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知育の第一歩②きちんとした食事をとる

知育で◯◯をしていますというお母さまの記事の中でも食事は時短です!というものをよく見かけます。共働きのご家庭では作るだけマシというところもあるでしょう。

しかし、時短ばかりに目を向けるのではなく手間をかけた日を作ってほしいと切に願います。


たとえば、洗い物が大変だからとワンプレートばかりでは、子どもは正しい配膳を生活の中で覚えることができません。ごはん、汁物、主菜、副菜を用意して、それぞれ別の容器で盛る。これも大事なことなのです。どうしてご飯の位置は左なのか疑問に思うことがあるかもしれません。そのためには親が正しい配膳を知る必要があります。よくお受験で日常生活について問われることがありますが、本質的には紙で覚えるものではなく、日常の中で体感して覚えるものです。紙で覚えたことは忘れがちですが、身体で覚えたことは忘れにくいという利点もあります。


また、子どもが食べないからといって、好きなものだけ食べるものだけを出すのではなく、食べなくても出すことが偏食を防ぐことにも繋がります。食べなれないものに警戒しているだけかもしれません。親がおいしいー!と言って食べていたら子どもはそのうち興味を持ちます。好き嫌いを作らないためには親にも多少の根気は必要です。


お野菜は毎日、魚と肉は3:2の比率で。なぜ魚を多めにするかというと、栄養的観点や脳への影響もありますが、魚の方が季節感を得られやすいからです。同じ魚ばかりではなく、旬の魚の選択を。旬の魚は安価で栄養価も高いです。子どもには炭水化物はきちんととらせる。大人かする炭水化物抜きは、子どもには厳禁です。


食べることは生きていく上で絶対にしなければならないことです。栄養を取らなければ人間は死にます。

丁寧に作られきちんと配膳された食事は感性を育み、バランスの良い食事は心や身体の健康に繋がります。これらは結果として最大の知育に繋がります。基盤ができないとその上は脆く崩れてしまうからです。毎日行うことだからこそ、もう少し意識してみていただきたいなと思っております。



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