水越杏子(こしあん)

SF、ホラー、不条理、オープンエンド等を好む考察厨。 科学技術と言語学に興味があります…

水越杏子(こしあん)

SF、ホラー、不条理、オープンエンド等を好む考察厨。 科学技術と言語学に興味があります。 時々ケモノ着ぐるみを着ます。

最近の記事

玉翁

ハナガサイタヨ 咲いたと思ったら数日程度で割合すぐ無くなってしまっていた。 崩れていく花冠。 花びらがどこに消えたのか、謎だ。 サボテンは手間がかからなくて良い。 特に何をしたわけではない。 生活と共にある。 今日も、生活をする。 目が、最近になって急激に悪くなった。 スマホをいじるのもおぼつかない。 徐々にスマホに残す記録の類が減っていく。 見えないのだから記録する必要がないのだ。 それでも、サボテンの花は頑張って写真に撮る。 生活の中の貴重な特異点。 さよならさんか

    • 2023.10.29日記

      ・新しい職場で約1ヶ月が経った。毎日何が何かわからなくて常に発狂しそうだ。全くもって、このまま腰を据えて働き続けられるのか不安である。 ・寒くなった。窓際にベッドがあるのでダイレクトに寒さが伝わってくる。寒さで朝5時には目が覚める。もう少し秋らしい日が続いて欲しいと思う。 ・何となく書きたい内容があるのだけど、諸々の事情で実現しない。我が子を食らうサトゥルヌスの我が子部分をちぎりパンで作ってサトゥルヌスになりたいという内容。我が家には小さいオーブンレンジしかないので小さい

      • 転職1週間

        転職して始めの1週間が終わった。 今までと比べると規模の大きいところなので、システムに戸惑いまくっている。 専門色の強いところにこんなちゃらんぽらんが入って大丈夫なのかという不安が拭えない。 毎日をやり過ごしていって、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と期間を伸ばして行ければ良いなと思う。 もう転職活動はこりごりだ。 1週間疲れた後に3連休があるのがありがたい。 休むぞー!

        • 嫌になっちゃう日

          ちりちりと ぞわぞわと ちくちくと 皮膚の表面を覆っている感覚 参っちゃうな 嫌になっちゃうな こんな日は 見えない影が もけらもけらと 笑っているのだ

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          冷やしあめと観音様

          「200万円が2つで、はい、400万円!」 「ほなこの100万ドルの笑顔で頼むわ!」 「「ワッハッハ」」 地元からうんと離れた土地で、まるで古典のようなやり取りを経て冷たい瓶を2つ受け取る。 この感じが良くも悪くもなんだよなと独り言が漏れる。 1つを散歩の休憩がてら飲むつもりで手に持ち、もう1つを何とは無しにリュックへ入れた。 ごくごくっ……。 「プハー」 キンキンに冷えた液体が身体に染み渡る。 幼い頃のお盆に祖母がお手製の冷やしあめを振舞ってくれたことを思い出す。 冷やし

          冷やしあめと観音様

          一年ほど仕事以外の会話をせず時間が無いため各種娯楽から離れていたため、文章が書けない。なんなら平時の過ごし方が分からない

          一年ほど仕事以外の会話をせず時間が無いため各種娯楽から離れていたため、文章が書けない。なんなら平時の過ごし方が分からない

          現職での最終出勤が終わって、休みも始まって、焦りが常にあります

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          なんやかんやで今の職場を辞めて転職することになりました

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          肋間神経痛。息を吸うだけで死にそうになる状態で、気付いたら誕生日が過ぎていた

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          サボテンの話を書いた時に、咲くのは週明け以降かなと思っていたサボテンが突如として元気モリモリに伸びて咲きました。植物を褒めて育てると〜というのは広く知られる似非科学ですが、コイツは実はサボテンではなく言葉を解する物怪なのかもしれません……

          サボテンの話を書いた時に、咲くのは週明け以降かなと思っていたサボテンが突如として元気モリモリに伸びて咲きました。植物を褒めて育てると〜というのは広く知られる似非科学ですが、コイツは実はサボテンではなく言葉を解する物怪なのかもしれません……

          転職1年

          1年前の今日転職をした。 体感的には早いとも遅いとも感じない。 ただ、正直なところ早々に自信を失っていたので、ここまで保ったことは意外だ。 業務面について、まるで貢献している感覚が無い。 一歩進んで二歩下がる、時々三歩進んで二歩下がる。 褒められもせず、批判されもせず、暖簾に腕押し。 どのような内容だとしても「フィードバックが無い」ということがこの上無く苦痛であると初めて知った。 新しい知識を得ることが出来る環境は幸福だ。 ただ、それだけでは何も生み出せないし、そもそも理解

          祖母のことを何とは無しに語りたい

          祖母のことを何とは無しに語りたい

          祖母の家

          赤いほおづき 祖父の好きだった青い祖母の杖 艶のある黒い仏壇 鈍い金のお鈴 薄暗い家屋の中で ぼんやりと白い光を放つサボテンの花が 生を終えるのを黙って待っている 止まった記憶の中で 食パンみたいな色の柴犬だけが 毛並をふわふわとさせて 鼻をしっとりと濡らして かちゃかちゃと音を立てながら 忙しなく板の間を歩いている 今はもう取り壊された祖母の家

          花開くサボテン

          花びらの一枚一枚が重なり会う中で、肉が薄く光で透けているところ。 日の光が差すと花びら一枚一枚の姿が露わになるところ。また、恥じるように閉じていくところ。 丸々と純朴な身体、それとは若干似合わない艶があって肉厚で毛の生えたどこか艶めかしい茎、花の大輪で華美だけどどこか儚げな雰囲気、尖った棘の反抗心。 しっくりと鉢に収まった親株と、乱れ生えた子株達。 全てを晒した後、昼には首を垂れて貞淑な姿。 一夜だけの。 もし自分が谷崎潤一郎だったら、もっと趣深く綴るだろう。 4月の終わ

          判断

          幻か現実か 知らない情報が含まれていれば、概ね現実

          一時的に引っ込めていた記事を戻した。下書き/公開だけではなく、公開したものの公開/非公開が選べたら良いのに。世に出すかさもなくば消すか、というのは世知辛い(もちろん下書きのまま置いておく事は出来るのだけどね)

          一時的に引っ込めていた記事を戻した。下書き/公開だけではなく、公開したものの公開/非公開が選べたら良いのに。世に出すかさもなくば消すか、というのは世知辛い(もちろん下書きのまま置いておく事は出来るのだけどね)