりしているとそう感じてしまう。

この髪に柔らかさを加えるには、まず丸いシルエットにします。ぱつっとしていたりストンとしていると角張って見えて硬い印象が強くなる。

逆に、角がなく丸みがあるとしなやかに見えるのがヘアスタイル。特に後頭部にこれがあると効果が高いのでそのようにカットします。

あと、束感を作り髪に動きを出すと立体的になります。のっぺりがふんわりに。これが柔らかさを強めてくれる。

ロングヘアは何もしなくてもなびくけど、短いと軽くする切り方が必要です。

少年感が出てしまうのは、大抵短く硬く仕上がった時です。毛先を先細に切り軽さを出せばカバーできます。

首を見せる色っぽさ

「浴衣や着物を着ると色っぽくなる」

これはうなじが出るからです。首のラインは女性らしいポイントだと思っていて、きれいに出せばとても素敵に仕上がります。

短くすると首が太くみえると心配する人もいます。その場合は、えりあしが重くなっているのが原因なのですっきりと軽くすれば問題ありません。

隠れていた肌を見せると軽さも出るし首のラインもきれいになる。

ついつい肌を隠したくなるけれど、思いきって出してしまった方がいいケースも多いです。

また、肌を見せると頭と体のバランスも良くなります。

とても素敵な黒髪ロングヘア。髪もきれいだしきれいなヘアスタイルです。

これはこの良さがあり、ショートにはその良さがある。カットすると首、肩、頭が出てきて「あっ自分ってこうだったんだ」と気づくことも多い。

ショートヘアは隠すことが苦手。良くも悪くもパーツがあらわに出てきます。

なので、それらがいいバランスになるように切る必要があるなと。

今回のように女性らしさを出すには、丸く柔らかくカットし黒髪のしなやかさを引き出すのが大切です。

色んな髪型にチャレンジして欲しい

同じ黒髪のショートヘアでもいろいろなデザインがあります。

女性らしくなきゃダメなわけでもないし、クールにかっこよく決めてもいい。こうじゃなきゃいけないルールは全くないので色んな髪型にチャレンジして、新しい魅力を知るのも楽しいです。

かわいい印象のための髪型もあるし、そうじゃないものもたくさんあります。

髪型をデザインする意味は、その人が自分の持つ雰囲気をいかし自信をつけること。

黒髪は何も手を加えていないその人らしさの象徴なので、大事にカットしてその人らしさを出せたらなといつも考えています。

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