ホワイトハッピバースデー
妻の誕生日は雪が降っていた。
0時になってから誕生日を祝い始めたため夜更かししてしまい、今朝起きた時間は12時近く。
外を見ると既に雪景色になっていた。
仕事が休みの日に見る雪景色は神秘的な景色に見える。
雪でなければ車で焼肉でも食べに行こうと思っていた。
歩いて30分くらいのところに寿司屋があるので、誕生日の日くらい寿司が食べたいと妻の要望に答えるため、雪景色のなか外に出た。
目的は寿司とケーキ。
仕事に行く時に雪が降っていると気持ちが淀むのに、妻の特別な日でもあるためか小学生の時の気持ちに戻り雪景色を楽しみながら目的地に向かう。
予約時間よりはやく着きすぎたので適当にゲーセンで暇つぶししていたら学生の時全く取れなかったぬいぐるみがわずか数回で取れた。
すみっこぐらしの大きなぬいぐるみ。
これは妻よりも長女の方が喜ぶので長女にあげることにした。
運まで良くなっている。
そして帰り道は寿司の手提げを腕に通し、傘を頭と肩で挟み、ぬいぐるみは傘の取っ手にかけ、片手にケーキを持ち学期が終わった小学生のように手荷物いっぱいで家に帰る。
帰宅すると妻は姉に電話で誕生日を祝われていた。
今日妻は1日家から出ていないが満足そうな顔をしていた。
今日は家族で贅沢な1日を過ごせました。
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