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東工大B3前期振り返り(編入)

こんにちは
そのへんの高専生です。
Instagramもやってます。
(ほぼ私の一人暮らしアカウントになってますが、
お気軽にコメントください)

最終更新日 2023/10/30

この記事では、
東工大電電B3前期振り返り(編入)
という編入後の気になる話についてです。

「こいつ何者?信頼できるの?」
と思った方は私の自己紹介記事についても読んでくれると幸いです。


「編入学試験の情報を知りたい!」
「実際の合格者に会いたい!」
「合格した先輩に対面で相談してみたい!」
という方はこちらを是非。



国立高専機構について

それでは、、



一言で言うと..?

「あっという間でした!」
これに尽きます。

認定単位数と履修単位数

東工大編入時の単位認定のお話は、以前の記事をご覧ください。

簡単に言うと、75単位が最終的に認められました。

通常、履修申告の上限単位数が48であることから(東工大)、少し楽をした学生が1,2年生で40単位ずつ履修したとしても80単位に劣っています。
やはり、編入生は入学後忙しいことが予想されます。


次のセクションでも話しますが、私の所属系では卒研配属がGPTに左右されます。つまり、「いっぱい履修しましょう」ってことです。

私は編入生の上限、年間52単位(上限開放後)の履修を目指すことにしました。そのため、前期26単位、後期26単位分の科目決定を4月の頭にやりました。
単位制度が分かりにくくて、科目の決定が難しい場合は、東工大編入生会(編入生が所属)の先輩に聞けば教えてくれると思います。

履修申告単位数の上限開放には条件があります。それを満たせない場合、48単位になります。極端な話、

前期に30単位履修したけど、その条件を満たせなかった。
後期に必修科目が22単位ある。

この場合、上限開放ができないので、後期は18単位のみ履修できます。
よって、必修科目を履修できなくなります..(分かりますね?)

必ず、48単位にも対応できるようにしておきましょう。


高専のときは、ほとんど何も考えなくても必修はすでに時間割に組み込まれていて、選択をいくつか履修していれば大丈夫だったと思います。
しかし、編入ではしっかり考えないと後悔すると思います。

まず、同じ編入生同士でも認定された科目が違います
必修認定が多い学生もいれば、選択認定が多い場合も、B2向け科目認定が多い場合などなど。
この時点で、「周りと同じようにしておけばいいや~」ということはできません。各自が自身の状況を把握しておくことが必須です。

また、大学の場合、どの系の科目でも開講されていれば履修可能です。
そして、全てを自分で考える必要があります。必修科目も認定された科目と見比べながら選んでいきます。

1年分のカリキュラムを全て自分で考えるので、少し大変ですが、
4月の最初に絶対やったほうがいいと思います。




GPA?GPT?

先ほども話しましたが、卒研配属についての学則を各系ごと熟読してください。

もし、GPAが採用されていれば、
単位数をむちゃくちゃに取る必要はありません。最低限+学びたいことを中心にとにかくいい点数を目指してください。

もし、GPTが採用されていれば、
単位数をとにかく稼ぎましょう。多少、成績悪かろうが、単位数が多い方がGPTが大きいと思います。頑張って、52単位目指しましょう。
3教科100点満点と、5教科60点が同じイメージです。




授業の感想

授業のレベルは特別高いとは感じませんでした
語弊があるといけないので、正確に言うと、
授業スピードについていけないときもあるけど、ちんぷんかんぷんになることはなかったという感じです。

小中高専ではそのような経験はほぼ無かったので、やはり授業スピードが早いなと感じます。ゆっくり勉強すれば理解できると思うのですが、理解スピードより早いペースで進んだり、膨大な情報を1回の講義で扱うので、頭の中を整理しきれないという感じでしょうか。

正直、全員が理解できるように教える感じではないですね..笑
(それが大学というものな気もします)

各科目(基礎科目を除く)の担当教員は基本的にその分野周辺を専門にしているように感じます。
例えば、電磁気・電磁波の授業ではアンテナ・通信を専門にしている先生が担当していたり、デバイスの授業は半導体の先生が担当していたり..

各科目、その分野の先生が担当している点は高専とは異なるかと思います。高専だと、先生の専門分野以外を授業として教えている科目が少なくないと思います(先生が少ない..)。

先端研究の話を聞けたり、難しい理由、何が工学応用されているか、などの話を聞くことが可能ですが、何言ってるか分からないこともあります。

こんな感じです。




テストは難しい?

前期総合平均点は95点でした。
と言っても、テストだけで決まる科目で満点を取れる時もありましたが、全てでそんなにいい点数が取れているわけではありません。

難しいテストは半分くらいしか解けませんでした。「終わった、、留年か?周りは解けてるのか?」と思いました
でも、その科目の成績は90前半でした。こういうこともあります。

難易度は高専のときより難しいと思います。初見で全てを解いたらかなり点数下がると思います。先輩から過去問もらったり、2年生向け科目であれば同じ3年生から過去問・資料もらったり。

4Q制、かつ中間テストも行う科目だと3,4週間ごとくらいにテストを受けることになります。年8回

しかも、週2回の授業なので、月曜日に講義をして木曜日にテストなんてこともあります。こうなると忙しいです。

期末テストは最後の授業に行う科目もあれば、期末テスト期間中に行う科目もあります。つまり、、全ての授業の期末テストが授業期間中にあれば、期末テスト期間中はすべて休みになります。1週間自由です。グルメ行ってもいいし、どこか観光してもよし。




編入合格後に準備しておくことは?

私は電気電子系です。
電気電子系としては、「量子力学」を勉強しておくことをおすすめします。電気電子系の選択科目に量子力学が開講されていますが(必修にしていいと思う)、単位認定の関係で履修できない可能性もあります。

量子力学は物性・デバイスなどの科目でよく出てきます。これらの授業で、量子力学を用いてゴリゴリに計算することは経験していませんが、背景に必ずと言っていいほど量子力学が絡んでいます

そのため、量子力学を学んでおくことが望ましいと感じました。
なにより、(想像できるかもしれませんが)いきなり東工大の量子力学を履修するのは難しく感じると思います。少しでも、触れておくことがいいと思います。

私は、高専でも東工大でも量子力学を学べていないので、研究室に所属するまでに独学する必要があると感じてます。

ほとんど科目で、高専で学ぶことよりも遙かに定量的な計算を授業で行います。強電・弱電関係なく教科書の数式などを復習しておくといいかもしれません。


全編入生向けに言えることは、
まずは勉強習慣を確立しておきましょう。系ごとの授業の雰囲気を知りませんが、7,8割の授業で課題が出ます
高専時代に課題が出ることはあまり無かったと思うので、量にびっくりする人もいるかもしれません(私は多過ぎ~!と思ってました)。
合格後はほどよく遊びつつ、毎日30分くらいでいいので勉強する習慣があるといいですね。

英語も勉強しておきましょう。4月にTOEFL ITP試験がありますし、大学院からは英語講義がメインになるようなので、がっつり勉強するわけでもなく毎日触れておく程度でもいいと思います(私は週一回の英語選択科目で触れてます)。





終わりに

今回は、東工大編入後、最初の半年について述べてきました。
編入後の生活に漠然とした言葉にできない不安を抱いてた私なので、
同じような境遇の方の不安を少しでも払拭できたら幸いです。

また、編入生でもバイト・サークルをしている人も多いですし(2/3以上くらい?)、週末はライブとか推し活とかグルメとか楽しんでいる人もたくさんいます。
私は、人疲れ大・インドア派で1,2ヶ月に1度、週末お出かけできたら十分な人間なので、東京満喫できてないかもしれませんが、楽しく過ごせています。
(毎週どこか行ってたらすぐ疲れる..)

入学直前に編入生ガイダンスがありますので、
そのときに1or2年先輩の同じ系の編入生から話が聞けると思います。

それでは、

不定期な次回の更新を楽しみにお待ちください。

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