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すぐにはできない

前回の投稿に続き
子どもへのアドバイス
他人へのアドバイス
でイライラしてしまう人へ

「言われたことを何で素直にできない。ちゃんとやれ」

言われたままに言われたことをすぐにできたら
みんなオリンピック選手になれますよ!

言っていることは、具体的で正しいのか
その人の現状の力に適しているアドバイスなのか

動きはプログラム!

コンピューターは万能に見えますが
実はそうではないんですよね
コンピューターは引き算できないんです
足し算をして引き算の答えを導き出してるんです
って、わけがわからないですよねw
詳細は省きます
(何でって方には個別にお話しますw)

コンピューターは人間が手順を細かくプログラミングで
指示しているから、あれこれできるんです
自分からはできません

コンピューターは
人間以上に正確で素早い計算はできますが
それはプログラミングが正しければという限定付き

運動に限らず日常の何気ないことひとつとっても
大人にはとても簡単に思えることが
まだまだ経験・体験の浅い子ども達には
難しいと思えることがたくさんあります。

大人は一つの動きだと思っていることが
実は多くの動作を伴っているということを忘れてしまっています

“水を飲む”
大人にとっては一言で片づけられ一つの動作のように思われますが
これをざっくりといくつかの動作に分解してみましょう

→コップを用意する
→コップの素材(紙?プラスチック?ガラス?軽い?重い?大きい?小さい?)に合わせて握る力加減をして持ち上げる
→コップからこぼれない程度に水を入れる
→口元まで運び口からこぼれないように内容量に合わせてコップの傾きを調整して適量を口にふくむ
→口を閉じて飲み込む

このひとつひとつにも細かくいくつかの動作・思考が伴っているはずです
大人は、反復の経験によって、ギュッとひとつの作業(思考的に)にしてしまえているのです

だから
相手に伝えている動作・作業を順序立てて伝えてるつもりでも
実は伝わりきれてないって可能性もあるんです

水がうまく飲めずにこぼした子に
「こぼさずちゃんと飲みなさい」では
どの部分を注意すればいいのか
わかりませんよね

どの時点でこぼしてしまったのか

入れる量がうまく調整できなかったのか
口に含む量がわからず口から溢れ出てきたのか

ここを考えて
気をつける点を
的確に明確に伝えてあげられるといいですよね

自分が伝えていることは
実はいくつのことを実行しているのか
ってことを考えてみると
よりその行動についての理解を深められるので
伝える人本人の気づきにもなると思います

自分が失敗してこなかった点については
気づいてあげられないこともあるでしょう
だから
たくさん失敗できた人は
人に教えるポイントをたくさん知っている人だと思います

なので失敗を恐れず失敗の経験を重ねるのは
実はとてもいいことだと思います
人の役に立つ経験値です

極力失敗はしたくないものですが
積極的に行動して
積極的に失敗するのも悪くないものですよ

人に教えるのは自分の成長に繋がりますね♪

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