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変わった自分が戻りたいと願う時

『揺り戻し』という言葉がある。

意味としては、

1 ゆすぶって元へ戻すこと。「振り子の—」

2 一度ある方向へ大きく変動したものが、また元の方向にもどること。

3 取引用語で、相場が売られすぎたり買われすぎたりした後に起こる、反対の動き。

引用h:goo辞書

なんてのです。
2番ですかね。僕が今回言いたいのは、2番。

『一度ある方向に大きく変動したものが、また元の方向にもどること』

これですね。
これ、まぁよくあることですよね。

たとえば、変わりたいと願っている人が努力に努力を重ねて変わったとしても、どうしてもどこかのタイミングで過去の自分に戻ってしまうのがそう。

あります。あるあるです。
嫌な悪癖を頑張って直したとしても、なぜかふとしたタイミングで元の悪癖が戻ってしまうというやつです。

まぁ人間には変化を元々嫌うという本質があるので、当たり前っちゃ当たり前なんですよね。
僕にもあるんですよ。戻りたいという気持ちが。

僕は僕なりに頑張ってきた。
アラフォーがこれまでの人生を反省して、短い(?)これからの人生を楽しむために努力して来たつもりです。

この努力は実った。
継続は出来るようになったし、精神的にもかなりポジティブになってきた。

事実、僕の最近の人生はかなり生きやすくなっている。
楽しい。楽しすぎて時間が過ぎるのが早い。すぐ死にそうだ。

だけど、ここでたまに『揺り戻し』が発動しそうになるんですよね。

もういいんじゃないか、と。
たまには昔のように、自堕落で不摂生な生活に戻っても良いのではないか、なんて思う時がある。

毎日お酒を飲もうか、とか
一日中ゲームをしてようか、とか
朝活なんて辞めて、お昼まで寝てやろうか、とかです。

どうなるんだろう。
やはり以前の生活にもどると、僕の精神も不安定になるのだろうか。

…なりそうだよね。
生活習慣が自分を作っているのだから、元の生活習慣に戻ったら、以前の僕に戻るのは目に見えている。

だから、これをグッと堪えるわけです。
戻りたい願望はまだまだある。これが完全になくなることはないのだろう。

人は水のようなものです。
流れちゃうんだよな、楽な方、楽な方に。

鮭になろう。
川をのぼる鮭になろう。

…まぁあれは、鮭が生まれた場所に戻っているんですけどね。

おしまい。


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