コピーライターの技術を再定義してみる。
ども。花粉で頭痛が痛い名古屋のコピーライターkosaku(@kosaku)です。
3本目のnoteは「コピーライターの技術を再定義してみる。」というテーマで、コピーライターの技術(スキル)について改めて見つめ直していきたいと思います。
え?
コピーライターの技術って、広告のコピーや文章を上手に書く技術でしょ?
その通り。
ですが今回は少しだけ解像度高く、コピーライターの技術を再定義してみたいのです。
なぜそんなことを?
それはその先にコピーライターの新しい仕事を探るヒントがあると感じたからです。たぶん。
コピーライターの「コアスキル」って何だろう?
前回のnoteでも取り上げたように、私たちコピーライターはコピー(文案)を用いた技術(スキル)で依頼された納品物をつくりあげています。よく広告制作者は「クリエイティブ職」ともてはやされることがありますが、正直そういう感覚はあまりないです。少なくとも私はコピーライターという職種を、お客様が伝えたいことを最適な言葉で表現する「技術者」だと考えています。
様々な制作シーンで使われるコピーライターの技術をわかりやすく言い換えるとこうなります。
キャッチコピーやコンセプト制作の技術は 最高の1行をつくるスキル
ネーミング制作の技術は 短く覚えやすい名称をつくるスキル
取材ライティングの技術は 会話を編集し要点を押さえた文章にするスキル
ステートメント制作の技術は 企業の「道しるべ」を言葉でつくるスキル
…何となくわかってきたのではないでしょうか?
コピーライターのコアスキルは
「混沌とした情報」を整理・編集し、
より伝わる「端的な言葉」に変換する技術
であると。
「端的に伝える」技術は、これからもっと必要とされる。
情報過多の時代において「端的に伝える」技術はとても価値があると考えられます。情報を最小限の文字数に要約できれば少ないスペースで伝わりますし、受け手の「読む時間」もいたずらに奪わないで済みます。情報提供側にとっては発信コストを最小限に抑えられるメリットもあるでしょう。
コピーライターによる「端的に伝える」技術。
広告制作の他でそのスキルが活きる仕事とは、一体どんなものがあるのでしょう? サッとすぐに思いついたものを並べてみました。
■ 国や自治体など公的機関の文章制作
国や自治体からの大切なお知らせを文字で伝える必要がある際に、コピーライターの「端的に伝える」スキルが役に立つ。ポスターやチラシでは文字数を抑えられるので高齢者に対して情報を大きな文字で伝えることができる。
■ スマホアプリのUIデザイン
スマホの限られた画面内で効率的に情報を伝達するコピーワークが、アプリの快適なUIデザインに貢献できる。
■ 文字数制限のあるSNSでの情報発信支援
Twitterなど文字数制限のあるSNSでの情報発信もコピーライターの得意とするところ。キャッチーな見出し制作スキルもここで役立つ。
いかがでしょう?
想像していた以上に例示が地味になってしまいましたが、限られたスペースや時間の中で、端的に何かを伝える必要がある時にコピーライターのスキルは役立つような気がします。
他にもこんなのあるんじゃない?と思いついた方、教えてください。
今後の仕事の参考にさせていただきます。
ではではまた!
(おわり)
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