言葉の力

滋賀戦応援ありがとうございました！滋賀戦は出場できなかったので試合の振返りではなく、先日、人生どこで人が繋がるかわからないなと思う事があったのでそれについて書きたいと思います。

僕が社会人時代(24歳頃)にある地域で、所属チームのクリニックを開催した事がありました。その時参加してくれた当時小学生の生徒の1人が今は高校進学の歳になり、推薦の話が来るくらいの選手になりました。
その推薦先の高校の先生が僕の大学のバスケ部の先輩でした。その先輩の話だと生徒とお母さんが「ミニバスで心が折れそうな時に石井選手から声をかけてもらい、立て直して貰えました。」とおっしゃっていたそうです。「その子を推薦で声掛けできたのも石井ちゃんのお陰でもあると思うからありがとう」と先輩からも感謝の言葉をいただきました。
この出来事で、別に自慢をしたいわけではなく、受け取る側が受け取る準備ができている心の状態であり、必要なタイミングで言葉を受け取れると言葉の持つ力ってとても大きくなるんだなと改めて感じました。
その時の僕は、プロでもないし、わかりやすく言えば普通の人よりちょっとバスケがうまいサラリーマンです。笑
そんな大人の言葉ですら、自分の原動力に変えてしまうのだから、子供の純粋な心の状態って本当にすごいと思いました。
先日、メジャーリーガーの大谷選手も『選手として夢や元気を与えようとは考えていない。そう受け取ってくれるのはその子がそういう感覚を持っているから。その純粋な感覚はすばらしいこと』とインタビューで答えていたように僕のかけた言葉がよかったのではなく、その子がそういう感覚を持っていたからなんだと思います。(たぶん言葉だけを切り取ったらたいした事も言えてないと思います笑)推薦が貰えるくらいの選手まで成長できたのは間違いなく本人の力です。これからも影ながら応援しています。

どんな人のどんな言葉であっても受け取る側の準備が日頃からできていれば、自分のパワーに変えられると感じる出来事でした。これからも受け取れる準備を常に整えていこうと思います。

p.s
僕も普段試合に負けた後は気持ちが沈む時もありますが、息子が「次勝てばいいんだよ」とか「がんばったね〜」とか素直に言葉にしてくれるおかげで気持ちが切り替えられています。もちろんダメ出しもされますが笑

　　　　　　　　　　　　　　　　石井　講祐