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私とアンパンマン(というかドキンちゃん)の思い出

アニメのアンパンマンが35周年だそうです。
絵本のアンパンマンは大人になってから読んだので(ちょっと怖かった)、アンパンマンとの出会いはアニメのキャラクターショーでした。

二十代の頃はイベント司会の仕事が多く、その中でも「アンパンマンショー」が一番多かったです。
なぜかと言うと、お話の数が多いから。
日曜の朝にやっている子供向けアニメの放送期間は1年で、春に新シリーズが始まるので、毎年1本ショーが作られて1年間同じ話をやり続けます。
アンパンマンの場合は、20年前ぐらいですでに20話以上ありました。

お話にはちゃんと「第〇話」とタイトルがついています。
1話から順に司会をしている訳じゃないので、私が見た順番はバラバラですが、内容の移り変わりが面白いです。
ひとケタ台の話数だと、アンパンマン、しょくぱんまん、カレーパンマン、バイキンマン、ジャムおじさん、バタコさん、とレギュラーメンバーで話が構成されています。
これの最後にちょこっとドキンちゃんが出てくるぐらい。

十話台、二十話台になってくると、アンパンマンとバイキンマン以外のメンバーの出番が無くなり、毎回ゲストキャラがメインの話になっていきます。
レギュラーメンバーがどんどん出番を減らすなか、一人どんどん出番を増やしていくキャラ、それがドキンちゃんです。
初期の頃は最後しか出番がなかったのに、話数が進むにつれグングン人気を上げていきます。
二十話台で「自身のキャラクターソングに合わせてダンスを踊るドキンちゃん」からショーが始まった時は、「出世したなぁドキンちゃん!」と感動しました。

アンパンマンのキャラクター達にはそれぞれキャラクターソングがあって、歌詞をやなせたかし先生が書いています。(亡くなられた後は知りませんが)
イベントステージの前後でこのキャラクターソング集のCDをかけていたので、合間に何気なく歌詞カードを見ていて、ドキンちゃんのキャラクターソング「私はドキンちゃん」の歌詞を見てビックリしました。

歌詞を載せるのって著作権とかあるかもしれないので、気になる方は検索していただきたいですが、「お前は峰不二子か!」って感じです。
やなせ先生にとって、ドキンちゃんってこんなキャラクターだったのか!
バイキンマンを手玉にとり、ホラーマンをメロメロにさせるドキンちゃん。
けっこう性格悪いのに、子供にも大人気です。

アンパンマンショーの内容は大体、ドキンちゃんがバイキンマンに「あれ欲しい~」とワガママを言って、バイキンマンがそれを叶えるためにまわりに迷惑をかけます。
それがバレたバイキンマンは、アンパンマンに「アンパーンチ」をくらい、めでたしめでたし。
パンチし終わったアンパンマンは、ドキンちゃんに向き直り「もうこんなことをしたらダメだよ」とだけ言います。

えー!!首謀者はドキンちゃんですよ!アンパンマン!!
バイキンマンはパシリやらされただけなのに!!
アンパンチすべきは、ドキンちゃんの方ですよ!!
アンパンマンまで手玉にとる、すごい女だな…ドキンちゃん…と思いました。

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