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子育てのイライラが激減する、気持ちのエネルギーの話

子育て中って、子供にイライラしたくないのにイライラしてしまったり、怒らないほうがいいのはわかっているのに感情をコントロールできないことが多くありませんか?

「こんなに小さな子にこんなにキツく怒ってしまった」
と自己嫌悪に陥ったり「もう怒らない」と何度も思ったけど、また怒ってしまう。

経験のある方も多いと思います。


このnoteは、子育て中のイライラを無くしたいという方に向けて

  • 知るだけで子育て中のイライラが1日1回減る

  • 何か実践した日は1日2回以上減り

  • 続ければ続けるほどイライラが減っていく

そうやって穏やかな自分を取り戻し、気持ちのブレからくる焦りや不安を無くして子育てを100%楽しめる充実した毎日を過ごせるようになる、そんなことを目指して書いています。


毎日イライラしていた自分がウソだったように我慢とストレスから解放され

「かわいい」「たのしい」「しあわせ」の時間が増えていき

笑顔のママを見て子供も安心して育つ環境が少しでも増えれば良いなと思います。


なんでこんなにイライラするの?

最初にお伝えしておきますが、イライラをゼロにすることはできません。それは悟りをひらいたお坊さんのようなもので、一般人がその精神状態を目指すのは難しいことです。

ただ、イライラはかなり減らすことができます
それも、ちょっとしたことを意識するだけでかなり変わります。

というより、現代人はこの後お伝えする”ある状態”のためにイライラしやすくなっているんです。そこがわかればイライラが10分の1以下に減るという人も多いです。(私はもっと減りました)

そして、イライラが減ってくると、イライラしたり子供を怒ってしまった後の罪悪感みたいなものも無くなってきます。

イライラしてしまったとしても、誰にでもときどき起こる”人間の普通の感情”の一つとしてイライラと付き合うことができるようになります。

イライラを減らして余裕を持って子育てを楽しむために、イライラとの付き合い方を見ていきましょう。


イライラを”止める”のは難しい!でもイライラを”起こさない”なら・・・

子育て中は特に多くの人がイライラをコントロールしようといろんなことを試しているけど、なかなかうまくいかないですよね。


「子供へのイライラをコントロールできるようになりたい!」


と思う人は多いと思いますが
実はここには盲点があって・・・


イライラや怒りの感情をコントロールしようとするのって難しいんです。

起きてしまった感情を止めるのは難しい

これはイライラだけでなくどんな感情でもです。焦りや不安、悲しい、悔しいといった他の感情も。嬉しい、楽しい、幸せといったプラスの感情も同じです。

起きた感情はコントロールが難しい。
感情が強ければ強いほど難しい。

そこで、”イライラを止める方法”を知ろうとするよりも、イライラしにくい状態を作ることのほうがうまくいく確率が高いんです。

結果的に、イライラしないで済むことが増えています。


普段からあまり怒らない人っていますよね。

子供が何かやらかして「自分だったら絶対イライラしてしまう」という状況で、平然と対応できている人がいる。無視して放置しているのではなく、ちゃんと対応できている。

「何?あれって性格なの?」
「心のキャパが広い人なの?」
「なんであんなに普通に対応できるの?」

なんて思うかもしれませんが、自分の状態をコントロールできるようになればあなただってそうなれますよ。


そこで出てくるのが「気持ちのエネルギー」の話です。
これを知っていると、イライラが起こりやすい状態になってしまうのを防ぐことができます。


気持ちのエネルギーって何?

「気持ちのエネルギーって何?」
ってまず思う人が多いと思いますが

これは、人には体力に限りがあるのと同じで、気力つまり気持ち(メンタル)の力にも限りがあり、そのことを指しています。

身体は疲れてないけどなんか気分がぐったり疲れてるとか、やる気が出ないとか、メンタルやられて動けないとか、そういう時って気持ちのエネルギーが低かったり無くなっている状態です。

「気疲れ」とか「気持ちが休まらない」という言葉もありますよね。

なんとなくわかりますか?

  • やる気、気力、精神力

  • 気分が乗る乗らない

  • 意志の力、ウィルパワー

気持ちのエネルギーとはそういった類のものです。


気持ちのエネルギーが低いときほど感情に振り回されやすくなる

運動しすぎて体力を使い果たすと、身体が疲れて走るのが遅くなったり、疲れすぎればもう動けなくなったりするのと同じで、気持ちのエネルギーを使い果たすと、頭(脳)が働かなくなります

脳が「もうこれ以上働きたくない!」という状態だから、頑張らなきゃいけないことや、決断などの意志の力を使うことはできません。

考える、計算するなどのいわゆる頭を使うこともうまくできなくなり、ミスが多くなったり優先順位を間違えたり、そもそも何も考えられなくなったりします。

特に理性の部分が働かなくなって、普段感情を抑えている機能が下がり、感情に振り回されやすくなります。

その結果、イライラしやすくなります。

理性とか我慢とか感情のコントロールって脳がやっているので、その機能が落ちて感情に振り回されやすくなってしまうんですね。

そう、イライラしやすい原因は気持ちのエネルギー不足ということが多いんです。

でも、そんなこと知らないから気づきません。

そして、ここまで読んだらお気づきかもしれませんが、イライラしやすいとか感情に振り回されやすくなるだけじゃないんです。


家事や仕事のパフォーマンスにも大きく影響する

気持ちのエネルギーが低いときは、イライラや感情に振り回されやすいだけでなく、脳のあらゆる機能が落ちています。

思考力や判断力が鈍って、家事や仕事のスピードも下がっているし、優先順位を間違って今やるべきじゃないことをやっていたり、早くやらないといけないのに「やりたくなーい」と手をつけられなかったり。


そしてこういう時って判断も間違いやすくなります

例えばものすごくイライラしてるときや焦っているときに大事な仕事の決断をするとか、難しい計算問題を解くとかしようとすると、単純なミスで間違ったりしますよね。

こういう時に単純ミスが起こりやすいのは誰もが経験あるかと思いますが、エネルギーが下がっている状態の時って、常にそういう状況だと思ってください。

判断も間違いやすくなるし、そもそもあまり考えられなくなります。

ちなみにこれはポジティブな感情のときも同じです。
「恋は盲目」なんて言いますが、冷静に考えたら「こんな人と付き合ったら絶対に良いことない」って人でも好きになってしまったら止められません。

(ポジティブな感情のときは判断を間違っても感情もポジティブなので気分は良いんですけどね)


エネルギーが高いとイライラが激減する

話を戻して、気持ちのエネルギーが低いのとは反対に、気持ちのエネルギーが高い(余裕がある)状態だと、脳がちゃんと働くので、理性の力も強く働いて感情が大きく動く前に止められるんですね。

冷静に判断できるからイライラする前に正しく現状を理解できるし、変な人を好きにならないで済むと思います笑

ここが重要で、感情が動いてから止めるのではなく、感情が動く前に止める、というより、気持ちのエネルギーが高い(余裕がある)状態だと、そんなに簡単にネガティブ感情が動かない状態になります。

だから、イライラが発生しにくい状態でいるためにも、気持ちのエネルギーが高い状態でいることが大事なんですね。


エネルギーが高ってどんな状態?

エネルギーが高い状態ってどんな状態?と思うかもしれません。

まず、エネルギーが高い状態ってどういう状態なのかをこちらを読んで想像してみましょう。

ゆっくりよく寝て朝スッキリ起きて、朝日を浴びながら軽く散歩して気持ちがいい。毎日ストレスも無くやりたいことができていて、良いことがたくさんあって、健康的なおいしい食事を食べて

「あー今日も幸せ!」って毎日をすごしている。

こんな状態のときって、多少のことではイライラしないし、少しくらい嫌なことがあっても気にしないでいられると思いませんか?

これは”そういう人”というよりは、あなただってそうです。”そういう状態”のときならイライラしにくくなりますよね。

(こういう生活をしろってことではないですよ。こういう状態だとイライラしにくいですよねってイメージするための例えです)


エネルギーが低いとイライラしやすくなる

反対に、エネルギーが低い状態は、ストレスいっぱいの状態です。

夜更かしと寝不足で朝起きるのが辛い、運動不足で肩こりも辛くて、職場は大嫌いな上司が隣の席にいてストレスいっぱい、食事はコンビニ弁当や菓子パンばかり

「あー今日も会社行きたくないなぁ、何かいいこと起きないかなぁ」って毎日を過ごしている

こんな状態だと、ちょっとしたことでもイライラしてしまいますよね。

ちょっとしたことでイライラするからイライラが溜まって、それを我慢しているからよけいイライラしやすくなる。負のループです。


人は環境や状態で変わるものです。全く同じ人でも、さっきのエネルギーが高い状態と、このエネルギー低い状態で毎日過ごしていたら、別人のようになると思いませんか?

エネルギーが高い状態も低い状態も、極端な例を出しましたが、誰でもその中間のどこかにいて、エネルギーが高い状態に近いほどイライラしにくく、低い状態に近いほどイライラしやすくなっていく・・・

これ、理屈がどうとかではなく、もう感覚でなんとなくわかりますよね。(理屈を話し出すと脳科学・生理学・心理学の話になり、長くて難しい話になってしまうのでここでは割愛しますが、しっかりとした根拠がある話です)


子育て中にイライラしやすくなる理由もここにある

そして、子育て中ってどうしても思い通りにいかないこと理解できないことわからないこと我慢することが多くなるし、毎日毎日忙しいので、何も知らないでいるとすぐにエネルギーを使い果たしてイライラしやすくなってしまいます。

だから、子育て中の人ほど気持ちのエネルギーのコントロールって大事なんです。

コントロールまでいかなくても、「今エネルギー高いな」「今はけっこう下がってるな」というのがわかると、「今はイライラしそうだからこれをさせるのはやめておこう」といった判断ができるようになります。

毎日の家事や仕事も、今はしない方がいいこと、今やっておいた方がいいことなどがわかり、毎日のやることをスムーズに進められるようになってきます。

(例えばエネルギーが低い時にエネルギーをたくさん使うことをやろうとすると「やらなきゃいけないのに気分が乗らなくて取りかかれない」ということになり、”何もしない時間”が生まれてさらにやることが溜まってしまいます)


下がったことに気づかないからいつもイライラしてしまう

子どもに対してイライラすることが多いという人ほど、気づかずにいろんなところでエネルギーを消費してエネルギーが低くなってることが多いです。

そして、エネルギーが低くなると脳が働かなくなって、あらゆるパフォーマンスが下がるからよけいにエネルギーが低くなる悪循環にハマってしまいます。

その状態が慢性化して感覚がマヒしてくると、最終的には子供に対してイライラしたり怒鳴ったりしても平気、何も感じないということにもなりかねません。

でも、この記事を読んでいるということは、少なくとも「イライラしたくなんかない!」「イライラを何とかしたい!」と思っているから読んでくれているんですよね。

そういう人なら、解決策を知って実行すればイライラをかなり減らすことができます。


イライラのコントロールよりエネルギーを高めればいい

イライラしてからコントロールするのは難しいということは先ほど書きました。

イライラするような出来事が起きた時にどうするかというのは、対処方法を知っていたとしてももう遅い(すでに起こった感情は止めるのが難しい)んでしたね。

例えば、子供が水や食べ物をこぼしたときについ怒ってしまうという場合に、「こぼしても怒らないようにしよう」「わざとやってるんじゃない、拭けばいいよね」と頭で理解したとします。

でも、その時はそう思っても、突然「ガシャーン!」とやられると、それを思い出す前に身体と感情が先に反応してしまいますよね。

「ほらっ!またやった!」
「気をつけなさいって言ったでしょ!」

そして後から「ああ、怒らないって決めたのに・・・」と後悔。

でも、これって考える前に反応してしまうので難しいんですよね。

「わかる」と「できる」の間には大きな差があります。


それに、子育て中は忙しくて時間に追われていることが多く「今はやめて」ってタイミングでやられたりします。

もうすぐ出かけなきゃいけない時だったり、買ったばかりのお気に入りの服のときにやられたりします。そんなものです。(実際は忙しくて「今はやめて」の時間が長かったり、やめてほしいことが多いんです)

「こうなった時はこうしよう」という対策は、自分でコントロールできるようで、実はコントロールするのがすごく難しいことなんですね。


でも、イライラしにくくなるように”普段の自分の状態を整える”ことは、イライラしていないときにできる対策なので、コントロールすることができます。


毎日気分良く過ごせる理由は?

気持ちのエネルギーが高いときは頭が働く、脳のパフォーマンスが上がると書きましたが、それだけではありません。

これはやってみると実感していただけると思いますが、すごく良い副次的な効果があります。

  • 嬉しいことに気づきやすくなる

  • 良いことに気づきやすくなる

  • 美味しいものがもっと美味しく感じる

  • 小さなことでも嬉しく感じる

  • 嬉しいことがもっと嬉しく感じる

そういうポジティブな機能のパフォーマンスも高くなるんですよね。

子供の良い部分もよりたくさん見つかるようになります。

子育て中って嬉しいことや幸せなこともたくさんありますよね。

そういうことがもっと嬉しくもっと幸せに感じたり、見逃していた嬉しいこと幸せなことに、もっとたくさん気づけるようになります。

まるで子供たちのようです。大人が気づかない小さなことで喜べたり、嬉しいをたくさん見つけて、ちょっとしたことですごく喜んで幸せそうに笑ってくれたりしますよね。


楽しく子供の成長に良いことがたくさんできる

イライラやネガティブ感情が減るとか、イライラせずに対処できるようになるというだけでもかなり子育ては楽しく良くなります。

でもそれだけではなく、子どもの良い部分に気づいて伸ばしてあげるとか、子育ての幸せを感じるとか、子供の表情やしぐさから感情や体調を読みとったりとか、そういったこともより感じられるようになってきます。

子供のペースを待ってあげられるとか、自由にやらせてあげるとか、繰り返しにつきあってあげるとか、そういった子供の成長に良いこともたくさんしてあげられるようになります。

また、家事や仕事がちゃんと進むので時間にも余裕ができ、自分の時間や休憩する時間も作れるようになります。

使いこなせるほどメリットたくさんの気持ちのエネルギーのコントロール、あなたも身につけて子育てや自分の時間をもっと楽しんでいきましょう。


まずは気持ちのエネルギーの法則の基礎を知ろう

ここまで話してきた気持ちのエネルギーの高い良い状態でいつもいるために、まずは気持ちのエネルギーについて基本的なルールを知っておきましょう。


1.何をするにもエネルギーを使っている

私たちが何かをするときは、常に気持ちのエネルギーを使っています。

運動したり歩いたりといった物理的に動くことでも使うし、感情や決断、思考など身体が動いていないことでもエネルギーを使っています。

これも感覚でなんとなくわかると思います。

怒ったりイライラした後はなんか疲れたり、すごく大事な決断をしたり、仕事や受験勉強などでたくさん頭を使ったら、身体を動かしていなくても疲れたりしますよね。


2.たくさん使うことと使う量が少ないことがある

気持ちのエネルギーは、何をするにも使っていますが、使う量が違います。

これは体力の法則と似ています。

重い物を持ったり全力疾走といった負荷が大きいことは短時間でたくさん体力を使うし、軽いものやゆっくり走るなど負荷が小さいものはそんなに使わない。

軽くても回数が増えたりゆっくりでも長く続けるほど負荷が上がってたくさん使う、適度に休みながらやると疲れが少なくて済む・・・というのと似ています。


ちなみに、気持ちのエネルギーは強い感情でたくさん使います。

感情が大きく動くほどたくさん使います。だからイライラすると疲れるし、イライラが強かったり長くイライラしてるほど疲れる。これはここまで読んだ人ならなんとなくわかりますよね。


3.下がりすぎるといろんなパフォーマンスが下がる

スマホや携帯の充電をイメージするとわかりやすいですが、エネルギーがたくさんあるのは充電がたくさんある状態、エネルギーが切れると動けなくなります。

スマホと違う点は、スマホは充電の残りが少なくてもちゃんと動くのに対して、気持ちのエネルギーは高いほど(残りが多いほど)イライラしにくくメンタルもブレにくい、反対にエネルギーが低くなる(残りが少ない)ほどイライラしやすくブレやすいことです。

メンタル以外にも頭の回転や、家事などやることのスピードやパフォーマンスも大きく違ってきます。


イメージとしては、エネルギー100%~90%以上のときは、何があっても落ち着いて対処できる状態

70%~80%くらいのときはけっこう気分が良いイライラとは遠い状態。

60%くらいは平常時の普通の人
40%くらいまで下がると少しイライラしやすくなる
30%まで下がるとちょっとしたことでもイライラする
10%まで下がると良いことがあっても悪い面が見える
1ケタ台だともう何もする気が起こらない

そんな感じです。(数字はあくまで大雑把なイメージですよ)


そのため、エネルギーが高い、たくさん余っている状態をいかに維持するかってけっこう大事です。


4.やる時の気持ちや考え方で消費量が大きく変わる

気持ちのエネルギーを考える時に、何かをする時の気持ちや考え方ってすごく大事です。

好きなことはやってもエネルギーをあまり使わない、反対に嫌いなことはたくさんのエネルギーを消費します

これは家事で例えるとわかりやすいです。

掃除が好きな人は掃除をしてもほとんどエネルギーを使わないけど、掃除が嫌いな人は掃除をするのにエネルギーをたくさん使います。

好きな家事と嫌いな家事で疲れ方が全然違う、これ、なんとなくわかりますよね。

「やりたくない」というネガティブ感情や、始めるのに意志の力が必要でそこでエネルギーを使っている、やっている途中も我慢のエネルギーや「あーやだ」「なんで私が掃除しなきゃいけないの」などのネガティブな思考(から来るストレスや我慢、ネガティブな感情など)。

そういったものがたくさんのエネルギーを消費してしまうんですね。これは家事だけでなく仕事など他のことでも同じです。

このように、嫌いだけどやらなきゃいけないことってかなりエネルギー漏れの原因になっています。


だから、この「嫌いだけどやらなきゃいけないこと」の対策ができるとかなり変わります。


5.基本的には寝て回復する

気持ちのエネルギーも体力と同じで、寝て回復します。寝ることで脳が休まりますから、気持ちのエネルギーも回復していきます。

だから、基本的には朝イチが一番パフォーマンスが高いし、睡眠の時間と質でどのくらい回復するかが変わってきます。


「え?朝は苦手で朝が一番辛いんだけど?」

っていう人もいるかもしれませんが、その場合は身体が起きても頭がまだちゃんと起きていなかったりします。

ここでいう朝イチとは、朝起きて頭も働きだしてちゃんと活動を始められる状態になった時と考えていいです。

だから、寝起きを良くするために睡眠の質を高めたり睡眠時間を増やしたり、頭と身体を起こすために朝イチで散歩に出かけたりってすごく効果高いですよ。


また、「朝の時間が良い」というのがピンとこない人は、朝のエネルギーが高い状態の時に、いきなり消耗して1日を始めているケースが多いです。

起きてから送り迎えや仕事に出かけるまでの時間が短すぎて、朝からバタバタしていきなり焦ったり気持ちがざわついたりして朝から一気に消耗していたりする人も多いです。

エネルギーは感情でたくさん使うと書きましたね。

  • 起きるのがギリギリで準備にバタバタ焦って消費

  • 「あー会社行きたくない」(感情で消費)

  • 朝からSNSやニュースを見てネガティブになる

  • 疲れが溜まっていて起きるのにエネルギーを使う

なんてのは朝にいきなり消耗している人の良くあるパターンです。


試しにそういったものをなくして、朝一番で何か1つ大事なことができる時間を取ってみましょう。

「ああ、朝のパフォーマンスが高いってこういうことか!」と実感できると思いますし、やっている人はこのことがよくわかると思います。

そして、朝のエネルギーが高い状態をなるべく維持できた方がその日1日をより良い状態で過ごせるので、エネルギーを下げないことも大事です。


気持ちのエネルギーを下げないための対策

日常でよくあるエネルギーが下がるパターンに気づいて無くそう

エネルギーが高い状態を維持するために大事なのは、自分の日常でよくあるエネルギーが下がるパターンを知っておくこと。そして、気づかずに漏れ続けていることを知って、エネルギーの漏れを止めることです。

どこで下がっているな、というのに気づいて、その対策をすることです。


大きな漏れはできるだけ無くす

「こういう時に一気に疲れるよな」ということって誰でもあると思います。

それをできるだけ無くしていきましょう。
できるだけというのがポイントで、これは避けるのが無理なこともあるからです。嫌いな上司は避けられないとか、子供が小さいうちならおもちゃを散らかすのは避けられないですね。

ここで、1つコツがあります。

大きな漏れって不快だから、対策できることは対策してるんですよね。だから「対策できることがあまりない」と思ってしまいがちです。

対策できないから困ってるんだよ!って話ですよね。

そんな時はこうしてください。

対策できることは対策する、そして、避けられないことは覚悟する(あきらめる)

「あーやだ、やめてもう散らかさないで」って思って散らかされるのと、「まあこの時期はしょうがないよね」と覚悟を決めて散らかされるのでは、気持ちのエネルギーの消費量が全然違います

前者はエネルギーが100下がるのが、同じ出来事でも気持ちが後者だと下がるエネルギーは50以下で済む

みたいなことが起こります。

その結果、エネルギーの浪費が抑えられてエネルギーが高い状態でいられるので、他のことでもイライラしにくくなってきます。(エネルギーが高い時の方がイライラしにくい、でしたね)

大きなエネルギー漏れの対策、これが1つ目のポイントです。


小さな漏れの蓄積に注意

もう一つ大事なのが、小さなエネルギーの漏れ続けです。

大きな漏れは不快だから気づくので、できることは対策していることも多いと思います。(エネルギーが下がりすぎていると対策できることも先延ばししてしまうので、その場合は早急に対策しましょう)

厄介なのが”小さく漏れ続けていること”です。
こっちにみんなやられてしまっています。

なぜ厄介かというと、気づかないうちにエネルギーが下がっているからです。

エネルギーが大きく減る事が起こると一気にエネルギーが50減ることだとすると、小さな漏れはエネルギーが5減るみたいな小さな事です。

でも、小さいから気づかずに長い時間ずっと減り続け
5+5+5+5+5+5+5+5+5+5=50のように気づかない間に減っています。


わかりやすいように体力で考えてみましょう。

30キロの子供を抱っこしたらすぐに疲れますよね。(30キロは小学校4年生くらいの平均体重です。重いです)

でも、0歳1歳の赤ちゃんてそんなに重くないから、抱っこしたその時は重いなんて感じなかったけど、1日ずっと抱っこし続けていると・・・めちゃめちゃ疲れましたよね。

この感じないくらい小さい疲労の蓄積に似ているのが、小さなエネルギーの漏れ続けです。

赤ちゃんの抱っこは疲れる原因がわかるからまだいいですが(それでも大変でしたよね)、小さいエネルギーの漏れつづけは疲れても気づきません。

  • なんかやる気出ないなぁ

  • なんか頭働かないな

  • なんかイライラする

そんな感じで現象として出てきますが、その原因が何かわからなかったりします。

しかも、たくさんあったりします。


こういう小さく漏れ続けることってどんなことがあるかというと

  • 何か気になり続けていること

  • 時々思い出して不快になること

  • 小さなストレスの積み重ね

  • 微妙な体の不調(肩こりや腰痛など)

  • 疲れの蓄積(睡眠不足も)

みたいなものがあります。
細かく言えばたくさんあるのですが、よくあるものはこんな感じです。

1つ1つは気にするほどのものではない、でもそれらが積み重なって大きな漏れになっている。

ここに気づいて止められるかってけっこう大きな差になります。


頑張ることはエネルギーをたくさん使う

ここまでの流れで「頑張ることはエネルギーをたくさん使う」なんて聞くと、頑張るとエネルギーをたくさん使うから良くないと思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。

頑張らなきゃいけない時って誰にでもありますよね。


受験や大会のような大きなものもあれば、頑張って取り入れた方がいい習慣、時間を作ってやりたいこと、それから毎日のやらなきゃいけないことなどの小さなことまで。

そういったことに使えるように、エネルギーが高い状態でいられるようにしましょう。

子育てなんて頑張らなきゃいけないことがたくさん!だからちゃんと管理しないとエネルギーが切れてしまうんですね。


気持ちのエネルギーの法則を理解していると、頑張るべきことにエネルギーを使って人生をより良くしていくことができます。

頑張るべき時に頑張れるようにエネルギーを貯めておく、つまりエネルギーを何に使うかをハッキリさせて、そのために使えるエネルギーを管理することが大事なんですね。


漏れを止めるにはこうしよう

気持ちのエネルギーの漏れを止めるには、まずはどこで漏れているかを知ることが大事です。

そこで、知った今が一番良いタイミングなので、漏れを無くすためのワークを少ししてみましょう。

紙を用意してキッチンタイマーやスマホのタイマーで5分測って「自分はどんな時にエネルギーが漏れているだろう?」と書き出してみてください。(紙の方がいいですが、PCやスマホのメモ帳などでも構いません)

ワークのポイントは頭の中でやらないこと。
必ず紙など目に見える形で頭の中から出すことです。

人の脳ってたくさんのことをまとめて俯瞰して見るのが得意じゃないので、頭の中でやるとたくさん思いついても、それを整理できず、やったつもりで全然できてない(現実が全然変わらない)ということになってしまうんです。


ということで、5分間で「大きな漏れ」「小さな漏れ」をそれぞれ書き出してみてください。今思いつく分だけでいいですよ。


書けたら次に、それは自分でコントロールできることか、自分ではコントロールできないことかをチェックします。コントロールできることには横に○をつけましょう。


そして、○がついたコントロールできることは、どうしたらそれが無くなる、もしくは減らせるか、対策を書きます。

コントロールできないものは、覚悟を決めましょう。
この記事の前半でも書きましたが、あきらめることで気持ちのエネルギーの消費量はかなり減ります。

この「コントロールできないことをコントロールしようとする」って、多くの人が陥っているかなり大きなエネルギー漏れの原因です。


こうやって自分のエネルギーが減ることが何なのかを意識して、その対策をして1日を過ごしてみると、かなり漏れを減らすことができます。


先ほどのワークであまり書けなかった人も大丈夫です。
気持ちのエネルギーという概念を知ったあなたは、これから日常で「あ、ここで下がった」というのに気づくことができます。

気づいたらメモに書き足していってください。

知った今がチャンスです。気づいても書き足さず、対策もせず今までどおり下がり続ける日常を過ごすと、この話も忘れてしまいます。

書き足して、対策して、下げないようにする。
これをぜひやっていってください。

見つけるポイントは「止められないこと」です。
エネルギー漏れの共通点として、止められないがあります。感情も動いたら止められないですよね。

始まったら止まらない、だから何がきっかけでその感情や考えが始まってしまったかに気づいて、それが始まらないように準備する。そしてもし始まってしまっても、止まらなくなる前に気づいて止める(早く気づけば止められるものも多い)、これがエネルギー漏れ対策の基本です。

そうやって気持ちのエネルギーが高い自分を取り戻していってください。



ここまで読んでいただきありがとうございました。
ここまでで気持ちのエネルギーの基本と、エネルギーを下げないための対策についてお伝えしました。

気持ちのエネルギーという概念を知らないと気づくことさえできなかったことに、これを知ったあなたは気づくことができるようになりました。

ここまでの気持ちのエネルギーの基本を知って、下げてしまうパターンに気づいて対策をするだけでも、あなたの生活はきっとかなり良くなると思います。


ここから先はより詳しく知ってよりうまく気持ちのエネルギーをコントロールしていきたい方のための部分になります。

この先はもっと踏み込んだ対策や、エネルギーを高めていく方法について書いています。


ただ、その前にまずはここまでの内容を普段の生活で少しでも実践してみてください。

このまま読み進めてもらっても「知って終わり、活用できない」という人が多くなってしまうのは経験上明らかです。

そのため、ここまでの内容を意識して生活をしてみて、何か気づいたことを1日1回、短くてもいいので1週間報告してくれた方に続きは無料でお渡しします

Twitterやインスタグラムやブログなどで何かアウトプットしていただき、LINE公式アカウントと友だちになってそちらに「ここで書きました」とURLなどをこちらが見れる形で報告してください。

LINEに直接報告を1週間してくれてもいいです。


「1日1回、意識してみる」ができないのにこの先を読んでも、情報が多すぎてきっとできないと思います。(忙しい時期もありますから、できるタイミングの時に)


どうしてもすぐに知りたいという方のために、有料でこの先も購入できるようにはしていますが、ぜひ無料で受け取ってください。(そのほうがしっかり”活用”できるようになると思います)


それでは、試して何か少しでも良い結果が出た連絡をお待ちしています。

気持ちのエネルギーの話はけっこう奥が深いので、活用するほどどんどん良くなるし、ちゃんと活用してくれる人にはどんどん情報をお伝えしていきますね。



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