25歳という年齢

25歳、それは男の全てが決まる歳だ。悔いを残してはいけない。

これは、天才的音楽家ベートーヴェンの残した言葉。

作曲家であるのに聾疾という耳が聞こえなくなる苦難に直面しながらも、

彼は強い情熱を持って作曲を続け、音楽史に残る数々の名曲を生み出した。

つい最近、友達がLINEでこの言葉を送ってきた。

幸いにも、僕らはかつてのベートーヴェンのように想像を絶する苦しみは

味わっていないし、少なくとも何不自由なく、幸せに暮らせている。

ーしかし、「25歳」という年齢になり、この言葉が妙に胸に刺さるー

人生のターニングポイント

世の中の25歳を見てみると、将来のことを考え、何か行動しなきゃなどと焦燥感に駆られている人も多いだろう。事実、僕、そして僕の周りの友達もそうだ。資格スクールなどへ話を聞きに行っても「あなたくらいの若い世代(20~30代)が多くいらっしゃいますよ。」と言われることが多い。

一般的に新卒入社なら入社3年目を迎え、会社のこともわかってくる頃、

また、学生時代の友達でも結婚したり、出産する人がちらほら出てくる頃。

ベートーヴェンが言ったように、「男」に限った話ではなく、すべての人々にとって「25歳」は、ある種特別で、とても重要な年齢なのかもしれない。

将来への不安

そんな折、というか25歳になる少し前から世界を苦しめている”アレ”の存在が騒がれ始める。今や毎日のニュースで聞きなれてしまった感も否めないが、それがもたらした影響は計り知れず、良くも悪くも個々人の価値観、これからの生き方を考えさせるきっかけとなった。

不安を口にしたらキリがないが、内省期間を経て、今まで通りの考え方は通用しない、このまま会社に居続けることは、果たして自分にとって幸せなのか、等これまで頭の片隅で漠然と感じていたことに、真正面から向き合うこととなる。

あきらかに、このまま会社員として出世のために頑張る、という生き方は

自分には合っていない。仮にそれを続けたとして、自分の生きたい人生にはつながらない、と感じた。

人生は一度きり

比較的僕の周りには、(友達も含めて)クリエイティブな人や固定概念に囚われない人生を送っている人が多く、常日頃から「かっこいいな~」と憧れと尊敬の眼差しを向けてきた。

そのため僕自身も、”いい会社に入って出世して、夢のマイホーム、何歳までに結婚して子供を~”みたいな考え方や人生プランにはそこまで興味がないタイプの人間だ。もちろん世間一般で昔から言われている、そういう幸せのカタチも理解できる。

ただ...大好きなThe Beatles も歌っているように、

Life is very short, and there is no time for fussing.

そう、人生は短い、そして一度キリしかない。

挑戦せずに歳を取っていき、何年後かにやらなかったことを後悔するより

リスクを理解しながら、とにかく行動をしていく。

20代という比較的若いうちにたくさん失敗した方が

ダメージも少ないだろうし、後々に経験として活かすことだってできる。

自分の人生を生きる

多くの人は就活時、自己分析というもので自分を見つめなおしてきたのだろう。しかし僕自身は当時、恥ずかしながら、確固たる信念や軸みたいなものを見つけることができないまま就活を終えた。

遅いかもしれないが、昨今の環境変化の中、やっと自分の生き方や

価値観についてしっかりとしたものを持てるようになった。

「結婚」を例に考えると、「いつ結婚するの?」とか、「あの人はずっと独身だから何か欠点があるんじゃない?」とかそういう話をする人はナンセンスだな、と思ってしまう。もちろん、好きな人と結ばれて、結婚に至ることはとても幸せだし、社会的に見ても大切なことだと思う。

だけどそもそも人生の「正解」なんて1つじゃないし、もし誰もが考える「最適解」を自分が選ばなかったとしても、ある程度人に迷惑や心配をかけなければ、いろいろな生き方があるのはとても良いことだと思う。

だから僕は、そういう固定概念のようなものも理解しようとしている一方で、新しい考え方、創造的で自由な発想をしたいと思うし、そういう人達とたくさん出会いたい。

そんなわけで、noteでもクリエイティブなお仕事をされている方や、社会問題、環境問題などに対して感度の高い方、会社員とは違う働き方をされている方などにとても興味があり、どんどんフォローさせていただいている。(いつかそういう方々と仲良くさせてもらえたらいいなと願いながら。笑)

今回は特にテーマを決めて書いたわけではなく、今の気持ち、感じたことを忘れないために、noteにまとめてみた。

他愛もない話をここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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