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東工大B3後期振り返り(編入)

こんにちは
そのへんの高専生です。
Instagramもやってます。
ほぼ私の一人暮らしアカウントになってますが、
お気軽にコメントください

最終更新日 2024/3/8

この記事では、
東工大電電 B3後期振り返り(編入)
という編入後の気になる話についてです。

前期の振り返り記事は以下をご覧ください。


「こいつ何者?信頼できるの?」
と思った方は私の自己紹介記事についても読んでくれると幸いです。


「編入学試験の情報を知りたい!」
「実際の合格者に会いたい!」
「合格した先輩に対面で相談してみたい!」
という方はこちらを是非。



国立高専機構について

それでは、、





一言で言うと..?

3Q:「11月の記憶がない..」
4Q:「週4コマの実験はきつかった~」
これに尽きます。



授業の感想

3Q

とりあえず、時間割載せておきます。
前期も載せておけば良かったですね。

2023年度3Qの時間割
2023年度 3Q時間割

たくさん空きコマがあるわけではありません。また、1コマ目から毎日授業あるので、朝ゆっくりということもありません。

月木の2コマ目は図書館とかで勉強してることが多かったです。数理工学は、電電の科目ではありませんが、1番履修しても点取れそうだったので履修してました。

設計の授業は外部講師で、実際の設計に携わっている方が講師でした。実際の製品の設計屋さんたちのすごさがわかりました(浅い感想でごめんなさい)。

TOEICは1,2年生向けの科目で、ちょっとフレッシュになった気分で履修することができました。

10月末に工大祭がありました。編入生としても「今川焼」を出店してました!



4Q

4Qも時間割載せておきます。

2023年度 4Q時間割

授業のコマ数は3Qと同じでした。
3Qに比べると規則的な時間割で助かりました。空きコマは図書館とか空き教室で時間を潰してました。

なんといっても、月火木金4コマ目の実験が大変でした。毎日実験があるので、前日or当日に実験テキストを流し読みしたりしていると、かなり時間取られます。レポートももちろん倍になります。

そのほかの授業は、難しいものもありましたが、無事乗り越えることができました。




3Q_成績評価・課題・テスト

電気機器設計および製図

成績評価:レポートおよび発表100%
課題:中間レポート・期末レポート
試験:無
評定:98

既述ですが、先生は東工大の先生ではなく、企業の方でした。実際に現場にいた方なので、理論も大事だけど経験的な側面のお話もありました。

テストはないので、普通に授業にでていればOKです。レポート課題も正解がある課題ではないので、授業を聞いてどういう回答を期待しているか考えてました。


数理工学

成績評価:小テスト・期末試験合計100%
課題:無
試験:期末のみ
評定:100

これは電気電子系の科目ではなく、経営工学系の科目です。シラバスを見る限り、数学だったので履修しました。

内容は、線形空間みたいなところと微分方程式でした。線形空間は未だによくわかりませんが、テストは解けました。微分方程式はとてもとても浅く学習するので、電気系の人間であれば余裕だと思います。

今年度から新しい先生だったらしく、経営工学系の学生によると易化しているようです。おすすめ。


電力デバイス

成績評価:課題70%、試験30%
課題:毎回課題あり
テスト:期末試験のみ
評定:93

最新の半導体・デバイスについての授業でした。正直、よくわかりませんが、おそらく学問として勉強するものではないですね。ニュースみたいな知識みたいな感じです。

半導体とかの理論体系ってめちゃ複雑だと感じてるのでおそらくその道の人じゃないと、定量的な意味合いが理解できません(できませんでした)。テストはまぁ、課題をやっていたらなんとか解けました。

課題が評定の70%という異例の科目でした。7回くらいしか授業ないので、1回1回の課題の重たさが半端ないです。内容自体はちょっと難しかったり。

来年から先生が変わって、回路の観点から勉強する方向に変わるようです。たぶん、数式いっぱいになって難しくなります。


応用確率統計

成績評価:演習50%、試験50%
課題:毎回課題あり
試験:中間試験・期末試験あり
評定:86

私は確率がとてもとても苦手です。特に場合の数とか。統計の範囲は理解しやすいのですが。

前半の先生は授業中に小テストのように課題を行うので、結構きついです。後半の先生は比較的易しいです(イケメンです)。また、中間テストは電卓禁止でした。そのため、111/353みたいな煩雑な分数を小数点表示しないとだめで面倒でした。

前半は板書がめちゃ早いので理解する時間もなくひたすら写します。その状態でテストです。きつい。ということで、後半(統計)の先生は良かったけど、前半(確率)の先生は改善点多いと思います。上からですみません。


高電圧工学

成績評価:中間試験50%、期末試験とグループワーク50%
課題:前半講義は課題あり。後半講義は2,3回のグループワークのみ
試験:中間試験・期末試験あり
評定:100

前半は、高電圧というより正確には高電界現象です。原子物理・プラズマの内容、放電現象を中心に学習します。課題はそんなに難しくありません。テストも資料持込可で、満点ととることができました。

後半は、大電圧とか電力設備とかのお話でした。グループワークも正解が特に定められてない問題を気軽にお喋りする程度です。テストも資料勉強してたら解けました。


波動工学

成績評価:試験70%、課題30%
課題:毎回課題あり
試験:中間試験・期末試験あり
評定:89

少し難しかったです。電波についての内容で電界と磁界の関係を主に扱います。ベクトル解析の内容が理解できてたら、計算に迷うことはありません。ただ、1つ1つの式が長いのでやっかいです。

後半は、分布定数回路です。これもいっぱい文字がでてきてややこしいです。でも、中間テストも期末テストも過去問やってたら、80点以上は取れると思います。

この科目の内容は、実験2ABででてきます。事実、1Qの実験で行った内容でした。この授業を履修してからもう一度実験したいです。1Qのときは全く理解できていない状態でレポートを書いたので。

普通の学部生は心配いりません。編入生の宿命です。


実験3A

成績評価:全日程出席と履修、実験レポート合計100%
課題:2週間に1回の実験レポの提出
テスト:無
評定:88

実験は特に言うことがないです。毎回遅刻無しで出席して、実験して、レポート出せば合格できます。どのように評価されているか想像もつかないので、何も言えないです。

高専よりはしっかりしたレポート内容です。もちろん、ページ数も多いです。1つ言うとすれば、レポートは前日まで溜めないようにしましょう。


中国語初級3

成績評価:試験100%
課題:2回に1回ある課題
テスト:期末試験のみ
評定:97

中国語の先生の中では、かなり簡単な先生だと思われます。編入生は、クラスを自由に選べるので簡単だと言われてる先生のクラスにしましょう。

授業中は、講義聴いて発音大きな声でして、演習問題を黒板に書きに行けばOKです。テストはちょこっとミスを引かれてるだけで、簡単です。


TOEIC対策セミナー第三

成績評価:小テスト50%、試験50%
課題:授業でできなかったところ
テスト:期末試験のみ
評定:86

これは主にB1,B2向けの授業だと思われます。TOEICスコア600を目指す人たちのための授業みたいです。私は低く見積もっても800程度はあるので気楽に履修しました。

TOEICの勉強にスコアはあまり関係ないと思っていますが、授業は普通です。実際のTOEICとは若干違うような気もしましたが、まぁいいでしょう。

90以上取れるだろうと思って履修したのに、評定86だったのでここだけが心残りです。特に履修するものがない人におすすめです。




4Q_成績評価・課題・テスト

原子核工学概論

成績評価:試験100%
課題:なし
テスト:期末試験のみ
評定:90

これは電気電子系の科目ではなく、融合系の科目です。電気系以外にも機械系やその他2つくらいの系の学生がいました。

オムニバス方式で4人くらいの先生がそれぞれの担当部分を説明していました。内容は、定性的が多いです。おそらく原子核・核分裂・核融合物理の定量計算は難しいのでしょう、きっと。

テストは選択問題です。1問5点20問です。計算問題もありますが、基本知識問題です。試験範囲は非常に広いので、「え、そこ出る?」っていう問題が多々ありました。評定90なので2問間違えたのでしょう。この科目は身構えなくても気軽に履修できると思います。


教養卒論

成績評価:合否判定
課題:必須課題が3つほど、先生によっては課題増加
テスト:無
評定:合格

「卒論」とありますが、いわゆる卒論ではありません。ただ、各人が好きなことや関心のあることを5000字~10000字程度の文章にまとめるだけです。そのときに、剽窃等をせずに、正しく引用して論文のようなフォーマットに則って書くだけです。

アンケート調査を自分でしなくちゃいけない、とかもなく図書館や書店にあるような書籍や論文等をもとに、根拠を示しつつ自分の意見を主張できればOKです。

「卒論」とあるので、身構えていましたが、気楽に書いていれば大丈夫。ちなみに、この授業は学部1年のグループらしいので、そのグル-プに放り込まれる編入生は基本的に友達0人からスタートです。


実験2A

成績評価:全日程出席と履修、実験レポート合計100%
課題:2週間に1回の実験レポの提出
テスト:無
評定:97

実験3Aに同じく。評定97だったのはとても予想外です。実験科目は90点くらいだと思ってました。

また、レポート添削の時間が実験2AB,3ABどちらもあります。入学時は内容を添削してくれると思っていました。しかし、実際はレポートに必要なグラフ等の確認と体裁チェックがメインです。

内容(特に考察)の論述についての添削が欲しいですね。結果的に間違っていたとしても、論述の原理や反対意見などを聞きたいものです。じゃないと、書くだけ書いて体裁チェックして提出しているだけで、何も成長してないように思います。


光エレクトロニクス

成績評価:演習40%、中間試験および期末試験60%
課題:授業後課題の先生、授業中課題の先生
テスト:中間試験・期末試験あり
評定:94

これが後期の授業としては1番理解できませんでした。おそらく、履修者の1割も理解できていないと思ってます。テストでいい点数取れるのとは別の話なので。

光関係は量子力学的な背景があるので、数式とかが煩雑になってしまいます。課題とテストはちょっと難しいですが、なんとか良い評定でした。とりあえず、内容は理解できていません。自信を持って言えます。

この分野の研究室になったら、学び直し必須です。


電力工学第二

成績評価:各回の課題および小テストの合計100%
課題:毎回課題あり
テスト:無
評定:96

楽でした。テストがなかったのがいいです。電力工学第一を履修していないので、先生は「知ってるよね?」的なニュアンスで喋っていますが、私はあまり理解できていません。

毎回の課題やちょっと難しいときもありましたが、資料みれば類題とかで分かるものが多いです。小テストが2回くらいありました。難しくないです。


実験3B

成績評価:全日程出席と履修、実験レポート合計100%
課題:2週間に1回の実験レポの提出
テスト:無
評定:88

実験3Aに同じく。さきほど、添削の時間では体裁チェックがメインだとお伝えしました。高専生に朗報です。

添削してくれる先生の多くは「さすが高専生。体裁しっかりしてるね。」と言ってくれます。「そりゃ、高専5年間で80~100本程度のレポートは書いてきましたから。内容はひどいですけど。」って感じ。

ちなみに、実験担当の先生の半分くらいは高専生を高く評価しているように思いました。おそらく、院から入ってくる外部生のうち、四大卒より高専卒生に優秀な学生が多いのでしょう(期待を込めて)。

内容はなんとも言えませんが、せめて最低限のルールに則り、体裁を整える癖をつけておきましょう。


離散時間システム

成績評価:課題10%、期末試験90%
課題:原則毎回課題あり
テスト:期末試験のみ
評定:89

比較的易しいです。授業の内容もこの科目だけで完結してる感があって、理解しやすいと思います。先生が毎授業最初の20分程度を前回の復習に充ててくれるので、復習もできます。

テストはそんなに難しくなかったと思います。私が退出した時は半分以上が必死に書き書きしていたので、難しかったのかもしれません。気付けたら簡単だと思うのですが。

評点89というのが予想より5,6点低くてちょっとがっかりです。何かテストでミスったかな。先生は今年か来年に退官されるようなので、来年度くらいから先生が変わるかもしれません。難しくならないといいですね。


中国語初級4

成績評価:期末試験100%
課題:2回に1回ある課題
テスト:期末試験のみ
評定:100

中国語は先生同じです。特別難しくありません。最後に自由作文がありました。

幼稚園児とか小学校低学年みたいな文章でしたが、文法的にミスがなければ点取れます。「私は日本人です」「私は徒歩通学です」みたいな短文をひたすら書きました。これで満点です。嬉しい。





終わりに

今回は、東工大編入後、B3後期について述べてきました。
編入後の生活に漠然とした言葉にできない不安を抱いてた私なので、
同じような境遇の方の不安を少しでも払拭できたら幸いです。

編入志望学生の方であれば、「こういう感じなんだ~」という感じで読んでくれたら嬉しいです。B1,B2の学生さんは履修科目の選定に役立てていただければと思います。

また、編入生であれば
入学直前に編入生ガイダンス
がありますので、
そのときに1or2年先輩の同じ系の編入生から話が聞けると思います。

それでは、

不定期な次回の更新を楽しみにお待ちください。

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