「2022年版つくってあそぼ」と称した我が家のSDGs活動
NHKの教育テレビで放送されていた「つくってあそぼ」ってご存知でしょうか。のっぽさんとゴン太くんによる「できるかな」に続く工作番組です。
もうこの手の番組が大好きで、ワクワクさんが作る工作にまんまとワクワクさせられてました。けれど、使用される材料が絶妙に我が家にないものでした。例えば両面テープとか、紙皿とか。。。
時を経ること数十年。30代の私は、ミニマルな暮らしを目指す中で、このワクワクを独特のこじらせ方で体現することにしました。
工作は好きなんだけど、ものは増やしたくない。本当に自宅にあるものとか、破壊してもゴミにならないもので作りたい。
移住体験施設に住んでいることで、材料が手に入らない&仮暮らしでものは増やせない、という強制力が働いたので、この1年で我が家でやってみたSDGs工作をシェアしたいと思います。
ハンドミキサー(ドリルドライバー+ミニホイッパー)
うちにはバイタミックスがあるので、大抵のものはハンドミキサーがなくても問題ないのですが、唯一の困りごとはメレンゲと生クリームが作れないこと。手でシャカシャカやっても良いんですが、持ってるホイッパーも小さいので、さらに非効率。
加えて生クリームなんて、年に1度作るかどうかなので、そんなもののためにわざわざ電動のハンドミキサーを買うつもりはなかったんですが、夫が妙案を提案してくれました。
ドリルドライバーにホイッパーをぶっ刺したシンプルなソリューションですが、これで十分泡立ちました!工作と呼ぶかは謎ですが、DIYということで入れときましょう。
ソネングラス風太陽光ランタン
こちらも夫作のランタン。我が家には足下の照明がないので、夜トイレ行ってからベッドに戻るときに足下が見えなくて不安だったんですよね。
構造としては100均で買える園芸用のソーラーライトと空き瓶を合わせたもの。500回ぐらい繰り返し使えるらしいので、1年半は持つのかな。
卵ケース
隔週ぐらいで、山奥に住むとあるおばあちゃんがお一人で放し飼いの養鶏をされているところへ買いに行くのですが、プラスチックの容器を使い捨てるのが嫌だったので、空き箱に爪楊枝を使った蝶番と磁石埋め込んで開閉するケースを作りました。これによって、卵を買いに行くことがさらに特別なイベントに昇格しました(笑)
野草のリース
夏にかずらが大量発生していたので、乾かしてリースを作りました。その後、季節ごとにいただいた花や散歩道に咲いている草花を拾ってはドライフラワーにしては挿しこみ少しずつ作り上げています。
近所のバラ農園で頂いたバラ、林道に咲いているケイトウやアジサイや猫じゃらしなど。
我が家では、クリスマスツリーやハロウィン用の飾りとか季節の飾り物は撤去してしまったのですが、家のインテリアは、季節ごとに出したりしまったりするのではなく、1年かけて育てる、ぐらいのペースで完成するのがちょうど良い気がしています。
ダンボールコンポスト
これはみんなやってほしい工作第一位です。簡単だしゴミは減るし、安いし、いいことづくめです。
作り方は簡単。ホームセンターでピートモスとくん炭を段ボールに入れて、四隅から水が染みださないように補強だけしておけば、毎日生ゴミを入れて撹拌さえすれば全然匂いもないし、虫もでないのです。
使用期限としては半年ぐらいと言われていて、そのあとは肥料として使えるので、小さく菜園をすると循環が実感できてなお良しな逸品です。肥料なんていらないよ!という方は黒土にすると、恒久的に使い続けられるみたいですのでそちらで試してみるのも良いですね。
フタつきゴミ箱
フタは欲しいけど、毎回取ったり戻したりするのは面倒だなぁって話になった時に、夫が作ってくれたフタつきゴミ箱。
フタの部分に重りをつけて、反対側にペダルになる板を設置。この板を踏むとフタがずれて開閉する仕組み。
どの工作も1回の作業は1日でできるし、基本的に何かを買い足して作ることはないので、不要になってもゴミにならない=新たなゴミを生み出さないという意味でとても満足度が高いのです。
不便をとことん楽しむと、自らの知恵や工夫する力が養われるます。田舎暮らしでDIYというと、古民家の改修や陶芸とか、「それはもうプロですやん」みたいなものが多い中、地味すぎる工作ではありますが、30年前にワクワクさんが教えてくれた好奇心は、「身近な暮らしを楽しむ」という精神となって私の生活に彩りを与えてくれました。
ありがとう、ワクワクさん!
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