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マルチ・ポテンシャライトって美味しいの?

直近の想定される業務内容。Web制作、動画制作、ファンドレイジング、SNS運用、チラシ制作、取材編集。。。よく器用貧乏という言葉で揶揄されるが、僕の業務は多岐に渡る。通常、フリーランスと言うと、スペシャリストのイメージをお持ちだろうが、僕のようなジェネラリストもままいるのである。

クライアントの要求に応えていると、自然とそうなる。あれできない?これできない?というような。勿論、やらないことを決めて、やることを絞ることは大事。一方で、個人のキャリア戦略上はそれで良くても、目の前でお客さん困ってるけど、君、やらなくて良いの?ってなる。結果、生来さほど器用というわけでもない気がするのだが、色々やるようになる。

そんな折に先日、こんな本を紹介いただいた。ちょっと前の本だが、僕のように複数の専門性を渡り歩く働き方を「マルチ・ポテンシャライト」と言うんだと。

専門性を身に着けて、業界のトップランナーになって、超一流として食っていく、って生き方もあるだろうが、それはもう一握の砂。一流どころか、歳月を費やしても、二流、三流に留まることの方が圧倒的に多いわけで、ただ、複数の天職を見つけることで、それに太刀打ちせずとも、世の中をそれなりに楽しく渡り歩いていく方法ってあるよね、というような本だ。

個人的にも複業志向ではあって、1年前くらいからせっせと複業の態勢を模索して来た(ようやく整いつつある!)。先日受けたフリーランス向けのキャリア面談でも、先輩の編集者兼キャリアカウンセラーの方に、フリーランスのサバイバビリティを担保するのは、複数の仕事を持ってリスクヘッジをすることとの示唆を受けた。

最近はファンドレイジングを勉強中で、肩書的にはファンドレイザーということになるのだろうが、見習だし、企画や設計の仕事を捨てたわけではないし、Webも、SNSも、印刷も、動画も、これからも触っていくつもりだ。レオナルド・ダ・ヴィンチを引き合いに出すのは些か不遜な気もするが、何かこう通底するような考え方の軸を持ちつつ、様々なアウトプットを模索していく、というのは、これまでのキャリアとも合致する。

これまでの人生で、やることを決める、やることを絞る、ということを薦められたことは実に多い。本当に多い。ただなんかそれに抗う術はある気がしていて、マルチ・ポテンシャライトというキーワードは僕にとっての助け舟だったように思う。

TEDにスピーチがあります。

まあただ、そんな美味しい人生を歩めますよ、という方法論ではない気もしている。むしろ、複業を楽しみ、複業を続け、人生を謳歌するための、一つの価値観の問題なのかなあという気がする。キッザニアじゃないけれど、色々な職業体験できた方が人生は豊か、って考え方もある。たくさんを儲けるために最適化するのが、幸せな仕事論、というわけじゃないよなあという。

不惑と言いつつも、40代もまだまだ試行錯誤になりそう。

僕の詳しい仕事に関してはWebサイトを覗いてみてください。

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