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フリーランスからポリワーカーへ

2005年以来、16年間、言うなれば、フリーランス「一本槍」だ。ただ、長い期間フリーランスを続けているからと言って、蓄えたアセットや動かせるリソースが大きく増えるわけではない。淡々とフリーランスを続けるのも良いだろうと思って来たけれど、なかなか新しいことを始められないもどかしさがあった。

30代はそういう意味ではプロジェクトの時代だった。手弁当で始められるようなミニプロジェクトをいくつか立ち上げたり、ITベンチャーに席もらったり、独立行政法人とメディアをやったり、NPOのイベント実行委員会に加わったり、ラグビーの大会は実行委員長をやった。

しばらくのお休みもあって、これまでのタスクも荷を降ろし、どうしていこうかなと考えていた時に、こんな記事に出会った。

「ポリワーカー」。馴染みのない言葉だったが、ヒントは身の回りにもあった。例えば、お知り合い(先輩)のフリーランスのデザイナーさんは、一方で、地域スポーツの拠点でインストラクターをしているそう。お話をうかがって、そういうのは良いな、と何となく感じた。

加藤康祐企画設計、個人事業主として再始動して3年が経とうとしている。それなりに仕事はできているものの、3年のその先をどうしていこうか、なかなか暗中模索の状態だった。今の自分の仕事をやめられないと、新しい仕事はできない、という先入観が何となくあったが、このコロナ禍の影響もあり、副業、複業という選択肢が俄に脚光を浴びて来ている。

加藤康祐企画設計、という事業はもうある意味、このままで良いのかも知れない。クライアントの要望に応じて、問題解決に取り組む、言ってしまえば一人制作会社なのだ(でしかないのだ)。特に人数や規模を増やすつもりもない。できることは増やしたいと思ってできることの幅は広げて来たが、個人の限界というのはもちろんある。今後も自分の能力のアップデートが疎かにならない限り、続けていけるだろう。

という時に、加藤康祐企画設計とは別の、複業を探す、というアプローチで新しい仕事を開拓するというのは良さそうだ。最初は小さくても、加藤康祐企画設計に続く、第二の槍、第三の槍に育っていけば、エコシステムの成長にもリスクヘッジにもなる。結果的に、今のワークライフがよりカラフルなものになっていく期待感もある。

これまで新卒の就職活動くらいで、転職活動らしい転職活動はしたことがないし、マッチングプラットフォーム経由で仕事と出会ったこともほとんどない。ちょっとキャリア的な意味でチャレンジングになって来るかなとも思うけれど、良い機会だし、これまでの経験携えて、どれだけ社会に通用するものなのか、再確認できたら良いと思う。

フリーランスは辞めないけれど、ポリワーカーを目指して。

挑まなければ、得られない。

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