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古き良きもの
最近、興味のあることを調べていると、関連した色んな問題が浮かび上がってきて、どんどん進んでいくと最初に何を調べていたか分からなくなってしまうことがよくあります。
そのうちの一つが、古民家再生。
私は広島の田舎町で工務店を経営しておりますが、私の地元でも主を失い朽ちていく家屋をたくさん目にします。
高齢化が進み、一人暮らしをされている方もたくさんいらっしゃいます。
私の会社でも、そういったお宅のリフォームの仕事を頂くことがありますが
お客様のほとんどが「家を直しても子供は帰ってこんしね、私らの代でこの家も終わりよ」みたいなことをおっしゃいます。
さみしい話ですが、これが過疎化の進む町の現実です。
古民家再生をしても住む人や利用してくれる人がいなければただの建物です
田舎暮らしを望む人や、農業をしたい人、移住を考えている人、その人たちのオファーと私たちが考える、本当の意味での古民家再生、古き良きものを大切に後世に残していくという思いをうまくマッチングさせていくことから始めないといけないなあとつくずく思うのです。
わたしたちの仕事は建物を綺麗にしたり、便利にしたりという事ですが、考える事は、過疎化の問題であったり、農業の担い手の減少問題であったり、
観光資源の問題であったり、空き家対策の問題であったり、単発の施策ではなく、まさに持続可能なものでなければいけないと思うのです。
一田舎の事業所が全部まとめてできる事ではないのですが、一役を担えるといいなあと思う今日この頃です。
今日はこの辺で。
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