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高円寺でのアート巡りはなぜ他より色々書けるのか?

自分と違う「視点」の刺激を求め、この日もアート巡りへ。

※ 2024年上半期のアート、ベスト15の動画はこちら。

オシャレ女子と音楽好きに刺さる?VVIN(ウィン)「ウイング」(〜2024/7/8)

アンプカフェ
https://www.instagram.com/p/C6bAL1eSfwe/

オシャレ女子など数人が訪れていた。
作家さんはバンドマン。あとで、YouTubeで見てみてショック。メンバーの中のどの人なのか、顔が思い出せない。
ステッカーをくれた彼がきっとご本人だろうに。その一瞬のやりとりがあったはずなのに、相手の顔をちゃんと見てなかったのかな。良くないな。

展覧会には、既存のレコードジャケットをモチーフにしてボカしたような作品などあり、カッコいい。
あなたの思い出のジャケットは、どんなの?

カフェに静かに馴染む、山田泰「沼のほとり」 (〜2024/7/14)

ギャラリーカフェ 3
http://exhibition.3gallery.net/?eid=401#gsc.tab=0

スッキリおしゃれなカフェの壁に、アート展。
静かな風景画で、カフェにとても合っている。

前回はマスターとゆっくりお話ししたのだが、今回はお忙しそうで話せない。いや、特に話したいわけじゃないし、私しか客のいなかった前回よりなんだかホッとしたのだけど。

サクッと作品を見た後、前回マスターに教えてもらった向かいの絵本屋へ。

絵本の古本屋 【えほんやるすばんばんするかいしゃ】

えほんやるすばんばんするかいしゃ
https://blog.goo.ne.jp/nabusuraynohe


とても素敵な絵本屋さん。他にこういう店を知らないからすごく貴重に感じるのに、2回?3回?来てもまだ絵本を買ったことはない。なんだか矛盾している自分にモヤっとする。

店内には絶版の作品や海外の絵本などが、満員電車のような書店と違い、ゆったりのんびり座っている。

今回はアートの展覧会はしていなかったが、店内の雰囲気や、絵本がとてもユニークで楽しめる。「インド昔話」とかね。

ん…?「へんなどうつぶ」…?!

隣の本屋へ。

急なハシゴを登った先に、VIDEOTAPEMUSIC『Revisit』(〜2024/7/22)

ヤンヤン
https://www.instagram.com/p/C8tzMHNSdqs/

急すぎる階段(というかハシゴ)を登ってたどり着く、小さな本屋。ロードランナーやドンキーコングを思い出す(昭和のゲーム)。
絞られた本のセレクトが面白い店だ。

前回来たのは偶然、オープンの日だった。しかも向かいの絵本屋さんに教えてもらったから印象深い。つまりあの日、カフェギャラリーで教えてもらった絵本屋に教えてもらった本屋、なのだ。

そのとき応援の気持ちで買った2冊の本は、まだ読めていない。

今回はトイレくらい狭いスペースに、映像展示がされていた。あまり時間がなくてちょっと見たくらいではよく分からなかった。

が、後で調べるとこのVIDEOTAPEMUSICという人?はミュージシャンであり、映像ディレクター。またもミュージシャンのアート作品か。
VHSテープを各地で収集し、それを素材にして音楽や映像の作品を制作しているらしい。

Apple musicで探したら、なんと角銅真実さんが参加してる曲がある!しばらく聴いてみよう。

でも店内ではそれよりも、私を凝視してくるチョ・ナムジュの本『82年生まれ、キム・ジヨン』の「表紙」が気になった。

後で調べたら、榎本マリコさんの作品とのこと。
あ!どこかで見た気がする!代官山かな?

犬のレコードショップ?うかうか個展2024「GOOD DOG MUSIC」(〜2024/7/7)

CLOUDS
https://www.instagram.com/p/C86AGBTyz7H/

暑い中、10分歩く。行った先に楽しみがあるからか、場所柄あきない雰囲気だからか、あんまり疲れない。

ガラス壁の向こうには、想像よりお客さんがいる。犬が経営する架空のレコードショップをテーマにした作品群なのだとか。こちらも音楽つながり?
設定が面白いな。

…ん?けどあんまりレコードショップっぽい絵がなかったような。
女子ウケ良さげな可愛い作品やマンガが並んでいた。

ただ「可愛い」だけだと40代男の私はあまり興味が湧かないのだけど、ちょっとしたユーモアがいいね。

ここはカフェスタンドもある。店内で飲むには席が少ないけど、いかにも美味しいコーヒーを飲めそうな機械があった(詳しくないので適当だけど)。

刺繍に惹かれる、Aikoberry「How to have a great summer?」 (〜2024/7/7)

BLANK
https://www.instagram.com/p/C9Ed1ODSkF_/

斜め向かいのギャラリー。系列店かな。

ざくっとした刺繍作品が可愛い。
Tシャツとかでもさ、ワンポイントがプリントじゃなく刺繍だとちょっと特別だよね。

「刺繍、最近ハマってるんです」とおしゃれ女子な作家さん。好きなことって、人に発表したいよね。刺繍には共感しないけど、ハマりごとを発表したい気持ちには共感する。

愛知県西尾市の芸術祭で出会った、詩人・茨木のり子の「詩集と刺繍」を思い出す。「詩集のコーナーはどこですか?」と書店員に聞いたら「刺繍」の場所に案内された、という話。

音は同じだから、間違えた店員も仕方ない?しかし、女性が「ししゅう」と尋ねたから刺繍と思い込むのは正しいのかどうなのか?という内容に続く。

人は思い込みに囚われがちだ。視野を広く、他の可能性もいつも感じていたい。
この個展の作家Aikoberryさんのことを、名前から日本人と疑わなかったが、あとで台湾出身と知った。ワオ。

「夏のデザイン本放出祭」 某氏(〜2024/7/15)

tata bookshop/gallery
https://tata-books.com/gallery/611/

だいぶアングラっぽい本屋。
ほんのちょっと入る勇気が要るが、さらに中のハシゴを登って上がるのも気合いが要る。

今回は先に登って行った方がいて、なかなか降りてこない。アート展ではなかったので、登るのはやめておいた。

カップが可愛い、それなのに。ポピンズ (Poppins')

https://s.tabelog.com/tokyo/A1319/A131904/13076218/

ひと通り目的地をまわり終えたら、急に疲れた。
ふと目にとまった喫茶店。偶然、カウンターがあいたのを見逃さず、階段を少し下って入店する。

カウンター前のカップが色んな種類で可愛い。どれを選んでくれるかな?楽しみ。
だったのに、ガッカリ。うっかりアイスカフェラテを頼んでしまった。透明なグラスで届くよね。

タバコOKの店はあまり好きではないが、居心地は悪くない。
マスターとの「ところてん」についての少しの雑談に「へええ」となり、カウンターでモクモクと煙を吐きながら黙々と読書する女子たちにホッコリし。

帰りに「ぎょうざ0円」の看板が気になる。釣られて入店したらきっと、他の料理や飲み物が進み、お金を使うことになるのだろう。良いアイデアだ。
たこ焼き0円の芸能人の店は厳しいようだが、こちらは盛況のよう。

0円は強力だ。1円より0円の方がはるかに強い引力がある。
最近面白いのは、コンビニで指定のペットボトル飲料を1本買うと、数日後に別の1本を無料でもらえるアレ。それがなかったら買わない商品を思わず買ってしまう。そしてまた無料のをもらいにコンビニへ行き、ついでに他の商品も買ってしまう。

この文章は無料なのに、ぎょうざやペットボトル飲料ほどの引力はないかもしれない。無料の文章など、他にいくらでもあるもんね。

それでも最後まで読んでくれたあなたに、餃子をご馳走したい気分だ。

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