現代は競争が激しすぎる〜人生の三大競争たる受験・就活・婚活のメタ認知を令和版にアップデートしよう〜
はじめに
タイトルの通り、現代って競争激しすぎると思いませんか?
いい会社に入ろう、そのために学歴をつけよう、そうしたら最低でもMARCH以上だ、でもMARCH以上って同年代人口の上位10%だぞ?
というような言説をネットで聞くたびに自分は競争激化しすぎだろと思います
上記が豊かな暮らしを行うために最低限到達する必要がある普通の男性像であって、それ以外の人はあんまり豊かではない不幸せコースのようなレッテルが最近の潮流になっています
これってよく考えたら10人に1人くらいしかそこそこ豊かなくらしを獲得する権利が得られないという点で、超絶苛烈な競争すぎると言えるでしょう
こんな感じで、皆さんも競争うんざりしていませんか?
みんな豊かになりたいから競争する
そもそも皆さん競争しますよね?
なぜ?と聞かれたらほとんどの人は豊かになりたいからと答えるでしょう
そう、豊かになるためには競争に勝たなければなりません
これは生物として生まれた以上、至極普通の原理原則です
学歴競争が苛烈さの一途をたどっている
なんだか時を経るごとに、僕の大学受験の数年前よりも大学受験の競争がさらに激しくなっているイメージです
別の側面で見ると格差が如実に表れています
さてこんなことを言うと、氷河期以前のおぢさん世代は人数の多かった俺ら世代の方が大学入るの難しかったんだぞ云々、先輩風をふかしてくるかもしれませんが、それでも平等な時代でした
昔の世代は人数の競争こそあれど問題自体は簡単であり、自力で勉強すれば京大や東大にでも受かるレベルの難易度の問題しかありませんでした
明らかに問題の難易度の質が時代が進むごとに難化しています
これは、自分が学生時代だったつい10年前と比べても今の学生は明らかに問題が難しくなっています
これは、予備校や塾に金を払って特殊な受験教育を受けないと太刀打ちできないレベルにどんどんなっています
これは過去に東大京大に受かった実績のある人も再受験すると大抵落ちていることからも明らかでしょう
有名な例でいえば、ホリエモン
ハードルの高さが変わらないとすれば、過去に合格実績のある人間は再受験で何度も合格できるはずですが、実際は再受験しても失敗する例の方が目立つので、受験の難易度は年々上がっていると考える方が自然です
まあ、うんたらかんたら述べましたが、何が言いたいかというと、受験は少子化にも関わらず、競争が激化しているんだぞということが言いたいわけです
就活競争が苛烈さを極めている
受験も競争が厳しくなっていれば、次に厳しくなっている競争は就活です
大卒者人口が増えているので、ホワイトワーカーを目指す人が増えています
Fランでも腐っても大卒です
そして、昔はアナログ時代ゆえに、縁故採用が多かったです
つまりそこまでみんな就活にエネルギーを注いでいませんでした
だから就活のために一人の人間がエントリーする企業は今と比べれば圧倒的に少なかったです
しかし、現代はク〇ったれな某人材会社が誰でもエントリーできる就活イベントを確立してしまったがゆえに企業へのエントリーの数が増えました
みんながみんなこぞって大企業にエントリーします
就活の競争が激化します
ネットでは今も中年男性達が就職氷河期時代の就活は悲惨だったという話をしていますが、実は大企業に限って見れば有効求人倍率はバブル崩壊水準と同じか少し悪くなっているくらいという話もあります
中小企業は人を欲しているので、見かけ上就活は簡単に見えますが、待遇のいい職場という観点で就活を考えるとバブル崩壊以前よりもその待遇を得るのは明らかに難しくなっています
これはひとえに日本が経済成長をしていないからです
婚活の競争激化が著しい
しかし上記の競争はまだ序の口です
念ねん競争が厳しくなっていて、私たち若者を絶望の淵に追いやっているのが、婚活です
昔は、結婚というものは社会的な報酬として用意されていました
結婚して子供を産むというのは人間として成熟するために必要不可欠なものだからです
普通人間というものは愚かですから、終わった後に気づきます
そもそも大体の物事で皆さん戦略的に思い通りに事を進められたことがどれだけあるでしょうか?
受験にせよ、就活にせよ
全てが思惑通りにいった人は私の意見などドブに捨てても良いですが、実際はそうではないはずです
人は結婚して子供が生まれて初めて大人になります
そして、この瞬間に報われた一つの幸福感を手に入れます
これは社会から結婚相手を与えられようが、自力で見つけようが違いはありません
そして、20~30年前までの人間は受験であれ就職先であれ、競争に勝てば社会から素敵な結婚相手を用意されていました
これが競争を行う源泉となっていました
しかし、今ではその結婚相手すら自力で競争して獲得しなければならなくなりました
しかも、今はまだ昭和の価値観を引きずっている過渡期であるために、婚活というものはサッカーなどのスポーツと同じようにそれ単独で鍛錬が必要なものだと世間的には理解されておらず、受験や就活を頑張ればその延長上で結婚相手が見つかると誤解されているのが更なる不幸を呼んでいます
そういえばこの前、キャリア系おじさんのツイートを何気なく引用リツイートしたらカウンターが返ってきててビビったのですが、受験・就活・3年目までの仕事をガチれば婚活なんかする必要はないようです
受験・就活・3年目までの仕事、この3つすべてをガチれば婚活なんてしなくても最高の結婚が出来るらしいです
(解釈違いだったらあれですが、この書きっぷりから考えるともしかすると結婚なんてしなくたって仕事だけで十分幸せになれるといっている説もありますね。utsuさん2回離婚してるらしいので)
とにもかくにも、社会的にはまだまだ婚活というのは、個別に競争する必要のない競技だと思われています
普通に生きていたら、勝手に結婚出来るでしょ
という幻想です
特に、受験か仕事のどちらかで成果が出たら結婚なんてすぐに出来るよという、あたかも受験や仕事がダイレクトに結婚に結び付いているという幻想です
自分だって、嘘だと思いたい話です
婚活は、受験・仕事とは別に個別で鍛えなければいけない人生のライフワークです
自分は勉強を頑張ったから!年収沢山あるから!だけでは結婚できないのです
あなたがどれだけ自分の商品価値を高めようとしても、それを”相手に伝える”というプロモーションを行わない限り、結婚は出来ないのです!
過去の日本ではこのプロモーションが社会という代理人によって行われていましたが、現代ではこの代理人は絶滅しました
ほんとどこに行ったんでしょうね…
つまり結婚するためにはセルフプロモーションをする必要があるのです
そして、このセルフプロモーション、非常に高度なスキルが要求されます
例えば、容姿の改善や会話スキル、調整能力、等々です
これを書くと、普通のコミュニケーション能力やないかい!とバカにしてくる人がいるかもしれませんが、婚活におけるコミュニケーションはほぼ異文化コミュニケーションなので、全くと言っていいほど難易度が違います
国内にいる移民とコミュニケーションを取るくらい難しいです
求められているセルフプロモーションのスキルは、婚活をサッカーで例えると分かりやすいでしょう
試合に勝ちたければ練習をするでしょう
逆に練習もせずに大会で優勝することなどできないでしょう
キック・パス・ドリブル・ヘディング・リフティング、出来る練習をあらかた終えて初めて試合でまともに動けます
婚活でありのままの自分を受け入れてほしい!と言っているのは、まさしく練習もせずに大会で勝ちたい!と言っているのと同じようなものです
繰り返しますが、サッカーのように婚活は婚活で練習が必要なんですよね
婚活はスポーツです
スポーツであるがゆえに、自分達よりも格下だと思われるような人間がハイスペックな異性を捕まえることだってあるのです
そして、それに対して僕ら高学歴は苦々しい気持ちをかかえます
なんであいつが…………って思いますよね
でも、よく考えてほしいです
僕らより頭が悪いけどサッカーがうまい人には苦々しい感情はわかないですよね
悔しさを感じたら素直にサッカーの練習を始めるはずです
でも恋愛だと違うのはなぜでしょう?
違わないですよね?
恋愛をスポーツだと捉えたら、悔”し”い”っ”!自分も恋愛力を磨くぞ!となるはずですよね
恋愛に対する捉え方が違うからいつまで経っても成長できずに負け続けてしまうのです
婚活も同じくスポーツだと考えましょう
そして、婚活には婚活独自の練習メニューを行うのです
そして、一歩一歩成果を出していくのです
婚活というのはすぐに結果が出ません
つらいでしょうが、これが現実です
高学歴ハイスぺの皆さんには、とても受け入れがたいことですが、コレが事実なのです
理解できなくても理解してください
ちなみに、自分ことダイキっちは京大を出ている頭脳があってもこんな単純な話を理解するのに、丸2年もかかっています
ですので、皆さんもこの記事を読んだだけでは、たぶん理解しないんだろうなとは思いますが、出来る限り早めの思考の切り替えをオススメします
手遅れにならないうちに競争を勝ち抜いて、幸せを掴みに行きましょう
社会的には仕事してたら結婚なんてできるよ!みたいなことをいう人が大半だとは思いますが、そんな幻想には惑わされないようにしましょう
そういう人は単純にキャリア沼にはめたいだけです
そういう人は狂人なので、同じく狂人になりたい人だけついていけばいいと思います
普通の人は普通に自分の欲求を優先させましょう
つまり婚活ですね
婚活、現代的にはぶっちゃけやっておかないと結構やばいです
特に20代
興味があるならやりましょう
基本自分でやってほしいですが、やり方が分からないなら、婚活をけしかけている自分が最悪教えてあげることも考えます
怖がらずに是非一歩踏み出しましょう
おわりに
最後の婚活ですが、正直、人間は結婚相手さえ最高のパートナーであれば、他になにも要らないと思ったりするんですよね
だから、僕は最高のパートナー同士がくっつく社会を実現したい
そのための努力をして、その努力に見合った結婚相手と結婚出来るような社会です
そもそも競争から降りることが現代ではできないので、競争というのは必然です
だからせめて、努力が適切に報われる社会、ゼッタイ作るべきだと思うんですよね
努力が報われる社会、みんなも作るために奔走しましょうぜ
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