AIDMAフレームワークを使って婚活パーティーでの女性側の購買心理を考えてみる
常々「マーケティングの考え方は何にでも応用が効く」と感じている。
先日、友人の「福岡の婚活パーティーはレベルが高い!」という一言がきっかけで福岡の婚活パーティーに参加してみた。
1対1で5分話し、一巡したら好印象を抱いた相手の番号を書いて運営に渡す。そこでマッチングしたら連絡先交換という流れ。
完全にAIDMAの考え方が使える、と思ったのでAIDMAを婚活パーティーに当てはめて考えてみた。
これから婚活パーティーに臨む予定だ!みたいな人はもちろん、男女の出会いはだいたいAIDMAに当てはめて考えられると思うので、苦戦してる人は軽く流し読んでみてください。
AIDMAってなに?
そもそもAIDMAとは、
アメリカのサミュエル・ローランド・ホールが提唱した、消費行動の仮説。広告等を見てからものを買うまでの心理的な流れ。
「AIDMA」は顧客が商品を購買する際の心理の移り変わりの頭文字を取ったもの。
電車内での広告を例にしてみる。
【A】Attention(注意)
↓広告を見る
「なんか目に止まった」
【I】Interest(興味、関心)
↓広告の内容に興味を持つ
「なんかよさそうだな〜」
【D】Desire(欲求)
↓広告の商品を欲しいと思う。
「これ、欲しいなぁ」
【M】Memory(記憶)
↓広告の内容を覚える
「この前の広告の商品、良かったなぁ」
【A】Action(行動)
広告の商品を買ったり、お問い合わせ、来店。
広告を見る(最初の接点)→顧客になんらかの行動を取ってもらう(購買行動)まで、の流れがAIDMA。
AIDMAを婚活パーティーに当てはめる
自分が参加した1対1形式の婚活パーティーで、女性が男性を選ぶまでの流れに、AIDMAを当てはめてみる。
【A】Attention(注意)
↓男性が視界に入る
「かっこいい」「オシャレだな」
【I】Interest(興味、関心)
↓トークタイムで男性の性格、考え方に興味を持つ
「ちょっといいなぁ。好きなものも似てる」
【D】Desire(欲求)
↓もう少しその男性を知ってみたいと思う
「もうちょっと話してみたい。価値観近くて良さげだなぁ」
【M】Memory(記憶)
↓いいと思った男性を覚える
「何人かと話したけどあの男性良かったなぁ」
【A】Action(行動)
↓希望カードにその男性の番号を書く
「連絡先を交換したい。遊びに行ってみたい」
恋愛だからそもそも「顔がタイプ!」状態になってしまえば【Attention】から【Action】に飛ぶこともあるけど、そこは今回考えないでおこう。
ざっくりと上記の順番で女性は男性を選ぶことになる。
流れがわかればあとはAIDMAの各項目で女性から弾かれないようにすればいい。弾かれたとしても、婚活パーティーだから結果はどうあれ【Action】までは進める。
つまり普通の広告と違って、圧倒的に対策がしやすい。
AIDMA各項目の簡単な戦略
こうすれば絶対に連絡先が交換できる、というものではないので悪しからず。(お金持ってる、自信ある、清潔、でもモテない男性がいるのと同じで、マインド等の話になってくる)
【Attention】
・清潔で顔に似合う髪型
・清潔で体型に合った服装(ジャケットを着ていればこの段階で女性から「ない」と思われることはほぼない)
・太り過ぎてない
・姿勢良く
・ブスッとした表情をしない
【Interest】
・プロフィールカードで共通点を見つけて、誠心誠意興味を持って話を聞く
・聞くだけじゃなくて、相手の趣味嗜好に響きそうな自分の情報も伝える
・他の参加者と差別化できるフック要素をプロフィールカードに盛り込む
【Desire】
・その場限りの限定感を出す(自分と付き合えるのは今がラストチャンス)
・ガツガツせずモテオーラを出して自信を持つ(モテてなくても)
・自分といっしょになれば、望む未来が手に入りそうだと想像してもらう
【Memory】【Action】
ここはちょっと対策しようがない。【Memory】でわかりやすいけど奇抜すぎない服装をする、とかかな?
AIDMAを意識して婚活パーティーに行ってみよう
なんとなく婚活パーティーに臨んでみるよりも、顧客の購買心理(婚活パーティーにおいて女性が男性を選ぶ心理)から立ち振る舞いを考えてみるのはどうだろう?
もちろん上記の対策は「こうした方がいいよ」という絶対的な戦略じゃない。ケースバイケースだし、その男性によって考えるべきことは違ってくる。
「ポジショニング」「セグメンテーション」から、パーティーでの立ち振る舞い、服装、参入するべきパーティーの選定、とかも考えられるなぁ。
ではまた〜。
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