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漫画は光をより輝かせる
漫画が人生に与える影響は大きい。
スラムダンクを読んでバスケを始めた人やハイキューを読んでバレーボールを始めた人もいると思う。
部活の練習が辛くても漫画を読むとそのスポーツがしたくなる時もあるだろう。
私も仕事を少しでも明るく楽しくやろうと思ってとある漫画をピッコマで読み始めた。
そして気づいたことがある。
◾️ミナミの帝王
私が読み始めた漫画はミナミの帝王。
1992年連載の漫画である。
私の仕事は督促業務。
督促業務の漫画といえばミナミの帝王くらいしか思いつかなかった。
正直にいうとまともな人間の感性をしていたら督促業務が楽しいと思うことは一切ない。
毎日「払え」と「待ってくれ」の戦い。
顧客の中に電話がかかってくることを心待ちにしている人間が1人としていない。
かけて欲しくないと思っている。
督促業務が楽しいと思っている人間は同部署の人間から頭がバグってると陰で言われるレベル。
実際に人を詰めて泣かせることが楽しいと思っているので間違いない。
そんな業務でも漫画を読めば楽しく、仕事がしたい気持ちになるのかと思い読み始めた。
◯スカッとする
かっこいいや憧れの感情は生まれないが、見ていてスカッとする。
まだ法律が甘かった時代なのと漫画の脚色もあり、仕事で行ったら一発で干される督促をビシッと決める。
逆ギレしてくる相手が最後にはガックリ肩を落とす姿を見るとスカッとします。
めちゃくちゃ強気に出たり、ヤクザを使ったり、クレジットカードを新しく作ってショッピングたくさんショッピングさせて物を売りお金を作り回収する。
そんなことができたらどんなに仕事が楽なことか。
ただその現実と乖離した手腕を見ているとスカッとする自分がいます。
◯漫画にも限度がある
漫画にも限度があります。
スポーツや音楽系の明るいスポットが当たる漫画を読むと志高く、「この漫画を読んで始めました!!」と言える。
ただ督促業務までくると「ミナミの帝王を読んで督促業務に憧れて入社しました!!」という人間は1人としてみたことはない。
督促業務をやってからミナミの帝王を読むことはあっても逆はないだろう。
カイジも面白いけどカイジ側になりたい人間はそうはいないだろう。
漫画は元々光があるものを漫画家の手腕でより輝かせ、夢や憧れをいだかせることができても元々光がないものは輝かせることはできない。
ただ元々光がないものを面白く描けること自体がさすがプロの腕前というべきか。
(前々から言っている督促の仕事の実態はまだ下書きしてません)
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