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「入院していない娘」にこそ、やってあげたいサポート ①  ~妹と母2週間の入院、その時お姉ちゃんは、、、~

皆さん、家族の入院や出産などで子供と離れて過ごさなくてはならないとき、家に残る子供たちに対してどんなフォローをされていますか?

先日、我が家の1歳になったばかりの次女は、ひどい肺炎になってしまい
結果的に、次女と一緒に2週間の入院生活を送ることになりました。

そんな経験の中、                          入院していない長女へ行った思い付きのアプローチが、
想定外に彼女の成長につながったことがあったので、
そのことを紹介したいと思います。

長女は、少し繊細なタイプの5歳の女の子。
ものすごく周囲の様子や気持ちを敏感に感じることができる優しい子です。
が、その受信能力が強いためなのか
自分が感じたことを感情として外にだしたり、
言葉や態度にして表現するのが得意ではないように感じます。
誰かにいわれて嫌だったことなどがあっても、
数か月後に「あの時、とても悲しかった」などという事があります。

そのため、次女出産のための入院で不在にするときも、
彼女のペースで、彼女の中に生まれるすべての感情を
否定することなく、しっかり受け止めてもらえることを祈って
数か月前から色々と準備をして臨んでいたものです。


夜間救急に付き添った夫から、入院の可能性があると聞いたのが22時前。
すでに熟睡していた長女を横目に、
次女の体調を考えて焦りながら、着替えなどの準備をしながら、
気がかりだったのは、長女のことでした。

事前になんの準備もできていない。
ゆっくり話せる娘のコンディションではないし、
そもそも時間の余裕もない。どうしよう。

我が家は両家の親は地方在住のため、                 この事態をサポートしてもらうことはできません。
一人でおいておくわけにはいかないので、
当然いったん次女のいる病院には連れて行きました。 が、
夜中にたたき起こされて 状況説明を受けるのです。

翌朝、改めて母がいないことを認識する長女が、どう感じるのか。
その感情を、どうコントロールしていくのか、、、
正直、かなり心配でした。


娘を起こす直前にふと思いついたのが、手紙でした。
5歳になった彼女の流行は、覚えたてのひらがなで書く手紙。
私や夫、保育園の友達に、いつも手紙を書いてくれます。

内容を吟味する時間もなかった私は、                 思いつくままに、平仮名で以下のことを記しました。

・妹が元気になるまで病院にいくことになったこと
・でも、元気になったら絶対にかえってくること
・バニラちゃん(ママの代わりにいつも励ましてくれるぬいぐるみ)と一緒に、ママと妹の帰りを待っていてほしいこと
・あなたのことをいつも大切に思っているし、だいすきだよという気持ち


ママがいなくさみしい気持ち・悲しい気持ち
ママを独り占めできる妹をうらやましく思う気持ち、ずるいと思う気持ち
いろんな気持ちが、一気に長女に襲い掛かるのだろうと思うと
その時そばにいて支えてあげれないのが、母として辛く感じます。
我が子に辛い思いをさせたいという親はいないでしょうし、
子供にはいつも素敵な笑顔で笑っていたほしいと願うのが親。

こんな手紙一枚で、彼女のさみしさがどうにかなるなんて思ってはいない 
でも、ほんの少しでもいいから、彼女の支えになるものを残したい
そんな祈るような気持ちで
書いた手紙をリビングテーブルの彼女の席におきました。

そして、まだ寝起きで、全く状況が把握できていない長女の手をひいて
タクシーに乗り込みました。

次回この手紙が彼女に与えた影響についてお伝えしますね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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