僕の現在地。

先に言わせて頂きます。
仕事をさせてもらってる事、サッカーをさせて頂けてる事、言葉にはできないほど感謝しています。それがなければ今の僕は存在しません。

僕の現在地。
地域リーガー。

J1、J2、J3、JFL、地域リーグ
事実上、日本の5部に位置する。

大学卒業後からJFLのチームに２年間所属し、今年からチームが降格と共に自身も地域リーグに降格。

ステップダウン。

僕は今、なんなのだろう。

サッカー選手と言っていいのか。
サッカーやってます。それも言葉にしていいのか。
もう、わからなくなってきている。

サッカー選手というイメージはサッカーだけしかやっていないというイメージがあるだろう。

だけど、僕は日中、社員として働き、夕方から練習という日々だ。

なぜ、そのような形になっているか。
それはとても簡単。
サッカーだけで生活できないから。

きついかきつくないかと言われると、正直きつい。
それは紛れもない事実だ。

本当にサッカーをしたい人、本当にサッカーが好きじゃなかったら続けれないと思う。

だけど、今現在、僕の現在地はここだ。

スポーツの世界は結果で全て変わる。
なにを言おうがなにをしようが、全て自分次第。

だから今、僕がいる現在地は妥当だと考えている。
この２年間で結果を残せていないのだから当たり前の結果だ。
むしろサッカーをさせて頂けてるこの環境に感謝しなければならない。

そして、知名度もなにもかも皆無だ。
大学の先輩や同期、後輩でJ1、J2などに入っているのを見ると差が歴然だ。

僕がサッカーをやっているのを知っているのは、僕の周りの人ぐらいだろう。

たとえ僕がサッカーを辞めたとしても、多くの人は気づかず何にもなかったかのように時は過ぎる。

誰も悲しみもしないし、誰の記憶にも残らない。

それはそうだ。
自分の手で自らそういう道を選んでいるのだから。

小さい頃のサッカー選手という夢は多かれ少なかれ叶ったのかもしれない。

小さい頃の僕に出会ったら言ってあげたい。

夢は叶ったよ。
だけどサッカーだけではなく、仕事もしながらサッカーをしてるよ。
平日は仕事とサッカー、土日はサッカーだよ。休みはほとんどないよ。
サッカーは楽しいけど、サッカー続けるのって本当に難しいよ。
だからサッカーはやめた方がいいよ。
って。

僕の経験した全ての真実を話すだろう。

そんな話を聞いて、小さい頃の僕はなんて答えるだろう。
それでもサッカーやるのかな、それともやめるのかな。

おそらく、やるだろう。
なんとなくだけど、そう思う。

だって、サッカーというスポーツしかないから。
田舎で育った僕はサッカーに出会わなかったらどうなっていたのだろう。
きっと、なんの取り柄もない普通の橋本光晟だっただろう。

そんな僕を救ってくれたのがサッカーだからきっとサッカーを続けるだろう。

まぁその話は置いておいて。

現在地というものは今の話だ。

これから先はどうなるか分からない。
ステップアップするのか、ステップダウンするのか。

逆にサッカーを辞めたあとにステップアップするかもしれないし、ステップダウンするかもしれない。
どちらにも共通して言えるのは自分次第という事だ。

現在地とは移動するものだ。
マップでもそうだ。
自分が動けば、動いた方に進む。
自分が動かなければ、動かない。

地図は変わる事はない。
変わるとしたら自分だ。

目的地にたどり着くまで、寄り道しながらルートも違う道を行きながらも最終的に目的地に着けばいい。

渋滞で道を思うように進めない時、車が壊れて動けない時、思いも寄らない道を通らさせられる時。

その時の現在地で出来ることを、その時に考えればいい。

長いトンネルだって、いつかは終わる。

何回も言うが、今の僕の現在地は地域リーガー。

仕事とサッカーの両立。
中々ない生活だ。良く言うとどちらも経験できるという事。
両立してる事を美談にする気もないし、このままではダメなのだと感じている。
そして、もうここから下はない。
残るのは、引退の二文字だけだ。

あまりオススメはしない生き方だが、僕自身はサッカーの為なら頑張れる。
あくまで僕の場合。

こんな僕だけど、サッカー教室を開催してみたり、色々な事を考えてまたやっていくつもりだ。
改めて気づかされた事もある。
それは、サッカーというスポーツが本当に好きだという事。

おそらく、このnoteも日本中のごく僅かな限られた人しか見ていないかもしれないけれど、これを見て少しでも地域リーグの事、そして僕の事を覚えてもらえたら嬉しい。

今回のnoteは本当に書くか迷ったものだったけど、いい事ばかり書いてても誰の役にも立たないと思い、プライドを全て捨て赤裸々に書かせてもらった。

こんな事を書くと

サッカー選手は夢がない。

と言われるかもしれない。

夢しかないでしょ。
夢しか転がってない。
掴むか掴まないかは自分次第。
掴めるのはごく一部だけど、夢はある。

僕は逃して逃しての、現在地。
まぁそれも経験。
でもまだ夢の続きを見ている。
その夢が覚めた時に、ひっそりとやめよう。

進むべき道は自分で決める。

今できる事を、全力で。

さぁ、今年も頑張ろう。

橋本光晟

先日、サポートしていただいた方々、本当にありがとうございました！！
皆さまからの思いや言葉に身の引き締まる思いです。
これからも今できる事を全力で頑張ります！！

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